【感想・ネタバレ】松井さんはスーパー・ルーキー（１）のレビュー

詠里

[ああ · ★★★★☆]

紅一点かと思いきや

男ばかりの草野球チームに女子野球でプレーしてきた女の人がチームメイトとして加わったことから始まるお話の第一巻。

草野球チームのスーパーラッキートータスに所属する長嶋はその日試合のために足りない人員補給のために呼んでいた松井という人を待っていた。
当然男が来ると思っていたところになぜか来たのはユニホーム姿の女性。
ソフトボールの試合のために来ていた人が場所を間違えたのかなと思っていたら彼女は口を開いた。
「人員補給のために参加させてもらう松井真尋です。」と。
長嶋もチームメイトも混乱しているが試合時間が迫っていたためそのまま彼女を入れてゲーム開始。
相手チームもかわいらしい助っ人の存在にナメきった態度と笑顔だった。
そんな雰囲気の試合に不安になる長嶋。
その不安からかバットを振ってもボールが当たらず三振になってしまう。
その後バッターボックスに入る松井。
相手ピッチャーも変に手加減して面倒なことになるよりいつも通りにした方がいいと思いボールを投げた。
そしてそれを松井はうまく打ちセンターを超えていった。
守りが前に来すぎていたため間に合わず松井はセーフに。
チームも久しぶりの勝利に打ち上げがものすごく盛り上がった。
話は松井がなぜこんな男ばかりの草野球チームに来たのかに移行。
松井曰く人を探していると。
離婚して出て行った父親か生き別れの兄弟かシリアスな話かと思えば、好きな人がいてその人が運命なんじゃないかと思い、まだどこかで野球をしているかもと思って探しているらしい。
不思議ちゃんといった感じの松井にそれはそれで盛り上がる一同。
長嶋は飲みながらもっと重い話かと思ったがそれはそれでヤバいと思った。

男ばかりの中に女の人がいるといろいろ気を使ったり面倒なことになりそうでいやになりそうだけど松井の性格や長嶋をはじめチームのみんながそれなりに彼女をリスペクトしているからそういう方向にならないのはとても良かった。

[テーザン８ · ★★★★☆]

スーパールーキー

稲村亜美のような完璧なスイングを持つ草野球チームのスーパールーキー、松井さんの話。
初恋の人（おそらくはサイドスローのピッチャー？）を探す為に女子クラブを蹴って男子の野球に混じる。まだまだ謎が多いですが、楽しめそうな内容です。