ブックライブの高評価レビュー

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  • 幻夏

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    「犯罪者」に続く、相馬・修司・鑓水のトリオが活躍するシリーズの2作品目。
    「子供がいなくなったんです」
    興信所の所長となった鑓水の元に舞い込んだ依頼は、23年前に行方不明となった息子を見つけてほしい、というものだった。
    鑓水は調査員として雇う修司と共に、事件の調査を始める。
    一方刑事の相馬は、行方不明の少女に関する捜査にあたっていた。
    少女が姿を消した現場を訪れると、そこで「ある印」を見つける。
    見覚えのあるその印は23年前の夏、短い時間を一緒に過ごした友人、尚が姿を消した場所に残されたものと同じであることに気づく。

    冒頭からなぜ?と、一気に物語への興味を惹かれる導入だ。
    そして、少しずつ事件について明らかになりながらも新たな驚きや謎が生まれて、さらに深く、スピードを増して話に引き込まれていく。
    前作は上下2冊に分かれているが、本作は1冊にまとまっていて、テンポもより速く感じられた。
    そういったエンターテイメント性を保った上で、物語の一番の核は「司法」 に対する問題提起であるというところが、前作同様にとても魅力的だ。
    どんな展開になるのだろうとぐいぐい引きこまれると同時に、この事件の中心となる登場人物たちに対して胸の苦しさも増していく、複雑な読書体験であった。
    2作品を読んで、このシリーズは「組織」という巨大なものに対して様々なやり方で抗おうとする者たちの闘いの物語なんだと感じられた。
    だからこそ、こんなにも胸に迫る作品なのかもしれない。
    シリーズ3作品目も、心して臨みたい。

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    2026年09月24日
  • いけない

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    ネタバレ

    面白かった
    謎解き最初は難しかったけどだんだん分かってきた
    3章が1番好き

    最後の終わり方、カーと山内が仲良くなってて良かったと思ったけど写真と解説見てゾッとした

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    2026年09月24日
  • 今度こそ読み通せる名著 マキャベリの「君主論」

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    ネタバレ

    支配する側に回りたいと思うには十分

    最初は嫌われる勇気 に通ずるものがあるのではないか?と思った。
    とはいえ嫌われるというか、憎まれるようなことは本書ではするなと書いてあり、しかし変に恐れることなく力を付けたり、太っ腹に振る舞わずにケチらしくするべきだ、というのが過去の歴史を参照して書かれている。

    優しいだけでは難しいものもある。
    生き方の参考になったと思う。

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    2026年09月24日
  • だからここにいる-自分を生きる女たち

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    何と人間を魅力的に書く人だろう、島﨑さんは。知っている人はその魅力が倍増する。知らない人は、その人を知りたくなり、その人の作品や表現に触れたくなる。重信房子の章が、月並みだけども凄かった。

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    2026年09月24日
  • ブラッディダイスの殺人 下

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    最高!!ネタバレになるからまじでなんも言えないけどシリーズを読んできた人たちはみんなスタオベしてると思う。
    ミステリとしての出来でいえば私はこれまでの作品の方が好きだけど、それでもなかなかない設定だと思うし、とても楽しめた。
    7作目までたどり着くのは大変だと思うけど、ミステリ好きならぜひ最初の作品であるストーンサークルの殺人から順に読んでいってここまで到達してほしい。多分すぐ読み終わる。面白すぎて。

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    2026年09月24日
  • モンテーニュ 人生を旅するための7章

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    このダイジェスト本でお腹いっぱいになった。オリジナルのエセーを読むパワーはない、今のところ。著者はこれを翻訳したのだからとんでもないと思う。16世紀も今も大して変わらないなと言うのが感想。人類はたかが数百年では成長しない。結局のところ、それぞれが良心や誠実さをエセーや他の哲学書や宗教などから心に刻み込むしかない。こういった本が人生の羅針盤になるということかと。モンテーニュ本人のお人柄が垣間見えて、より興味深くなった。この本からソクラテスが凄く気になったのは収穫。エセーは戒律的でなく、本当にちょうど良い塩梅なんだろうな。一般ピーポーの視点なのが良い。

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    2026年09月24日
  • スピノザの診察室

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    元々、本を読むのは月1冊程度だった自分。自分のなかの読者スイッチをONで固定してくれた今作。
    久しぶりに一気読みして、出会えたことに感謝した作品です。医療、難病、末期患者、生とは死とは、重すぎず軽すぎず考えるというより、感じさせてくれる、私自身にはそういう作品です。
    本当に面白い。

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    2026年09月24日
  • 煙たい話 8【単行本版】

