【感想・ネタバレ】会話の0.2秒を言語学するのレビュー

あらすじ

会話で相手と交替するまで平均0.2秒。この一瞬にどんな高度な駆け引きや奇跡が起きているのか――言語学の歴史を大づかみに振り返りつつ、「食べログ」レビューからお笑いに日銀総裁の会見、人気漫画まで俎上に載せ、日常の言語学をわかりやすく伝える、待望の書き下ろし。なぜうまく話せないのか。悩んでしまうあなたの必読書!

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感情タグBEST3

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かなり読みやすいし、書き手の人となりや言語への思いもよく表れているように感じる。
言語学の入門書というわけではなく、言語やそれを操る人の面白さ・奇妙さ・異常性といったものを伝えてくれる。

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2026年09月28日

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ネタバレ

「えーと」と「あのー」の違いが面白かった!
えーと、は言う内容を考えている。あのー、は言う内容は思いついているが、伝え方を考えているときに使うみたいなことが書いてあって、そんなことを無意識のうちに使い分けているのがすごいと思った。3歳の息子が、「あのー、あのね、あのー」っていうのは、伝えたいことがあるけど、言い方を考えながら喋ってるのか!って思った。
「うーん」は、「えーと」と似ているが、自信がないときはえーとではなくうーんと言うっていうのも面白かった。

また、小さい子が昨日や明日を間違える理由も面白かった。まず、時間という概念は理解するのが難しい。さらに、「◯年前」「◯日後」などの言葉は、過去の方を向いている(過去が前で、未来が後ろ)なのに、「過去を振り返る」「未来に向かって」などは未来の方を向いている(未来が前で、過去が後ろ)。
これは混乱するっていう話、なるほどな!と思った。

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2026年10月11日

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ネタバレ

最後の著者紹介で知ったが、著者が言語学の研究者ではなく出版社の編集者だからか、素人の私にもとっかかりやすい本であった。(本人はいびつと表現していたが)

普段考えもせずしている会話がすごいことだと思わせてくれる本であった。確かに分解してみると瞬時に意味を理解したり次に何を話すか考えているし、沈黙があると何か不都合なことを聞いてしまったかと思って追い質問をしてしまったいた。
0.2秒は計測できないほどあっというまの時間なはずなのにその時間を感覚的には理解していると考えると人間はすごいことをしていると思えた。
また興味深かったのは、えーと、あのー、うーんといったフィラーの使い分けについてだ。
たしかにえーとは伝える内容を処理し、あのーは伝え方を処理し、うーんは回答の自信のなさをあらわしているということだ。
各説明にはなるほどと思うことが多く、
今後会話の際の間やジェスチャーなどにも観察してみたいと思える本だった。

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2026年10月05日

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ゆる言語学ラジオが好きで、水野さんが書いた本ということで読んでみた(オーディブルなので聞いてみた、ですが)。ちょっとコミカルな文章で、内容もわかりやすくてとっても面白かった。一単元の量が適量で、読み進めやすいなと思いました。

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2026年09月27日

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めちゃくちゃ難しいことを私たちは0.2秒でやってんだな
あのー、えーと、の使い分けを無意識にやってるのがおもろい

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2026年09月27日

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言語学に興味を持った人の入門として適していると思います。広く言語学の知識を獲得できますし、引用文献が多数載っているので、詳しく知りたいと思った項目はそこをあたってみるのがよいと思います。
切り口が良く、自分たちが会話をするのに極めて短い時間で多くのことを考えているということに驚きました。印象的だったのは、言語によりその土地や地方の人々の考え方や文化が分かるというところ。日本人はせっかちで、ターンテイキングの時間が短いというところが面白かったです。
自分も学生時代に言語教育について学びましたが、チョムスキーの名前を見てトラウマがよみがえりました。もう一度挑戦してみようかなあ。

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2026年09月26日

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毎週聴いてるポッドキャスト、ゆる言語学ラジオの水野さんの著書。
滑らかで歯切れのよい論調と、小気味よい掛け合いで、とても興味深い話題を分かりやすく伝える。
この本は、人は会話で相手と話者交替するのに0.2秒しか要しない。それを超えると違和感が生じる。この短い時間に、人の脳はどれほどの処理をしてるのか。専門家ではないけれども専門家の力を借りながら語っている。
毎度この手の話で思うのが、なんで我々は会話ができるのか、全く理解できない、驚嘆すべきことだということ。
翻って、会話が通じるという奇跡を、心から喜びたい、ぢから人と話すのが好きなんだと。

