大村大次郎のレビュー一覧
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東芝、シャープ、トヨタ、タカタはアメリカでシェアを広げ過ぎて、しっぺ返しを食った。
海外で工場を作る事は技術の流出になるし、国内には利益をもたらさない。
国際収支の過度な黒字は決して善ではない。外貨準備率がとても高いという事。国内の物価が上昇してしまう結果になる。
今の日本に必要なのは経済成長ではなく経済循環。賃金格差が広がり欲しいものが買えない人が増えている。そして国内需要が減り、経済も縮小している。循環していない証拠。
輸出を増やすのではなく、消費を増やすことが大切。
賃金を上げて、社会保障も充実させる事で安心して消費できる社会になる。 -
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数か月前(2017.3)に読んだもので、本棚を整理して発掘した本です。元国税調査官の大村氏による本で、今までも何冊も読んできています、数か月前に彼の本を数冊まとめて読んだときのものですが、タイトルにある「金持ち」「やばい」「資産形成術」の3単語に反応して、この本を手に取りました。
私が思っている「金持ち」も初めからそうだったわけではなく、数々の工夫の積み重ね、効果的なことを長年続けてきた結果として、普通の人たちとの差がついたのだと思います。
何気なく過ごしていると、10年20年と、すぐに経つことを痛感しています。何か目標を持ってやると、1年でも大きく変化しますし、それを数年続けていると、自 -
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「金持ち」「禁断」「蓄財術」というキーワードに魅せられて手に取ってしまった本です。この本を書かれたのが、元国税庁の役人さんで、今までに何冊も類書を読んできているという事実も、読もうと思った理由でもあります。
金持ちの定義として、自分で出入りするお金をコントロールできる人としていて、主に中小企業や小規模企業で、株主や銀行に気を遣う必要のない人としているようです。
確かに、本の中にはお金持ちが具体的にどのようにして、脱税をするのではなく、合法に節税をしているのかが書かれています。個人事業主としてではなく、株式会社化する、会社から給料をもらう、会社の会議費・福利厚生費・経費として利用する方法が書 -
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元国税調査官の著者が、国税庁(国税局、税務署)の組織、出世のパターン、仕事内容などの実態を明らかにしている。
「脱税の手口とその摘発」など、実際の国税職員の仕事ぶりが垣間見れるのは面白かった。国税組織の体育会系の雰囲気もよくわかった。節税情報は国民にあまり告知しない一方で税金の取り過ぎは黙っているという税務署の実態や、税務調査と政治家の関係なども、驚きあきれることではあるが、興味深かった。
一方で、本書には主観的な記述も多いが、著者は、国税局に10年間いただけなのに、どこまで国税庁全体の実態に熟知しているのだろうか、という気はした。特に、キャリア制度批判は、ちょっと皮相的で、単なるルサンチマン -
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今回もいくつか、税金を払わない手が紹介されています。誰でもできるものではない手であることが、大村さんの本の特徴です。
タワーマンションで節税、相続税対策にアパート経営、というここ数年の2大節税策についても書かれています。でも、もう今の時点では、しっぺ返しを食らっている人が大分いるはずです。
この本では、「公益財団法人」が登場します。そして、自分が死ぬときだけ資産価値が少なくなる保険商品の存在にも触れられています。
真似する本ではありません。相当お金がないと、そこまでしてまで節約すべき税金がありません。
なるほど、そういう手があるのか、と、手元にお金があったらどうしたらいいか知るために最 -
Posted by ブクログ
この本のタイトルをインターネットで見たときには驚きました、何かの間違いとも思ったのですが、著者が私がこれまでに何冊かお世話になってきている、元国税調査官の方が書かれているので根拠はあると思い、中身を見ないで購入しました。払っていない税金は、2009年間から5年間にかけての「法人税」(p13)でした。
世界販売台数が4年連続世界一のトヨタなのに、どうゆうカラクリで法人税が逃れられるかが書かれています。また、驚くことに、トヨタが得をした税制改正が4つも(消費税、研究開発減税、海外子会社の配当金非課税、エコカー補助金)がある(p15)というのも驚きでした。
日本ではトヨタが行っていることは、ほか