大村大次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2012年16冊目。
201頁。
三省堂神保町店で購入。
≪本文引用≫
p.48
国税調査官の本質的な仕事は、実は追徴税をいかに多く取るかということなのです。国税調査官には、事実上のノルマがあり、年間に一定の件数の調査をこなし、一定の額の追徴税を稼がなければならないのです。国税庁では、通達や文書などで調査官にノルマを課しているわけではありません。が、国税庁の中には追徴税をたくさん取ってきたものが偉い、という価値観があります。
p.74
決算書は次の5つに分類できます。
1 少しでも利益を大きく見せたい〝野心的決算書〟
2 〝税金ケチり型決算書〟
3 すぐに損失を計上 -
Posted by ブクログ
【レビュー】
著者の書く本で外れはないと思う。一読の価値あり。
・『つぶれる会社にはわけがある』という別の著書の本(すでにレビュー済)の中に、本書と同じ言及つまり日本の会社の7割が赤字である、というものがあったが、『つぶれる』のほうはそれをもって起業を悲観的に論じていた。しかし本書によって、そうした赤字は税金対策として帳簿上わざとそうしているにすぎないとの指摘をもらい、膝を打った。やはりいろいろな本を読んで比較しないといけないことがよく分かった。
【特記事項】
●決算書の誤り①利益の過少計上=脱税②利益の過大計上=粉飾決算
・国税庁は①のほうに関心がある。なぜなら②の場合は税金を返さないといけ -
Posted by ブクログ
かなり、実用的な本だった。衝撃的なほど目新しい話しは無かったけれども、そもそも経理処理に必要な領収書の体裁など、知識としてまったくよくわからない分野のことだったので、書いてある話題一つ一つが、とてもタメになった。
たしかに、理由さえちゃんと説明がつけば、ほとんどの項目は経費として計上が出来るというのは納得で、その理由の付け方にはかなり感心させられた。
書かれている内容は、ちゃんと説明出来るような形式を整えるべき、などというシンプルなことだけれど、こういうノウハウがあるとないとでは、大きな違いがあると思う。
しかし、実際には、この知識は、会社員の場合には活用する機会はほとんどないだろうから、対 -
Posted by ブクログ
苫米地英人氏の本では信憑性が薄く、事実と推察と誇張が入り混じるため如何せん陰謀論に寄ってしまうが、同じ日米間のお金の流れを歴史的経緯から見ていくという点で共通していても、本書の方はよりエビデンスに信憑性がある。
検証まで自分でしてはいないため妄信はできずとも、「お金の流れに着目する」という視点の重要性を改めて感じさせる。
一見、誰々が悪い、という善悪二元論に陥ってしまいがちだが、国家の舵取りは変数が多く、一概に良し悪しを断定できない。
結果を見て、こちらは比較的悪手だった、と評価はできようが、だからといって歴史にIFを突き付けられない。
為政者というのは、その時々において、得られ得る情報を得