大村大次郎のレビュー一覧
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元国税調査官だけあって、現場でどう対応するか?
というのが、知識ではなく、様々なアイデアを提案して、
その中から 節税の方法を 指南する。
税金に関して、正面切って取り組んでいるおもしろい 本だ。
税金とられているけど、実際は 税金は無駄遣いが多いので、
できれば、税金をかしこく納める事が必要だと言う。
何故無駄遣いするのかと言えば、他人の金だからだ。
脱税が成功する 3つの要素は、
「不特定多数の客を相手にしていること」
「領収書がいらないこと」
「現金収入であること」
税金とは、あくまでも 申告で成り立つ。
そのために、修正申告もある。更正となれば、税務署の指示である。
しかし、税務 -
Posted by ブクログ
この本の著者は元国税調査官の大村氏で、今までは金持ちの人たちの資産形成方法等を解説する本を私は読んできました。お金持ちの思考方法は、私のような一般人とは違うのだなと感じています。その彼による、現代世界史の解説版です。
今まで多くの本において現代史を読んできましたが、それと比較して特徴的なのは、出来事を「お金の流れ」の観点から解説してあることです。
お陰様で、なぜ二回の世界の世界大戦が起きたのか、それまで争っていた、ドイツとフランスが仲直りをして、EUの基礎をつくれたのか、覇権を失ったイギリスは、どういう方向に向かったのか。今、問題になっている、タックス・ヘイブンを作ったのは大英帝国であり、 -
Posted by ブクログ
日本は高額所得者に優しく、中間以下の所得者に厳しい。
これが率直な意見だ。
これはあとがきにも記載があった通り、中間層以下が税金に対して疎く、高額所得者は非常に機知に富んでいる上、政府に対しての影響力が大きいからだろう。
そんな中で、この本は「税金をいかに安くするか」を考える意味で非常に有意義なものだった。
保険を例にあげると、生命保険と国民年金保険を別個で加入すれば、それぞれに税控除が受けられるというのも、全く知らなかった。
医療費控除も含めて、勉強になった。
折しも来週から確定申告が始まる。
株関連で税務署に行くのだから、これを機にもっともっと勉強してやる! -
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ネタバレ前作は事業者向けであったが今作は個人事業主やフリーランサー向けなので,毎年確定申告している僕には大変役立った。
なかなかこういう視点で節税を説明している本は少ないと思う。しかも元税務署員が書いたというのが面白い。
内容もわかりやすくて◎
盗難,自然災害,は(実費-5万円)が所得控除
住宅ローン減税は所得控除ではなく,税額控除
確定申告の原価参入の判断というのは本人の基準なので,明確な反対材料がない限り認められる。
母親の社会保険料を支払っていることにすれば,所得控除となる
生命保険,個人保険年金,介護医療保険はそれぞれ8万円まで所得控除(MAXで12万円の還付が可能)
地震保険料は5万 -
Posted by ブクログ
筆者は学者でも宗教者でもなく元国税庁のライター。僧侶達の私利私欲脱税を見てきたので畏敬の年など無しにフラットな視点で書いている。どこまで事実に基づいているかは不明で著者の私見が多くあるが読みやすく納得できるポイント多し。
以下メモ
•仏典はブッダの死後200〜300年後に書かれかつ時流に応じて改ざんされてきている。(聖書にも通じるが)しかも年々人々に厳しくなっている。
•苦行信仰や超能力信仰ジャイロ教(バラモン教)の教えが混じった物では?苦行信仰も超能力信仰もそもそもブッダが否定している。
•常人には絶対にできないような苦行や戒律を掲示する事で寺や僧侶を奉ろうとしてきたのでは?
•解脱や輪廻転 -
Posted by ブクログ
相続対策について大まかな内容を理解するために、本書を読みました。情報としてはやや古い部分もありますが、基礎的な理解を深めるには十分有用でした。
読後に強く感じたのは、学校教育において税や相続に関する実態をもっと教えるべきだということです。私はアラフォーですが、これまで相続対策について真剣に考えたことがありませんでした。しかし、親が元気なうちにこそ、相続について話し合う機会を持つことがとても大切だと痛感しました。
また、本書を通じて得た最大の気づきは、相続に関する知識ももちろん重要ですが、それ以上に「家族の関係性」が何よりも大切だということです。相続が“争族”にならないためにも、家族間の信頼