すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
死者と一度だけ再会できる──そんな不思議な設定なのに、物語の空気はとても静かで、日常のすぐ隣にある“気づかないままのファンタジー”にそっと触れられるような一冊でした。
読み始めたら止まらなくて、一日で読み切ってしまうほど引き込まれました。
辻村深月さんの作品はいくつか読んできましたが、日常の中にひっそり潜んでいそうな不思議を扱う物語が多くて、今作でもその魅力をじっくりと堪能することができました。
登場する4つの物語では、それぞれが違う理由で“もう一度会いたい人”を思い浮かべます。誰がどんな想いを抱えているのかは、ぜひ予備知識なしで読んでほしいところです。
「本当に望んでいたのは何だった -
Posted by ブクログ
リーガルサスペンス「御子柴弁護士シリーズ」の第3作。
恩師が殺人容疑で逮捕されたことを知った御子柴が弁護に乗り出す。立ちはだかる難敵は検察官でも裁判官でもない意外な人物だった。判決の行方はどうなってしまうのか・・・
3作目まで読み終えた時点で、本作が最も読み応えがありました。
「緊急避難」という扱いにくそうな刑法テーマを巧みにストーリーに仕立て、法廷内外での主人公の活躍を描く筆は見事。型にはまらないダークヒーローが困難な状況を打破していく姿は単純に面白いです。人間ドラマの要素が強めだったのも個人的に好みで没入できました。
本作は単独でも楽しめますが、3作目として読んだ方が満足度が高いですね -
Posted by ブクログ
ネタバレついこないだまで普通にあった、女性に対する差別や性的搾取。昭和40年代に生まれて半世紀以上生きてきた過半が、そんな中で生きてきたので、油断するとついついその時のまま考えたり感じたり、下手すると発言しそうになる。
この小説では、そういう下手うった昭和世代やその名残のまま生きてきた男が、自分のやってきたことの因果応報でとんでもない目にあっていく。まぁ、自業自得やな…でも、俺かて描かれているような極端な行動はしてなくても、言動の節々できっと「サイテーなおっさん」と思われているんやろなぁ…。
もうそこは、そうやって生きてきた総括として、腹を括らなしゃーないんやろなぁと諦めているが。
長岡友梨奈で -
Posted by ブクログ
「私のほしいものは、子供の形をしている。けど、子供ではない。子供じゃないのに、その子の中に全部入ってる。」
なにかの形をしているけど、それを通して欲しいのは、それを持っていると苦しくても、苦しさですら周りから正当化されて世界がやさしくなるもの
私にとってのそれは子供ではなくて、向上心とか社会的成功とか成長とかそういうものだけど。
生きやすくなるために効率的なコスパのいい悩みが欲しいという自覚と重なるものがあって、「ーのかたちをしているもの」という語彙をこの本を通して手に入れられてよかった
「当たり前のように傷ついた、ことを自覚してまた傷ついて、なに傷ついてんだわたし、とまた‥トイレの個 -
Posted by ブクログ
ネタバレめーーっちゃくちゃ癒される可愛くて温かな家族愛にほっこりです( ⌯´˘`⌯)♡
特殊体質で苦労してトラウマもあるステラですが、優しい養父養母のおかげでまっすぐなとても優しい子に育ったんですねぇ......( இ﹏இ )
自分の知ってる家族の温かさを家族がなにか分からない不器用で冷たい陛下とまだ母が恋しいあどけない王太子殿下に教えてあげる、ほんとに溢れんばかりの母性と無常の愛を持って接するステラに癒されました(* ´ ` *)ᐝ
不器用だけど本当は息子と仲良くしたい陛下もすごすぎて神格化されてたことで実の家族からも孤立し孤独な幼少期を過ごしていたけれど、それがステラと出会ったことで人間らし -
Posted by ブクログ
2026/05/11
ちょっと長そうなんだよなぁ…とずっと読むのを先延ばしにしてしまっていたことをとってもとっても後悔した一冊。アイドル歌手を生み出し、その後のサポートや難題にどう向かっていくかということをマネージャーという視点から描いた本。
アイドルの裏側に焦点を当てているという共通項では、流行ったアニメの「推しの子」にも近いような感じがします。
芸能プロダクションのマネージャーを務めている桐絵は、地方のアイドル発掘オーディションを勝ち上がった真由という女の子と関わることになるのだが、この真由がワガママ放題のお嬢様。
そのオーディションで訪れていた場所の近くにあったライブハウスで歌う別の女の
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