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2026年09月26日

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ネタバレ

YouTube「ゆる言語学ラジオ」の水野太貴さん。
動画内で語る水野さんの雰囲気を頭に浮かべつつ、没頭して楽しく読めた♪
「言語学」って難しいかな…と尻込みする自分もいたけど、水野さんの文章は読みやすくてとても良かった!普段会話をしない日はないので、本の内容も自分ごととして捉えることができたのかもしれない。

一人の話者が話し終え、相手の人が話し始めるターンテイキングまでの時間が「0.2秒」…
普段誰もが意識して話しているわけじゃないのに、改めて考えてみると驚異的な「0.2秒」。
本当にすごい。

「0.2秒」の中で相手の会話を聞きながら文の構造を解析したり、意味を理解しつつ回答を推論し、自分の発話に備え、応答内容を考える言語化していく。人が当たり前のように日々行う会話を分析するのってすごい。
そして、私は第四章が最も興味深かった。
沈黙やフィラー、ジェスチャーと言った会話に不可欠な状況。
フィラー(発話の中に挟み込まれる意味のなさそうなことば)の中でも「あのー」と「えーと」の違いや「うーん」という言葉が出る時、それぞれにしっかり意味があることを改めて感じて納得。
「あのー」→「伝え方を考えている段階」
「えーと」→「伝える内容を処理している段階」
「うーん」→「課題を必ずしも解決できるとは限らない時」
話しながらどう回答しようか考えることもあるし、そんな時にフィラーやジェスチャーが言語化の助けになっているんだなとしっくりきた!

最後に、言語の面白さもだけれど、言語を通じて相手の立場を理解する水野さんの優しさも感じられた♪
流暢に話すことが難しい人、吃音がある人、ASDの特性がある人等、さまざまな人がいるからこそ、視野を広げて日常から会話できると相手にももっと優しくなれるんだろうなと感じた。
とても良い本。皆さんにもオススメ!

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2026年09月14日

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『ゆる言語学ラジオ』のパーソナリティである著者による、言語学概論であり、勉強の記録(?)

本書は切り口が面白くて、人が会話する際に話し手が入れ替わる(ターンテイキング)の間は、0.2秒しかないという。そのわずか0.2秒に、人がどういう処理をしているのかを解明するために、過去の言語学的研究を丁寧に追った習作。これがメチャクチャ多くの処理をしていて、言語学の研究の広さと深さを垣間見ることができる。

人が当たり前にしていることに疑問を持って、細かく分解していった先に何があるのか、探究好きには堪らない。

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2026年09月12日

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普段何気なく行っている会話って、実はもの凄いことをしているということを丁寧に教えてくれたおかげで、上手く話せない自分も受け入れてあげていいのかもしれないと心が楽になりました。

特に印象に残ったのは、沈黙についてです。
私は看護師をしているのですが、傾聴の技術について、「沈黙は相手が思考している大切な間なので、無理に埋めるようなことはしないように」という旨のものがあります。
本書を読んで、言語学的に人間は沈黙に対して何かしら対処したくなるものだということを知ることができ、だからこそ"沈黙を埋めないように"ということが"技術"として色んなところで言われているのだな、と自分で勝手に納得しました。

また、終章の水野さんの人文学愛に胸が熱くなりました。
私も人文学の本を読み、自分の常識を疑う機会になるな〜と思うことが多かったのですが、それを「自分と出会い直す」と表現されていて素敵だと思いました。
私の人文学の好きなところを言葉にしてくれたような感じがして、とってもありがたい気持ちです!

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2026年09月06日

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普段『ゆる言語学ラジオ』を聴いているのでずっと気になっておりこの度購入。

まず文章がめちゃくちゃ読みやすく、専門的な分野ながらに話が頭に入ってきやすかった。

会話の中で、どういう順番で人は相手の言葉を受け取り、そして返事を考え、発話するのかということが各章に分けて解説されているので、
途中で分からなくなっても前の章を読み返せばなんとなく理解できるし、いつも各章のラストに「これまで全てのまとめ」として冒頭からの説明を踏まえつつ今の章で発見したことを述べてくれるので置いていかれずに済んだ。

私も「あのー」や「なんかー」といったフィラーが出がちなのだが、この本で水野さんがフィラーについて解説してくれたので心が少し軽くなったし、
最近の世の中はスマートに要点をまとめてスラスラ喋ることが求められ過ぎているなぁと感じた。

もたついたり、思い通りに物事が進まない現象をもっと楽しみ、どっしり構えていられる人間になりたいな、とこの本を読んで思った。

それともう一つ、図らずも先日読んだ『急に具合が悪くなる』にも出ていた「人が約束や挨拶をする時、双方はうっすらと同じ未来を生きていることを共有している」みたいなことが書いてあったが、同じようなことが本書にも書かれていて、こうした体験ができたのも嬉しかった!!