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    8巻も良かった!!!本当に良かった!!!!
    比奈子さんは本当に心の具現化と伝え方が上手で武田だけじゃなく、読んでいる自分にもちゃんと届いた
    この物語の、ゆっくりだけどしっかり人の心の機微を捉えて伝える構成がすごく好き
    最後の梨々子の正直な気持ちもすごく良くわかるし、9巻がまた待ち遠しい展開!!!
    有田武田宅とフラワーショップの間取り、なんだかんだ気になってたので知れてよかった(^_^;)

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    2026年09月24日
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形

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    出版業界が厳しいことはなんとなく理解していたが、本を読んで確かにそうだなと思った。
    電車の中にいて、以前は本を開いている人も多かったが今は皆スマホを見ている
    私自身もスマホでまとめ動画や、ショート動画でおすすめされている本を手に取るなど、現代の流れに乗っている。
    自分が本を読む目的は消費者か鑑賞者か。
    わかりやすい文章で読み進めるのは簡単だが、実際に読んだ人は少ないのか。特権階級の嗜好品になりつつある本だが、これからも本を手に取りたい。

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    2026年09月24日
  • スピノザの診察室

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    「人間は無力であり、世界の大きな流れは決まっている」という宿命論的な視点に立ちつつ、そのような世界だからこそ人間の努力には価値があるとする、哲学者スピノザの思想を作品の主軸に据えた、まちのお医者さんのお話。医療の本質は「暗闇で凍える隣人に、外套をかけてあげること」。最新の医療技術や過剰な診断主義ではなくて、苦しみや死を控えて暗闇の中にいる患者に、そっと寄り添い温もりを与えるような行為。じんわりと感動。思索的な生き方は、どんな場所だってできる。

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    2026年09月24日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    就活生の話なので身近な読みやすい物語。
    タイトルが表す通りなんだか裏がありそうな登場人物たちなのだけれど、一見すると普通の優秀な人たちって感じ。会話も情景も自然でリアリティがある。にもかかわらず次々と驚きの展開があり終始ワクワクしつつもそこまで不自然な演出はなく、引き込まれる物語でした。前半の160ページで物語が完結してもおかしくないくらいミステリーとして完成度が高くて、叙述トリック本で読者をミスリードする構成ではあるのですが、読者も登場人物と一緒にミスリードされるので、置いてきぼり感がないため決して嫌な感じはせず、むしろ楽しめました。

    中だるみさせるような冗長部分は皆無で常に緊張と驚きに支配される。徐々に犯人が絞られていく、でも実は違う。その繰り返し。真相が知りたくてページをめくる手が止まらない。

    人の印象はまさに文中に語られる月の表裏の話のようです。いつも僕らが見ている美しく照らされた表面、ボコボコして不細工な普段誰も見ることのない裏面。どこか一部分だけをとって全体を評価することはできないのは人間も同じで、良い面もあれば悪い面もある。それなのに、一部が明かされればこの人はこういう人と決めつける。
    SNSの一部分だけ見て人を判断する。一度の失敗でその人全体を評価する。一つの噂で人格を決めつける。僕たちはそんなことを無意識にやっています。その方が楽だから。

    でもそんな風にして評価して、その人の奥に潜む大事な善意を見逃したり、逆に悪意に気づかずにハメられたり。そういうリスクがあるということを体験させられました。良い意味で騙されつつ、最後は少しホロリとさせられる作品でした。

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    2026年09月24日
  • 革命前夜

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    友人に勧められて。
    イェンツとヴェンツェルの関係性が良かった。
    シュウジの心が脆弱なくせに頑固なところがなぜか魅力的に見えた。

    物語として綺麗に完成されていて、最後のヴェンツェルが粋すぎて!
    最初は嫌いじゃないよこういうやつ、くらいに思っていたけど、大好きに確信した。これは女を虜にしちゃうよ。。

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    2026年09月24日
  • 【小説10巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第三部「領主の養女III」

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    今回も神殿長の仕事やお貴族様としての生活…と、いろいろな事を頑張るローゼマイン(๑•̀ㅂ•́)و✧なかでも、素材採集の場面はドキドキ、ワクワクが止まらない((o(´∀`)o))

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    2026年09月24日
  • 没落令嬢、貧乏騎士のメイドになります コミック版 (6)

    ネタバレ 購入済み

    えー

    次で最終回!?
    もしかしたら今回が最終回だったの⁈
    せっかくベルナールがカッコよくなってきたのに
    アニエスとイチャイチャできるようになってきたのに〜

    #じれったい #カッコいい

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    2026年09月24日
  • 年収300万円で心の大富豪

