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Posted by ブクログ
元国税官僚の著者による、徴税システムから世界の歴史を紐解く面白い試みであった。
封建的な徴税請負人制は国の滅亡に必至であることなど、徴税システムに関し日本も含め古今東西恒久的な法則があることを主張している。
第一次大戦以降は貿易や国家間決済に題目を移し、ケインズの「バンコール」構想を紹介しつつドルを主軸通貨とすることの不自然さを説いている。
末尾で、タックスヘイブンの台頭による各国の徴税システムの歪みを指摘し、「現代はフランス革命前夜に似ている」と説く。本著は2015年の執筆で、それ以降パナマ文書の流出等を契機として是正が図られているところである。世界的な徴税システムが変化しつつある現況において、著者の最新作にも当たりたい。
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