1.以前、国富論を読んだのですが挫折したことがあります。今になってもう一回挑戦してみたくて入門書のこれを読みました。
2.本書はアダムスミスが唱えた「国富論」をわかりやすくした解説書です。国富論とは、国がどのようにして栄えていくのかを理論にしたものであり、最終的には国民が栄えるためには政府はどのよ
...続きを読むうな方針を打ち出すべきかを述べた本です。
現代では国富論は大きな誤解をされることが多いです。本書では国富論に対する誤解を解きたいこと、そして「課税負担は富裕層に多くなるのが自然」ということを伝える目的で書かれています。
3.確実に蝕まれている私達国民にとっては知っておかなきゃいけないと思いました。ただお金がないと嘆くだけでは簡単ですし、政府が悪いと批判していては始まりません。
何がどう悪いのかを解明し、自分自身が今を変えていかなくてはいけません。正直なところ、今の政治に日本を変えるちからはありません。だからこそ、私たちが稼いでいかなくてはいけない、声を上げていかなくてはいけないと思います。ただ、声を上げると言っても選挙で投票するだけでは何の意味もありません。
お金の流れを理解して自分が活動することが大切です。本書を通してお金の流れをざっくりですが理解できたこと、理想の流れとはなんなのか、アダムスミスなりの意見が少しでも理解できたことがとてもよい学びでした。あと数回読んで原典に行きたいと思います。