【感想・ネタバレ】脱税の日本史のレビュー

あらすじ

元国税調査官が日本史にガサ入れ! 古代から現代まで庶民は税金に苦しんできた。そして歴史的な事件の背景には脱税が絡んでいた。税金で読み解く源平合戦、織田信長による比叡山焼き討ちは寺社の脱税が原因、二宮尊徳も脱税していた! 明治の財閥の脱税事情など目からウロコの日本史の意外な真実がわかる一冊。

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Posted by ブクログ

「脱税」という切り口で日本の歴史を俯瞰していて大変興味深かった。特に織田信長と武田信玄の比較は面白かった。

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2025年03月15日

Posted by ブクログ

これは圧倒的に面白い! 大化の改新の理由なんて、単なる史実だけ覚えていたけれど、当時の朝鮮の状況、国費・軍事力増強の必要性、国内基盤の課題と、税に関わる視点で捉えると辻褄があって、妙に納得した。
武田信玄と織田信長の違いなども、今まで知っていた歴史情報を、更に別の視点から見直すことができた。面白くて一気読みしてしまった。
おすすめです!

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2024年09月01日

Posted by ブクログ

脱税に着目して日本史を振り返る、タイトル通りの1冊。

織田信長の延暦寺焼き討ちの理由は脱税の摘発だったり、武田信玄は重税に重税を課す悪魔だったり、戦国武将は戦いの功績ばかりに目が行きがちなので、徴税という内政の解説は新鮮で面白かった。
後半は現代史にも踏み込み、竹中平蔵氏の住民税脱税疑惑世襲議員節税スキーム、トヨタの消費税還付金など。

今でも節税対策と称してさまざまな方法が流布されている。もちろん制度の中で行っていることだと思うけれど、なんだかモヤモヤするところ。ドラゴン桜の名台詞「社会のルールってやつはすべて頭のいいやつが作っている それはつまりどういうことか……そのルールは頭のいいやつに都合のいいように作られてるんだ」が思い起こされた。

調べてみると『脱税の世界史』もあるらしいので近いうちに読もうと思う。

あと、戦時中の愛犬家たちに精一杯のありがとうを伝えたい。ナイス脱税!

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2025年05月15日

Posted by ブクログ

大化の改新や明治維新では、朝鮮半島の脅威を背景に中央集権と税制改革が進められ、その後は対外的な戦いへと向かう流れが繰り返されてきたことが印象的でした。
後半も面白い。
何故日本は世襲議員が多いのか?
政治団体は無税で国税の管轄外。
政治団体というシステムは政治家の相続逃れの格好のスキームになっている
政治団体から政治団体への寄付は天井知らずで無税
個人から政治団体への寄付は年間2000万まで無税。
世襲が極めてしやすい土壌になっている。
ちなみに日本の衆議院の23%は世襲それに対してアメリカイギリスは7%ドイツは1%以下とのこと。
日本の政治家の質が何故低いか理由何わかった。

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2025年04月23日

Posted by ブクログ

P.236『海外を使って税金を逃れるというわかりやすい例に、竹中平蔵氏の住民税脱税疑惑があります。』
P.238『ただ、この脱税疑惑は、当時の小泉内閣の人気もあり、うやむやになってしまいました。』

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2025年02月14日

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