すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ上下巻に及ぶ長編社会派ミステリー、言論、報道の自由について考えさせられる。下巻は所々涙腺が緩んだ。
曳船島編では白虎の判明が明らかになり戦時中の過去が明かされる。報道の制限から始まり偽報道の蔓延、気がつけば言いたいことも言えない世の中の悲惨さの失敗から正光達が命を賭け行動に移した理由が分かり胸が熱くなる。
真実を報道する番組のメインキャスターに清廉潔白な人気者が携ることに対し、国民のコントロールが効かなくなると邪魔と判断した人間を社会的に抹消する政治家、そこと繋がる警察。リアルでも沢山あるのかもしれないと思うし報道されたことだけを信じるのではなく、そこから一歩自分で考えて意見を持ちたいと気づか -
Posted by ブクログ
ネタバレ今号も、ほっこりさせてくれる。
ホンさんたち、竜人のデザインだけでなく、ストーリーが癒し系ってのが私好みで、ますます、この作品を推せる。
塔子ちゃん(年齢的には「さん」なのかもだが、なんか、ちゃん付けの方がしっくりきちまう)とホンさんの友情も、この(2)で、ますます深まっており、これから、二人がどのように、もっと仲良くなるのか、楽しみ。
当然、この巻でも、ルーイが、色んな意味で逸脱している小金井先輩に翻弄されており、そのワタワタっぷりは実に微笑ましい。まぁ、ルーイ当竜人は、地味に命の危機を覚えているから、笑い事じゃないだろうけど。
また、この(2)では、ガテン強面系竜人のロウさんと、ド陽キャな -
Posted by ブクログ
ネタバレ当然だ、と言わんばかりに、(1)よりもクセが強くなっている、この(2)
人間としても、女性としても、生物としても、美しさが突き抜けている壇蜜さんの魅力を、ここまで露わにした漫画を描けるのは、やはり、壇蜜さんの旦那が務まる精神を持ち、漫画界の異端児たる清野とおる先生くらいなもんか。
なまじ、絵が抜群に巧い漫画家じゃ、壇蜜さんの魅力っつーか魔性、ざっくり言えば、変人っぷりは描き表せず、中途半端になっちまうだろう・・・いや、決して、清野先生の絵が下手、と言いたい訳ではありませんよ?
この(2)でも、壇蜜さんとの夫婦生活を主軸にした、奇異な日常が綴られているが、個人的に、印象に残ったのは、やはり、壇蜜 -
匿名
購入済み絵が可愛い👍
主人公が転生して、中身が入れ替わるパターンの令嬢モノのお話はわりとあると思いますが、テンポもよく読みやすいです🌟
絵もキレイ。
ギルバート様と心も通じ合う日が待ち遠しいですね!3巻も楽しみです😊 -
Posted by ブクログ
長っ、ていう文章はそれでも読みやすい。すらすら入ってくるのは著者と自分のリズムが合うからなのか、単純に口語に近いからなのか。
自身の性(とそれに付随する身体)に社会が貼り付けた役割に対して嫌悪感を抱いている緑子。女性の身体の中には、生まれる前からたくさんの卵子がすでにあるらしい。
考えは煮込まれていって反出生主義的な考えにまで至っている様子。
母・巻子は、いくつも仕事を掛け持ちして緑子を養っている。スナックでの仕事ではお酒をお腹いっぱい飲んで、客の相手をする。ママからも足元を見られて雑用まで押し付けられるが、それで給料が上がるわけでもない。決して裕福ではない暮らし。
そんな中、豊胸手術をす -
Posted by ブクログ
辛い体験をした青年サーシャが、逃げ出すように引っ越すことを決めた部屋。その向かいに住んでいたのは、90歳でアルツハイマーを患った老女タチヤーナだった。彼女はサーシャの都合など無視するように、自分の体験談を語り始める。
第二次世界大戦時、ソ連の独裁者スターリンは「我が国に捕虜はいない、あるのは裏切り者だけだ」と宣言した。捕虜となった兵士の家族までも犯罪者として逮捕し、財産を没収して強制移住させた。(ちなみに、捕虜になったソ連兵は終戦後に解放され祖国に戻っても、スパイ容疑などをかけられ、そのまま強制収容所へ送られた。)
タチヤーナの夫も捕虜となり、彼女は幼い娘と引き離され、理不尽な尋問を受け、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ洗練された緻密な描写が美しい文章、というのがこの本の第一印象だった。比喩表現や緻密な情景描写はPostludeで多用され、第一楽章からは控えめであったように感じた。これはきっと、文章のテンポに緩急をつけて場面ごとの時間の流れを表現しているのだと思い、木爾チレンさんのこだわりを垣間見た気がした。(比喩表現の多用や緻密な描写は、物語をスローテンポにさせる傾向があると私は思っている。この感覚に共感してくれる方がいたら嬉しい。)
物語の前半で、ジグソーパズルのピースがはまりそうではまらない時ような、何とも言えないもどかしさと違和感を感じ、後半でそのピースが裏返っていたことに気付くような構成に惹かれた。 -
Posted by ブクログ
ベタなラブストーリーだとナメてましたが、後半からラストにかけて嗚咽が漏れるほど泣きました。切なすぎる…
本作はラブストーリーがメインでは無いです。
テーマは、戦争が残した現代人へのメッセージ。
結局日本は負けるのに。特攻はなんの意味があったのか?
ヒロインの百合が、現代人らしくストレートにその疑問を何度も投げかける。私達読者の気持ちを代弁するように。
その答えは、最後まで読むと辿り着けます。
この小説の素晴らしさは、空襲の不安と恐怖を擬似体験できるところ。
空を覆い尽くす黒い煙と赤い炎、焼け野原になった町、苦しみでもがく人々…
凄惨な光景を、目の前で見ているかのような感覚に陥ります。
な