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「肉を食って何が悪いのか」、恐るべきブッダの教えの真実。「わざわざ苦しいことはするな」「誰だって自分が一番かわいい」「この世には聖も俗もない」。悟りとは「すべてを超越すること」ではなく「超越できない現実」をうけいれること。 無駄な畏敬の念を持たずにお釈迦様の真実に迫る! (それにしても寺社や僧侶の脱税の多いこと!)
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Posted by ブクログ
筆者は学者でも宗教者でもなく元国税庁のライター。僧侶達の私利私欲脱税を見てきたので畏敬の年など無しにフラットな視点で書いている。どこまで事実に基づいているかは不明で著者の私見が多くあるが読みやすく納得できるポイント多し。 以下メモ •仏典はブッダの死後200〜300年後に書かれかつ時流に応じて改ざん...続きを読むされてきている。(聖書にも通じるが)しかも年々人々に厳しくなっている。 •苦行信仰や超能力信仰ジャイロ教(バラモン教)の教えが混じった物では?苦行信仰も超能力信仰もそもそもブッダが否定している。 •常人には絶対にできないような苦行や戒律を掲示する事で寺や僧侶を奉ろうとしてきたのでは? •解脱や輪廻転生もバラモン教由来では?という主張。確かに仏教の核と思うこだわり(執着)を捨てるという思想と解脱による救いにズレを感じるのはそもそもべつの思想だからこそなのか?
元法人税担当調査官による、現代仏教批判及び初期仏典からの読み解きの提案 わざと不敬的、攻撃的であり、また「…であるはず」という論調が多く、 専門家ではないからこその独自の解釈を進めているが、 個人的に共感できる部分が少なくない。 苦行信仰、超能力信仰は、バラモン教やジャイナ教の影響であって、本来...続きを読むの仏教では否定している。 スッタニパータの第四,五章を読むべき。
釈迦の教えからジャイナ教やヒンドゥー教と重複する部分を取り除くという斬新な手法だが、かつて中村元氏も同じことに取り組んだようだが、その結果があまりに平凡で宗教的でなかったから公表しなかったのではないかと著者は推察していた。 宗教本にありがちなややこしさや理屈っぽさがなくて、さらっと心地よくて爽快だっ...続きを読むた。
著者による最古仏典スッタニパータ等の分析解釈によれば、ブッダは究極のお坊ちゃまにしてバックパッカー、そして祇園精舎は自分探しの若者のたまり場、「厳しい苦行を放棄し否定する」ことで悟りを開いたと言う。 ブッダを後付けの神格化された虚像ではなく、生身のダメ人間として見る。 この歳にして、世は流転し永...続きを読む遠の所有など有り得ない、棚ぼたも無い、とても苦行には耐えられそうもないということは、朧気ながら解った。 (俺はブッダか、遅すぎた悟りか) 要は、「偏狭な価値観に染まらず、人生は自分で判断しなさい」ということらしい。
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ブッダはダメ人間だった
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