大村大次郎のレビュー一覧
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元国税調査官の大村氏によって書かれた本です、この方の本は追いかけていたつもりでしたが、こんな凄い本を読み逃していました。今週(2020.10)ネットでみつけて、一気に読みました。
現在世界中で利用されている通貨制度・資本主義制度は、そろそろ寿命がきていて、それを置き換える必要があることがわかりました。現在使用している通貨は、借金をし続けないと=成長し続けないと維持できないのです。何もなかった時代に成長するツールとしては大変優れていましたが、成長を遂げた今では、逆に重荷になっています。
多くの人と企業が良かれと思ってやっている、経費節減による貯蓄、借金返済は、このシステムの崩壊を加速させてい -
Posted by ブクログ
日本とアメリカに焦点をあてつつ、中国や、石油産出国にも触れ、近代史がまとまっている良書です。
お金の流れで〜シリーズを読んで、これはすごい、面白いと思ったのですが、この本だけ評価数が少なく高くもなかったので、読もうか迷いました。
結果、何故これが評価が少ないのかわからないくらい面白かったです(表紙で損してると思う)。
この方のお金の流れで〜シリーズ全てに言えることですが、お金は大雑把に把握しており、細かな金額がないので、タイトルとイメージが異なりましたが、わかりやすいので問題なし。
本は、事実を分析し確かだろうと言えるものを並べた教科書タイプと、事実から個人的な見解を書いたタイプとありますが -
Posted by ブクログ
ネタバレ初めから終わりまで一気に読める面白さだった。
信長の主要な政策である、楽市楽座、升の統一、関所廃止、石高制採用などを、今までの初歩的な理由だけでなく経済学的視点から見て他の理由もあることが理解できた。
また、全ての説の根拠において、推測だけではなくその後の時代の公文書などを参考にしていて、説得力、信頼性もあるなと感じた。
信長はただ単に武力で推し進めた人だという認識があったが、商家生まれということで経済的視点を持って政策を実施していたり、意外と農民のことを考える頭脳派の側面も兼ね備えていることが理解できた。
面白かったので、他の大村大次郎さんの書籍も読んでみたいと思った。また、日本史 -
Posted by ブクログ
元国税調査官の方が経費について詳しく書かれた1冊。
経営者はもとよりサラリーマンも知っておいて損はないと感じた。
■旅行費用
①視察旅行
⇨視察地が事業に関連している。事業の一環である。
視察なのでレポートや視察記録の作成は必要。
②研修旅行
⇨社員の研修のための旅行で、事業に関連している。
名目は研修なので、研修内容、目的、レジュメ等の体裁を整えておく必要がある。
③慰安旅行
⇨いわゆる社員旅行。下記の要件を満たす必要がある。
・従業員の50%以上が参加
・4泊5日以内(海外旅行)
※家族分は経費計上不可
④個人旅行の補助
⇨社員のプライベート旅行に会社が補助金を出す。
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