大村大次郎のレビュー一覧

  • 世界で第何位? 日本の絶望 ランキング集

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    客観的なデータを示したうえで、著者が分析を加えており、問題のありかを示している点で読みごたえあった。それだけに、タイトルがネガティブなのはもったいないと思う。

    日本の公共事業費がGDPに占める割合は3.7%で、主要先進国の中で最も高い。しかし、環状道路の整備率は、海外の主要都市では100%近いのに対して、東京は47%。下水道普及率は地方の県で低く、徳島県は19%、和歌山県は29%。電柱は先進国にはほとんどなく、地中に埋められているが、東京の無電柱化率は8%、大阪でも6%。

    政治家は、自分を支持する建設土木業者のために公共事業を誘致しようとするため、その業者が得意な公共事業ばかりが予算化され

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    2025年07月18日
  • 脱税の世界史

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    100円で買った本。世界史の出来事で、あれは脱税が原因だったんだよ、と説明してくれる本。

    すぐに思い出せるのだけで言うと、中世ヨーロッパは国の徴税権よりも、キリスト教会への納税の方が権力が大きいので、納税者を集めるために、海外へ布教しに行ったとか。

    イギリスには古い家には窓が無いのは、窓に税金がかかってたからとか。ビートルズは収入の90%を税金で持ってかれてたとか。ボストンお茶会事件は、もともとアメリカが宗主国の英国への脱税してた原因だったとか。アメリカ人は今でも紅茶よりコーヒーが好きなのはそれが理由だとかね。

    なんか、、、面白い本だった。この著者の本他にも読んでみたいかな。

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    2025年06月08日
  • フリーランス&個人事業主  確定申告でお金を残す!元国税調査官のウラ技 第11版

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    確定申告の基礎と、様々な節税テクニックを紹介する本。

    著者が元国税調査官だけあって、非常に実践的、かつ分かりやすい。
    直近の事例にも対応していて、とても質の高い本だった。


    中でも最も大切だと思うのは、
    「税務署の言う事を鵜呑みにするな」
    ということ。

    税務署員は必要最低限のことしか教えてくれない。
    「こうすればもっと税金が安くなるよ」といったアドバイスはありえない。
    なぜなら彼らの仕事は、より多く税金を取ることだから。

    なので税金を下げたければ、自分で調べて、自分で権利を行使する必要がある。
    これが日本の仕組みである。


    他にも
    ・青色申告のメリットとデメリット
    ・減価償却
    ・消費

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    2025年05月19日
  • 本当は怖い税金の話 元国税調査官が書いた 知らないと損する裏知識

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    「財務省が日本の政権を握ってる」、「お金持ちほど税金を納めていない」というような言葉は耳にしたことがあるが、実際にデータを用いられると説得力がマシとても現実味を帯びた。

    一見、貧富の差を減らす目的に見える相続税だが、それ自体にも抜け穴があり、貧富の差を是正するという本来の意味は果たせてない。やってることは、大金持ち達を除いた、中所得層と低所得層の間の少しばかりの貧富の差の是正。そして、貧富の差の拡大に拍車をかける消費税。
    どの税金も恐ろしいと感じるほど、多くの知識を得られたのは大きいが、それと同時にこの制度は一生続くんだろうなーという不安は募った。
    サラリーマンとしては、少しでも節税を心がけ

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    2025年05月15日
  • 脱税の日本史

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    「脱税」という切り口で日本の歴史を俯瞰していて大変興味深かった。特に織田信長と武田信玄の比較は面白かった。

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    2025年03月15日
  • お金の流れでわかる世界の歴史 富、経済、権力……はこう「動いた」

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    お金という発明を通じて、人類は富や財産の価値をいかに永続化し、運搬や交換を容易にし、総量以上の価値をレバレッジしようととしてきたか。国家の栄華と衰退が本テーマではあるが、それに止まらず、人類のお金に対する探求や工夫の歴史が学べて面白かった!

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    2024年12月06日
  • お金の流れで探る現代権力史 「世界の今」が驚くほどよくわかる

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    第二次世界大戦後からの世界近代史における国家間の動きは「お金」の流れで説明、分析できる。という発想で著された歴史書。要するに人間を動かす源泉はカネであり、経済であり、富であるということ。

    2016年出版のため、コロナやトランプ大統領登場、最近のウクライナ、イスラエル紛争には触れていないが、そこに達するまでの伏線を知っておくにはうってつけの本だ。

    中国の経済成長は、資本主義と社会主義のいいとこ取りとアメリカとソ連との適度な距離感のおかげ。タックスヘイブンは、かつての大英帝国による負の遺産。などなど、ざっくりと歴史を知ることができる。

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    2024年12月06日
  • おひとりさまの老後対策(小学館新書)

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    なかなか分かりやすく、いい本だと思いました。これを40代の時に読んでいれば、もっと投資に力を入れてたのにと悔やまれました。

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    2024年11月19日
  • 脱税の日本史

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    これは圧倒的に面白い! 大化の改新の理由なんて、単なる史実だけ覚えていたけれど、当時の朝鮮の状況、国費・軍事力増強の必要性、国内基盤の課題と、税に関わる視点で捉えると辻褄があって、妙に納得した。
    武田信玄と織田信長の違いなども、今まで知っていた歴史情報を、更に別の視点から見直すことができた。面白くて一気読みしてしまった。
    おすすめです!

