大村大次郎のレビュー一覧
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国税調査官をしていた大村市だからこそ書ける本から得られる情報は、私にとっては有益なものばかりです。今年(2025)3月末に出版された最新作の本で、私が読むのはこれで42冊目となります。昨年定年を迎えてサラリーマン生活を終えてしまいましたが、この本には会社に勤務しながらも税金を減らすことができる情報も載せられています。最も、私が自分で行なって最も有効だった「不動産投資」については詳細には書かれていませんでしたが。
税金は、払っていないと催促されますが払い過ぎていても通知はありません。税法の存在や変更、その意味するところを知っているのと知らないのでは、人生においても大きな差をもたらすことをこの本 -
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脱税に着目して日本史を振り返る、タイトル通りの1冊。
織田信長の延暦寺焼き討ちの理由は脱税の摘発だったり、武田信玄は重税に重税を課す悪魔だったり、戦国武将は戦いの功績ばかりに目が行きがちなので、徴税という内政の解説は新鮮で面白かった。
後半は現代史にも踏み込み、竹中平蔵氏の住民税脱税疑惑世襲議員節税スキーム、トヨタの消費税還付金など。
今でも節税対策と称してさまざまな方法が流布されている。もちろん制度の中で行っていることだと思うけれど、なんだかモヤモヤするところ。ドラゴン桜の名台詞「社会のルールってやつはすべて頭のいいやつが作っている それはつまりどういうことか……そのルールは頭のいいやつ -
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ネタバレ「お金の流れ」「経済」を起点に歴史を解説する本。
・国の栄枯盛衰には一定のパターンがある。
└徴税がうまくいっている間は富み栄える。
└しかし、役人たちが腐敗して賄賂などをしだすと、国家財政が傾く
└それを立て直すために、重税を課すと民からの不満が爆発しする
└そのようにして国内で生まれた対抗勢力、または外国からの侵略者によって、その国の政権(王)が滅んでいく
・官僚組織は巨大化するほど腐敗しやすくなる
・ユダヤ人は世界中にネットワークを持っているので、商売がうまい
・また、ユダヤ人の国というのが数千年間なかったので、ピンチの時に助けになるお金の必要性が高かった
・通貨としての先駆けは紀元 -
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大化の改新や明治維新では、朝鮮半島の脅威を背景に中央集権と税制改革が進められ、その後は対外的な戦いへと向かう流れが繰り返されてきたことが印象的でした。
後半も面白い。
何故日本は世襲議員が多いのか?
政治団体は無税で国税の管轄外。
政治団体というシステムは政治家の相続逃れの格好のスキームになっている。
政治団体から政治団体への寄付は天井知らずで無税
個人から政治団体への寄付は年間2000万まで無税。
世襲が極めてしやすい土壌になっている。
ちなみに日本の衆議院の23%は世襲それに対してアメリカイギリスは7%ドイツは1%以下とのこと。
日本の政治家の質が何故低いか理由何わかった。 -
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・ビートルズのメンバーが創業したアップル コア社が話題に挙げられているのだが、そのアップル コアが現在のGAFAのAppleになったという記述は間違いだと思う。参考 wikipediaの「アップル対アップル訴訟」
・税金をちゃんと徴収できていない国は崩壊する。ローマ帝国、元、フランス ブルボン朝
・消費税の逆進性。この本の著者は消費税には否定的。
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「外国企業にとって、中国の経済特区は非常に美味しい『タックスヘイブン』だったからです。中国の経済特区の法人税の税率は 15%程度でした。当時の先進国の法人税率は 40 ~ 50%程度ありましたので、この低税率だけでも十分に美味しいもので -
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起業したいと思っていたわけではありませんが、会社の同僚との雑談の中で「事業主だったら中古の良いクルマを乗り継いで節税できる」みたいな話についていけず、起業について簡単に書かれていそうな本書を購入。
自動車の耐用年数は6年ですが、中古車の場合は購入時点の残りの耐用年数で取得原価を割って経費にできるので、高級中古車が売れているみたいです。
そのほか、正規の帳簿が必要だが有利な青色申告と簡易な記帳でよい白色申告の違いや、個人事業主(フリーランス)と会社(法人成り)の違い、各種税務申告についても知らない知識をたくさん得られました。
会社にかかる税金は法人税をもとに決められるので、まず法人税を節