大村大次郎のレビュー一覧
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著者は元国税調査官だったという。
それぞれの日本の歴史の中で、会計の果たした役割について述べている。
確かにこういう発想は大事だ。歴史の教科書ではこういうことは教えていない。
しかし、何をどう考えても重要な考え方のような気がする。
戦国時代は当然に戦乱の世の中だった訳であるが、戦争には莫大な金がかかる。
それは誰が負担をしていたのだろうか。
どういう仕組みで経済が回っていたのだろうか。
そういう風に歴史を見たことがなかった。(これは盲点だ)
貨幣という仕組みがあろうとなかろうと、食べていくためには誰かが食べ物を作らなくてはいけない。
それは当然に農民であるが、それでは食べ物を作らない者たちは、 -
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歴史は元々好きですが、最近では事件の詳細よりも、なぜその事件は起きたのか、なぜ特定の武将のみが領土を広げ、最終的には天下統一を達成することができた仕組みを知る方に興味を持つようになってきました。
それを知る手がかりを与えてくれるのは、今回読んだ本のように経済・会計の切り口からみる歴史です。素晴らしいのは、この切り口は特定の時代だけでなくどの時代にも当てはめることができるようなので、通史を学ぶ時だけでなく、現代の問題点を考える上でも有益であると思われます。
多くのことが変わってしまった2020年でしたが、読書の素晴らしさだけは私にとって、コロナ前後でも変わらなかったと感じています。
以下は -
Posted by ブクログ
あんまりこのような本のレビューをアップする方はおられないかもしれないとは思いますが、せっかく読んだ本なのでアップしておくこととします。
なんだかこのような本を読んでしまうと急速に現実を見てしまうような気がしていて、正直避けておったところが大きいのだが、自分の年齢的にも親の年齢的にもそろそろ現実と向き合わねばならない時が近づいているなと昨今感じ始めており、「超基本」としての本でまず勉強しようとこちらを購入した。
「超基本」をいったん、押さえておけば、こと本当にそういう事態となってしまった際には、最新本を購入して最新の知識が抑えられればある程度の対応はできるんだろうな、と思い、やはり「わからな -
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ネタバレ元国税調査官の書いた土地と財産の扱い方の歴史解釈。今までは、領収証の話など仕事上の知見を生かした本が中心だったようだが、今回のこれは、日本人の土地の捉え方に関する画期的な著作。
要は、テーマ別日本史なのだが、元国税調査官が、徴税の歴史を振り返ったところに、オリジナルの視点がある。
結局、土地と財産の関係は、為政者と民の間の関係と言える。
土地は、国有か私有か
財産を、国はどう取り上げるか。
政権が、どれくらい中央集権的かによって上記が決まってくるが、実は、大和朝廷が、その意味で最も際立ったこと、つまり土地の私的所有の禁止を行ったというのは、興味深い。