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    2024年09月01日
  • お金の流れで見る戦国時代 歴戦の武将も、そろばんには勝てない

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    日本の戦国時代は世界の大航海時代とほぼ重なる。
    南蛮貿易はキリスト教の布教とセット。
    九州の戦国大名たちが次々にキリスト教を許可したのは、日本には鉄砲に必要な鉛も火薬もなく外国から買うしかなかったから。

    信長がやった土地改革は土地こそすべての武士にとっては受け入れ難いほど革新的なものだった。
    つまり、土地はあくまで天下のもので武将たちは土地を与えられるのではなく、単に管理者だった。本能寺の変の理由もここにあるのかもしれないとは面白い仮説。

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    2024年07月13日
  • 知らないと損する給与明細(小学館新書)

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    これは良書です。税金、年金、保険金とここまでまとまった本は中々ありません。もっと早く読んでおけば随分損をしないで済んだと思います。現行法に合致した改訂版の出版を望みます。

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    2024年03月26日
  • お金の流れでわかる世界の歴史 富、経済、権力……はこう「動いた」

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    国家衰退や、戦争発端には共通の原因があることを学んだ
    世界史は先行してなかったが、教科書に書いてあることを別の視点で見ると違った受け取り方になることを学んだ

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    2024年03月05日
  • お金の流れでわかる世界の歴史 富、経済、権力……はこう「動いた」

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    だだ世界史を勉強するよりよっぽど分かりやすいと思いました。
    地理と経済と歴史全部絡めて世界年表作ったらとっても楽しいことになるのではないかと思います。
    こんな自由研究したかったなー

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    2023年08月02日
  • サラリーマンのための起業の教科書(小学館新書)

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    20230122


    サラリーマンの起業のための教科書

    元国税局の著者による、起業する時に役立つお金や制度についてのお話し。

    起業する前に肩慣らししよう

    得する税金の話

    知らないと損する社会保険


    忌々しい消費税との関わり方

    法人成りは超美味しい

    賢くお金を調達しよう


    読めば読むほど、この国では総所得の半分は税金や社会保険として徴収されていることをあらためて認識。

    とにかく無駄に税金を払はないためにも、起業してしっかりと仕組みを勉強する事が少しでも損しないために必要と実感させられた。

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    2023年01月22日
  • 経済危機の世界史 あの時“お金”はどう動いたのか?

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    本書は有史以来の「経済危機」をピックアップし、詳述し、その対応と結果を学ぶことで今後起こりうる経済危機にいかに対応すべきかを検討するものである。取り上げられた「経済危機」は災害から、戦争、疫病に至るまであらゆる原因で起こったものを対象としている。昨今、コロナ危機やロシアによるウクライナ侵攻を起因とする物価高、物流網の混乱、エネルギー価格の高騰などあらゆる経済危機が押し寄せている。その中で歴史を学ぶことによって世界は経済危機をどのように克服し、どのような結果に至るのか予見可能性を高めようと手に取った。そのような中で人類は度重なる危機に接し、知恵を振り絞り対応してきたことが見て取れた。一方、現在進

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    2022年11月03日
  • 超訳「国富論」―――経済学の原点を2時間で理解する

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    1.以前、国富論を読んだのですが挫折したことがあります。今になってもう一回挑戦してみたくて入門書のこれを読みました。

    2.本書はアダムスミスが唱えた「国富論」をわかりやすくした解説書です。国富論とは、国がどのようにして栄えていくのかを理論にしたものであり、最終的には国民が栄えるためには政府はどのような方針を打ち出すべきかを述べた本です。
    現代では国富論は大きな誤解をされることが多いです。本書では国富論に対する誤解を解きたいこと、そして「課税負担は富裕層に多くなるのが自然」ということを伝える目的で書かれています。


    3.確実に蝕まれている私達国民にとっては知っておかなきゃいけないと思いました

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    2022年10月16日
  • お金の流れでわかる世界の歴史 富、経済、権力……はこう「動いた」

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    非常に面白い。
    戦争や国の興亡を経済、お金の流れという側面から切り取って説明している。新しい見方。
    第二次世界大戦が「イデオロギーの対立」ではなく「帝国主義経済の崩壊」の戦争だという視点が新鮮だった。知らないことだらけ。勉強になる。
    しかし中世以降の欧米の強欲っぷりは酷いな。特にイギリス。まさに黒歴史。
    あとがきの、「富裕層が税金を逃れ、中間層以下が重税に苦しむのは国が崩壊する時にありがちなパターン」という部分がドキッとさせられる。

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    2022年09月30日
  • お金の流れでわかる世界の歴史 富、経済、権力……はこう「動いた」

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    経済から見る世界の歴史は、歴史の本質を理解するためにも、もっと早くから学ぶべきと改めて感じた。
    戦争だけでなく、宗教や人種問題、国の成り立ちや国境、植民地など、ぼんやりと理解していた事がクリアになり、知識欲が刺激された。

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    2022年08月31日
  • お金の流れでわかる世界の歴史 富、経済、権力……はこう「動いた」

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    元国税調査官ならではの視点なのかな。学生の時、政治経済って科目あったけど、どこか現代史のようで、世界史や日本史とは切り離されていた。
    世界史や日本史は、政治というか国家の栄枯盛衰が中心。その背景まで迫ることはあまりなかった。
    でも、ナポレオンのあの強さやヒトラーが支持を集めた理由など必ず財政的な背景があったはず。そんな切り口が新鮮で楽しめました。

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    2022年06月23日
  • お金の流れでわかる世界の歴史 富、経済、権力……はこう「動いた」

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    各地の反映・衰退などから、世界史の流れが本当に理解しやすいと思えた。
    王族・民族の流れや、君主制云々なども分かりやすかった。

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    2022年04月03日