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2026年09月04日

Posted by ブクログ

こちらも長らく読みたかったもの。”ゴリラ~”のときにも思ったけど、軽妙な語り口が絶妙ですな。研ぎ澄まされた言語感覚からきているものだろうけど、お見事です。しかし確かに、会話のキャッチボールって、何気ないように思えるけど実は芸術ですな。

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2026年08月20日

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Podcastでは仕事柄もっぱら「ゆるコン」の方を聞いているのですが…学問的に興味があるのは言語学なので本書を読んでみました!

読後に一番感じたことは、自分の発言に対して相手がなぜそのような反応・返答・発言をしたのかを逐一考えてみたいということです。
その発言の裏で行われた0.2秒の処理過程を考察することは、自分の発言を省みたり相手の状況を慮ったりすることにもつながります。

本書は「(会話において)200ミリ秒でターンテイキングするにはどのような処理が必要か」についてまとめたものとのことで、実際、相手の話を聞いてから発話を返すまでの処理が、体系的にわかりやすく説明されていました。
一方で、筆者も触れているように「なぜたった200ミリ秒でターンテイキングが実現できるのか」という認知能力の面は分析・説明されていません。

また、会話については自分の中でさらなる疑問も湧いてきました。
例えば、話し手として日常的に、「上手く言い表せなかった」「どれだけ言葉を尽くしても語れない」「(相手に)真意が伝わっていない気がする」と感じるのはなぜだろうか、ということ。
もちろん個人によるボキャブラリーの幅が、原因の一つにはあるはずですが、認知と言語との間には言い表せない大きなギャップがあるのではないかと思います。
認知は言語化される際に、ある程度の要素を削ぎ落とされて分類されている(アナログ→デジタルのようなイメージ)ともいえるでしょうか。
この点は、2章で触れられた単語の成り立ちとも関わってきそうです。

また、文中にも出てきた『警官は叫びながら逃げる男を追った』の解釈について。
記述文であれば間に読点を入れることで、ひとつの意味にまとめられるけど(「叫びながら」の後に読点を入れれば叫んでいるのは警官)、口語の場合、どのようにして聞き手に意味の違いを知らせているのか。
息継ぎのわずかなタイミングのほかは、前段階の会話との整合性、一般常識などなど様々にある気はします。

これらも含めて言語学に関する文献を読み込んでみたい気持ちはありますが、なかなか難解そうでハードルも高いので、水野さんまた続編書いてくれないかな〜と期待!笑

また本筋とはずれますが、言語学や哲学などいわゆる文系学問は「すでに私たちが実行しているのにそのメカニズムが明らかになっていないこと」を探求するもので、情報学や生態学など理系学問は「新たな技術を生み出すための学問」だなと思いました。
さらに文系学問で得た知見は、人同士の隔たりに対する配慮につながり、理系学問は隔たり自体をなくす(改善する)方法を模索し実現する学問だといえます。
一方水野さんはあとがきで、『人文学は「ヒト」に焦点を当て、理系学問では「ヒト」もその他物質や生物と同様に扱う』という違いを見出していましたね。
その視点にもめちゃくちゃ納得です。

ちなみに、まっっったく関係ないのですが、お笑い芸人によって「さん呼び」と「氏呼び」のちがいがあるのはなぜなんでしょうか………気になりました笑

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2026年08月15日

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会話のターンテイキングにかかる時間は平均で0.2秒しかない。その短い時間に、人は相手の発言を理解し、自分の言いたいことを組み立てている。
当たり前にやっているけれど、その中身を見ると、とっても難しいことをやっているよね、というお話。
いや、それどころか、なんでこんなことができるのか、実はまだわかっていなかったりするらしい。

会話を題材に、文や単語の意味理解、コミュニケーションに関する研究を紹介している。
なかでも印象的だったのが、文の理解には二次元構造が必要だ、という話。文や発話は一次元的に表現されるが、それを理解するとき、私たちはその階層構造(=二次元構造)を把握して理解していると考えざるを得ない。
当たり前のように日々やっている文の理解だけれど、二次元構造への分解と再構築なんてことをやっているという自覚なんてない。でも、突き詰めて考えると、そのようにしているとしか思えない。不思議。

最後の方で、好きな本である「自閉症は津軽弁を話さない」が出てきて嬉しかった。吃音まで話が広がったりして、話題の広さが面白い。

著者の本職が編集者ということは知っていたので、てっきりこの本が出ている新潮社の人なのかと思ったら、違うらしい。
どうやったら編集者の人が同業他社から著作を出す流れになるんだろう、不思議だ…
しかも、過去に別の出版社から出ている著作もあるらしい。そちらも読んでみたいと思った。

