大村大次郎のレビュー一覧
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元国税調査官が戦国時代のお金の流れを研究。
室町幕府は直轄領が少なく経済的にも常に困窮していたと言う話は応仁の乱関連の書籍でも触れまた、明との勘合貿易で儲けることが出来ず、有力守護大名に、安く売ったりみたいな話があったり。
織田信長の桶狭間の戦いを石高で見た時にそこまでの圧倒的な兵力差でもないこと。むしろ、経済的には信長の方が潤っていたという話は興味深かった。
武田信玄の国政の苦労話。上杉謙信や毛利元就が信長に匹敵するほどの経済基盤がありながら、後塵を拝した理由なども面白い。
戦国の世も現代も、この世の沙汰は金次第と言ったところでしょうか。 -
Posted by ブクログ
元国税調査官の大村氏によって書かれた、お金の流れの観点から見た、私の好きな戦国時代の解説本です。現在もそうですが、戦国時代も「お金=経済力」が力を持っていたのですね。
この本では、日本の頂点の近くまで上り詰めた有名な大名の「懐具合」について解説されています。お金を得るために、多くの大名が採用した、増税・関所の増設をする代わりに、織田信長のとった「楽市楽座」、この点は今までの本にはあまり積極的に触れられていませんでしたが、当時力を持っていた勢力(寺社、堺等)には多くのお金を出させる等、織田信長の経済改革センスの凄さを改めて感じました。
西日本の大名がなぜ、キリスト教を容認していたか、豊臣秀吉 -
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今まであまり持っていなかった歴史の視点。
経済で見る戦国史はこんなにおもしろいとは思わなかったです。
経済的な考えからすると織田信長の先見性や独創性の凄さが
あらためて分かり、ただ周りがその発想になかなかついていけない。
本能寺の変もそのことが原因で起こったと考えれば
すごく腹に落ちます。
織田と武田の力の差も単純に合戦だけを眺めていても気が付かないことばかり。
織田は勝つべくして勝ち、武田には1滴も勝つ見込みがなかったことが
はっきりと分かりました。
元国税調査官の視点で見るとまた違う戦国史があり
それは今にも引き続いていることだというこ -
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最近「パナマ文書」という言葉をニュース等で聞くことがありますが、断片的な情報しかなく何のことか分かっていませんでした。ただし、パナマ文書では、多くの人が取り上げられていることは知っていました。
そんな私にとって、この本は「パナマ文書」を暴露した法律事務所、タックスヘイブンはなぜできたのか、そのバックには英国がいること、日本人がなぜ他の国と比べて少ない理由等、知らないことが満載でした。凄い世界があるのですね。金持ちがより富むわけが少しわかった様な気がしました。
また、長年疑問をもっていた、世界の基軸通貨がポンドからドルに代わった経緯(p80辺り)を初めてこの本で知ったことは私にとって大きかっ -
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今年から相続税が上がって、これまで相続税とは無縁だった人も対象になる可能性が大きくなって、巷には、相続税対策と称して、悪質な商法が現れてきているので、要注意ってことです。
まぁ、これまで対象にならなかった人が、これから対象になるからといって、そういう人の税額は大したこと無いので、あんまり気にしなくて良いってことのようです。一応、細かな節税方策についてもいくつかありましたが、気になる人は要チェック。
これまでも対象であったような人の相続対策の最強アイテムは、以下の通り。
小金持ちの場合・・・都心に330m2以下の豪邸を購入して、家族と同居
大金持ちの場合・・・「財団」を作る
どちらも、縁 -
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今回初めての確定申告をやることになり、全く知識がないから情報収集の為この本を手に取りました。
税金を納める国民と脱税を取り締まる国側が居るのはいいんだけど、どっちも人。
自分が得することを考えて脱税をするのは国民も国も変わらないんだなと思った。
自分は払う側だからこっち目線で書くけど、
国の為に税金を納めてると思ったら
その取り締まる側の国税のトップがその地位を盾に脱税をしていて、
そんな倫理もクソもないとこに金なんか払ってられるか、なんて思ってしまった。
しかし脱税はいかんので、やれる限りの節税はしたいなと思いました。
もっと勉強します。