大村大次郎のレビュー一覧
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・ビートルズのメンバーが創業したアップル コア社が話題に挙げられているのだが、そのアップル コアが現在のGAFAのAppleになったという記述は間違いだと思う。参考 wikipediaの「アップル対アップル訴訟」
・税金をちゃんと徴収できていない国は崩壊する。ローマ帝国、元、フランス ブルボン朝
・消費税の逆進性。この本の著者は消費税には否定的。
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「外国企業にとって、中国の経済特区は非常に美味しい『タックスヘイブン』だったからです。中国の経済特区の法人税の税率は 15%程度でした。当時の先進国の法人税率は 40 ~ 50%程度ありましたので、この低税率だけでも十分に美味しいものです。それに加えて、中国の経済特区は「工業地帯」として非常な好条件を備えていました。まず土地代が非常に安く、工場用地などが整備されているということ。そして、何より人件費が先進国に比べて、 10 分の1以下で済みました。
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中国の場合は、生産拠点として使えるうえに、タックスヘイブンのように税金が安かったのです。 「理想的なタックスヘイブン」といえました。この経済特区は、たちまち多くの外資系企業を呼び込み、中国経済をけん引 するようになります。中国は、その後、徐々に経済特区を拡大していきました。」
「この二十数年の日本では億万長者が激増している一方で、国民全体の収入は低下し深刻な格差社会が生じました。特に子供の貧困率は、OECDの平均よりもはるかに高く、 34 か国のうちから 10 番目という惨状となっています(2014年)。そして、この格差化が日本社会に閉そく感をもたらしています。この格差化の大きな要因が、税金政策にあるのです。現在、日本の税収の柱となっている消費税は、実は不公平の塊なのです。」 -
Posted by ブクログ
起業したいと思っていたわけではありませんが、会社の同僚との雑談の中で「事業主だったら中古の良いクルマを乗り継いで節税できる」みたいな話についていけず、起業について簡単に書かれていそうな本書を購入。
自動車の耐用年数は6年ですが、中古車の場合は購入時点の残りの耐用年数で取得原価を割って経費にできるので、高級中古車が売れているみたいです。
そのほか、正規の帳簿が必要だが有利な青色申告と簡易な記帳でよい白色申告の違いや、個人事業主(フリーランス)と会社(法人成り)の違い、各種税務申告についても知らない知識をたくさん得られました。
会社にかかる税金は法人税をもとに決められるので、まず法人税を節約する=費用を増やすことが重要だそうです。日本の会社全体の7割は利益が出ていないという話は驚きました。 -
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何となく独立に興味があり個人事業主のお金に関する本を探していて読みました。
フリーランスのお金に関する本は何冊か読んでいるので個人事業主向けの内容で目新しいものはあまりありませんでした。
経費に絞って書かれている分、他の本の様に開業時の手続きや青色申告など書き方を図解付きで教えてくれたりはしないのでフリーランスのお金周りを知りたい人は2冊目に読む感じでいいと思います。
一方、会社で経理をやっていてそこそこ発言力のあるポジションの人には面白いのかもしれないです。企業の節税方法ってこんなにあるんだ。人員不足の昨今、企業が福利厚生に力を入れる理由が分かる気がしました。 -
Posted by ブクログ
多くの人がかかわるであろう税金について網羅的にまとめられている。
タイトルの通り、表として一般的な知識だけでなく、裏側の実情だったり、裏技みたいなものも載っていて非常に勉強になる。
ただ、広く浅くのことしか書いていないので、例えば、実際に確定申告をしようと思ったときにどうしたらいいのかとか、フリーランスは結局どうやって節税すればいいのかなど、少し踏み込んだ部分はあまりよくわからない。
個人的にはフリーランスの確定申告や節税方法が知りたかったのでそこはよくわからなかった。
とはいえ、あらゆる税金について概要が書いてあるので、そもそもどんな税金があるのか、控除ってなに?みたいな税金初心者に対しては、非常におすすめな本。
これで全体的に学んで、そこから必要な部分を掘り下げていけばいいと思う。 -
Posted by ブクログ
元国税官僚の著者による、徴税システムから世界の歴史を紐解く面白い試みであった。
封建的な徴税請負人制は国の滅亡に必至であることなど、徴税システムに関し日本も含め古今東西恒久的な法則があることを主張している。
第一次大戦以降は貿易や国家間決済に題目を移し、ケインズの「バンコール」構想を紹介しつつドルを主軸通貨とすることの不自然さを説いている。
末尾で、タックスヘイブンの台頭による各国の徴税システムの歪みを指摘し、「現代はフランス革命前夜に似ている」と説く。本著は2015年の執筆で、それ以降パナマ文書の流出等を契機として是正が図られているところである。世界的な徴税システムが変化しつつある現況において、著者の最新作にも当たりたい。 -
Posted by ブクログ
日本の社会インフラ、医療、経済、貧富の差、少子化問題等について、世界各国とランキング形式で考察した本。
バブル崩壊、2000年代から世界における日本の位置付けが増々低下している。経済的には、未だトップランクを維持しているものの、インフラ、医療、教育等は先進国で最低レベル。アジアでも韓国や台湾よりも下位という状態だ。
原因は、景気が良かった時代にお金の使い方を誤った事、将来に向けての投資をして来なかった事、他国の状況への関心の薄さ(凄い日本と自画自賛)等々。政治が現在の問題にばかり気を取られて、将来を考えてこなかった事も一因なのだろう。
先進国最下位と言われても、そうなのかと思うが、アジア各国よりも下位と言われるとインパクトがある。(アジアでの先進国という優越感が損なわれるせいかも)
この傾向が続くと、日本は経済大国に復活することはなく、過去の資産で細々と生きていく国になっていくのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ政府債務が多く少子化が進む。日本はダメな国、という論点がある一方、「日本は世界から尊敬される国」という本も多い。一体、どっちが正しいのか。
著者の大村氏は感覚に頼ることなく、統計でその姿を浮き彫りにする。
日本の製造業が弱くなったのは海外に製造拠点を移したから。その上、賃金が上がらず、貧富の差は開いた、という指摘はうなずける。
日本経済の状況はなかなかひどいがこの後どうかじ取りをしていくのか。日本という国が今後立ち上がれなくなるように、少子化という足かせをはめられたのかも、と思うほど厳しい状況だと思う。
アメリカで中流層が搾取され、すっぽり中流層がいなくなった時期、アメリカで自己啓発本がブームになった、と聴いたことがある。苦痛の多い暮らしを送る人々に読む麻薬を与えたのか、と思った。今の「日本はすばらしい」論も同じ構図かもしれない。ひどくなる一方の日本。その絶望を少しでも和らげるために、「日本は世界一」という書籍が売られるのかもしれない。