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    ネタバレ

    人が 豊か だと思うところにはそれぞれの考え方が大きく作用するという考えに大賛成。
    何億円もの資産を持っていても、日々の生活の中で慌ただしく生きてる満足感が得られているかといえば、
    お金があるから毎日大満足という人が100%ではないと思うし
    年収300万円でもドイツ人のように幸せを感じながら毎日を生きている人種も居る。
    私も出来たら後者でありたいと思う。
    そのいろんなヒントがこの本にはたくさんあった。
    繰り返し読んで暗記したいほど好きだ。

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    2026年09月24日
  • 禁忌の子

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    面白かった。
    物語の舞台は関西の阪神間であったが、自身が大阪出身ということもあり、親近感が湧いた。物語の核である不妊治療等の医学知識を壮大なミステリーへと誘ったのは、さすが医者とも思った。医療ものの作品で、ここまでの面白いミステリーは、なかなか無いのではないかと思う。

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    2026年09月24日
  • 夏物語

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    これはたぶん、生まれ変わりの物語。ただし直線上で続いていく世界の。

    心内文がとにかく分厚い、1部がもう壮絶、鬱屈な逡巡です。比較的短いはずなのにページを容易に進めることができないほど、悩み抜かれた言葉たちが全力で迎えてきた。けど良い。
    じゃあ2部は?というと、1部ほどの重量感を感じないのにやっぱり進まない。簡単に進んじゃいけない感じ伝わってきた。ノスタルジーもあるし、やっぱり良いです。

    読む体力がない時には絶対に読めない、けど読んでどう感じたかを聞かせてほしい。って感じる作品でした。
    新作の広告や誰かの解説も入っておらず、ただ純粋な物語で全652ページの大作です。
    初めて線を引きたい衝動に駆られました。
    楽しかったです。

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    2026年09月24日
  • この夏のこともどうせ忘れる

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    ネタバレ

    言葉にならない今年ベストかもしれない。
    関係性ものが好みな人間なので、『空と窒息』が死ぬほど癖に刺さってやばかった……。他のも全部いいけど『生き残り』もヤバすぎます。ヤバいしか言ってない!言語化!!!
    市井ちゃんが篠くんに最後に殴られたのいつって訊いてみてというところがすごく印象的でそこからの二人の会話と二人がこのまま一緒にいることはないことがつらかった。篠くんが市井ちゃんとのことを完全に思い出にできたとき篠くんは幸せになれるし市井ちゃんはたぶんきっと一生篠くんを忘れられない。この!男女の!相思相愛が人生かけても交わらないこの先の未来を思うと脳が沸騰しそうになります。ありきたり?な展開と設定かもしれないけどこういうのが大好きなんだよ!!!!!!!!二人がどこかでいっしょに幸せになってほしーーー涙涙涙 それぞれの家庭環境に思うところはあるんだけど、篠くんに何がなんでも安心して眠れる環境がありますようにと願ってしまう。
    『空と窒息』のクソデカ感情が生まれる前の関係性には少し首絞めは重すぎるけど、重いが故に徐々に二人の間の湿度が高くなっていくのが良い。じりじりと汗が滲みながらどこか共犯めいてくるの読んでてぞくぞくした。可宮と香野ってこれからどうにかなるかもしれないし、全くならないかもしれないのがとてもよくひと夏の思い出にするにはあまりに罪深いものを背負って背負わせた関係性、一生味する。普通に付き合って欲しい。(おーい)
    『宵闇の山』ももう解放してあげたい気持ちとまだ受け入れられない気持ちがお互いを縛ってるし、男男も女女も男女も全て良い!!!!!!深沢仁先生の本をもっと読みたい!!!

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    2026年09月24日
  • スコッパーの女

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    初読みの作家。めちゃくちゃ面白い!!!スランプに陥っている作家がスランプ脱出のためにいろんな人に会って話を聞いたりするのだけど、適度な感じでホラー要素があったり、ちょっとユーモラスだったり、ホロッとしたり、とにかく面白い。どれも興味深く面白かった。『青軸卿』が特に好き。

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    2026年09月24日
  • ユダヤ人の歴史 古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで

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    面白い!!!ユダヤ人の歴史をたどりながら「そうだったのか!」という気付きに溢れてる。世界にはまだまだ私の知らないことがたくさんある、という当たり前のことを鮮烈に教えてくれる一冊。かつ、ちょっとした言い回しが巧みで純粋に「読み物」として再読したくなる。これは売れるわけだ…。

    序章より
    人生は組み合わせである。つまり重要なのは、何と何が組み合わさってそのような結果になったのか、ということだ。組み合わせは、巡り合わせのような偶然によって起こるかもしれないし、自ら特定の組み合わせを狙うこともあるだろう。

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    2026年09月24日