大村大次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書を読んで、日本という国は決して洗練された民主主義国家などではなく、力で幅を利かせる顔役が跋扈する、原始集団だったのだな、ということを妙に納得した。それは諸外国が洗練されている、というのともちがうんだ。たぶんね、そこに至るにはどの国にも歴史があり、うまくいったりいかなかったりを繰り返して今がある。顔役が跋扈する原始社会というのは、べつに揶揄しているわけでもなく、一面ではどの国でもそうなのだと思う。ただ、そこを日本人は、少なくとも俺自身はもう少しあるべきものに沿って、それぞれのポジションにいる人ががんばっていて、支え合っていると思ってたんだけどね。そういうものが全否定されたわけではないものの、あくまで部分的だったのだね。
日本のGNPが下がり、労働生産性が低いのは、起業が工場を海外に移転したから。その結果、技術が海外に流出し、国内の賃金は安く据え置かれた。そのあたりは、90年代以降の経営者、そしてそれを後押しした為政者の間違いだろう。
こうすればこうなる、ということが、数字を使ってわかりやすく説明される。けっこう説得力あったな。役人の天下り先となる特定法人と開業医を病巣の中心としてあげてはいたけども、それだけではないだろう。
自分自身が考え、生きのこる算段をしていかないとね。 -
Posted by ブクログ
お金は色々な意味で好きだし経済をもうすこししっかり勉強したいけれど、経済の本を読んでも、基礎知識が無くてほとんどついていけない。(というよりつまらなく思う)
そんな経済音痴のワタシでも判る程度に噛み砕いて、昨今の世界情勢を経済の動きから解説してくれる本。
普段から、グローバルなニュースに注目している方にはひょっとすると物足りない内容なのかもしれませんが、そうでもないその他大勢の方には、「え?そうだったの」と新たな発見も多いかと。
例えば、中国の新疆ウイグル自治区の問題は、圧倒的な国土と人口を持つ漢民族による少数民族に対する弾圧のように思い込んでいましたが、実際、圧倒的なのは人口比(漢民族が92%、その他8%)であり、国土の方は逆に65%が漢民族以外の少数民族による自治区で占められているということが示されます。
「ファクトフルネス」じゃないですが、中国という大国に対する思い込みがあると、事実関係がわかりにくくなる。
実際のデータを見ると、中国が少数民族を経済的に抑え込もうとする、必然的な理由が見えると本書は教えてくれます。
一般的な新書のボリュームということで、前提知識もそれほど必要なく、アメリカと中国の最近の危うい関係や、世界地図の大まかな形(もう少し踏み込むと地政学)、中東のいざこざのざっくりとしたニュースなんかが頭に入っていれば、それなりに理解できる内容です。それでも、普段日本国内のニュースにしか触れる機会の無い人には、新鮮な切り口ばかりで刺激にはなるでしょう。 -
Posted by ブクログ
1859年に、アメリカのペンシルバニアで世界で最初の大規模油田が発見された。その後、アメリカは各地で大規模油田を発見・開発し、世界最大の石油産出国となった。第一次世界大戦では、戦闘機や戦車、潜水艦が導入され、それらの動力として石油が用いられたが、連合国側の石油のほとんどをアメリカが賄った。
1945年2月、アメリカのルーズベルト大統領とサウジアラビアのイブン・サウド国王は極秘会談を行い、サウジアラビアは石油取引の決済を全てドルで行い、アメリカはアラブの王国が他の国や勢力に脅かされた場合は、軍を出動させて守るという確約をした。
東西冷戦中のアメリカは、軍備増強と西側陣営内の国々への支援などで財政が逼迫していたが、冷戦の終結によって、さまざまな経済的負担が大きく削減され、西側陣営の国々に強権的にモノが言えるようになった。
中小小売店の保護などを目的に、一定面積を超える出店を届け出制で規制していた大規模小売店舗法は、トイザらスが計画していた新潟市への第1号店出店の見通しが立たないままになっていたことから、1990年の日米構造協議において撤廃を要求されたため、翌1991年に、それまで大型店の出店を扱っていた商業活動調整協議会を廃止する改正法が成立し、各地で大規模なショッピングセンターの進出が進むこととなった。
1990年、日本は赤字国債の発行ゼロにして財政の健全化を達成していたが、史上最悪の財政赤字に苦しんでいたアメリカから内需拡大を要求されて、海部内閣は10年間で430兆円の公共事業を行うと約束した。これは、村山内閣の時に630兆円まで上方修正され、財政赤字の原因となった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ元国税局調査官の著書だけあって税金の記述が詳しい
・月12万円を収入が下回ったら下回った分だけ生活保護費が貰える。夫婦2人18万円
・生活保護受給者になると
社会保険料が全額免除(掛け金不要)
医療費不要、住民税不要、固定資産税不要、NHK受信料
お金は半月分の生活費しか持ってはいけない。車も持てない(条件有り)、生命保険も解約必要 家は持てる
申請するのは、家賃を払えなくなった時がベスト(住民票)
・定年1年目に海外に住めば住民税を払わなくていい
・大学で格安の生涯学習セミナー開催 一流の講師
・主要国の個人所得税負担 日本は極端に少ない
7.2%という数字はまやかし。アメリカ裕福層は日本の7倍取られている。(経済規模2倍)
・裕福層で最も多いのは32%の開業医 流行っていないのに収入は多い 自民党に巨額献金をして優遇税制を勝ち取っているから。つまらない高血圧の治療などで税制上の優遇処理有り 診療報酬の72%を経費として認められる。
・億万長者も月収62万円の人と同じ社会保険料で済んでいる。改正したら、年金の財源問題はほとんど収束
・2,000万人の非正規雇用の人たちが生活保護受給者に移行してしまうととんでもない事態になる。 -
匿名
購入済み読んでよかった
副業でそれなりの稼ぎがあったので、確定申告をする際にこの本を読みました。
やはり払う税金はできるだけ減らしたいので、多少スレスレなところもありますが、税務署目線でのセーフなラインというのを把握して、うまく節税ができました。