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2026年08月10日

Posted by ブクログ

当たり前のように日々行っている会話だが、よく考えてみると、相手の発話を瞬時に理解し、自然に返答できること自体が非常に高度な認知処理であることに気付かされる。本書では、その過程をわずか200ミリ秒という短い時間の中で何が起きているのかという視点から、言語学や認知科学を交えて丁寧に解説してくれる。

特に印象に残ったのは、「文は単なる語順ではなく階層構造として理解される」という統語論の話と、「人は少ない認知コストで十分に納得できる解釈を選ぶ」という関連性理論である。普段は意識しない会話の裏側に、これほど精巧な仕組みがあることに驚かされた。

また、相手に伝わりやすい文構成を意識することや、相手にとって関連性の高い情報を提示することが、分かりやすいコミュニケーションにつながるという点は、仕事での説明やプレゼンにも活かせる学びだった。会話という身近なテーマを通して、人間の認知の奥深さを実感できる一冊だった。

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2026年08月04日

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またまたpodcastゆる言語ラジオの水野太貴さんの本。
前回は子供のいい間違いで楽しくわかりやすかったが、今回は本格的。
ひとは、たった0.2秒の間に、話し手の言葉を理解し、さらに自分の言葉を用意し、
対話する。そのすごさを分析した本。
難解。
最後のほうのまとめから引用すると、
聞き手は
●文構造の解析  単語の切れ目を解析 語と語の結びつきを分析
●意味の理解   意味の検索
●語用論的な推論 イエスノー疑問か、言語行為か、、、
をして、話し手の発話を理解する。
そこから今度は自分自身が話し手となるために
●ターンテイキングの準備 自分がいつしゃべるタイミングかを計る
●応答内容の整理     フィラー(えーと)やジェスチャーで
●応答内容を文にする   相手を気づつけたり不快にしないよう
●応答          音声産出 
となる。ここまでが200ミリ秒。つまり0.2秒というのだ。

普段何気なくかわす対話も、こうして考えると、深い。
フィラー、「えーと」、「あのー」も、場面場面で適切か否かが変わる。
深い。深いぞ。

自閉スペクトラム症(ASD)に話が及ぶのがまた興味深い。
「ASDの子は津軽弁でなく標準語を話す」説。
津軽地方でもTVが発達、標準語がベースとなるが、
子供たちは、相手と近くなると津軽弁で話し出すという。
それがASDの子はいつまでも標準語のままだと。
これは考えさせられる。相手との距離が取りにくい、相手の立場で考えられない
ASDの特性を良く表している。

深いなあ。

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2026年08月02日

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著者のいうこの本の歪さというのはよくわからんかった。なぜなら私は体系的な知識を持ってないからね。

ただ、我々が特に意識することもなく行っている会話を分解してみると結構複雑なことを高速でやっているというのは非常に面白く感じた。

自分自身や、自分の属している社会を客観的に見られる機会を得るという意味でこういった人文系の本は価値があるし、その価値は体系的であることとはあんまり関わらんと思うんだよね。

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2026年06月29日

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読書に慣れていない自分にはところどころ難しく感じたが、0.2秒という早さで普通に会話が行われているという異常さが伝わった。

印象に残ったのは、「伝えたいことを言語化する上で3回も翻訳作業が入り、それは聞き手も同様である。」ということ。相手に意図が上手く伝わらなかったり、あとになってあの人の言っている意味が分かったり。そういったことが起きるのはむしろ普通のことなんだと思った。
私も著者のように、【「相手が自身の発話を正しく解読できなかった」と思うのではなく、「相手が適切な解釈にたどり着くためのいいヒントを与えられなかった」】と考えるようにしたい。

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2026年10月06日

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約1ヶ月前からゆる言語学ラジオを聴き始めたため。これは言語学オタクの水野さんがターンテイキングの200ミリ秒の言語処理に注目しまとめた本で、事実だけでなく水野さんの所感がたくさん書かれているのが印象的。

私は理系の専攻なので言語学どころか人文学(言語学、哲学、文学、歴史学、人類学などが含まれる学問 であることも初めて知りました)全般の知識がないけど、「水野さんはこの部分が面白いんだな」っていうのが分かって面白かった。とても噛み砕いてわかりやすく書いてくれているけど、その分初学者には理解し難い概念もあり、大雑把な理解で読みました。

ゆる言語でも好きなフィラーの解説では、言語化されたジェスチャーの話が特に面白かった。ある絵について説明するとき、絵や言葉だけよりも、脳内の画家と記者が対話を続けたのちに両者の落とし所を見つけることで完成品の質が上がる、というもの。自然言語の不完全性に対して、「それは視覚や聴覚のサポートありきの設計であるため。テキストベースだけでプログラミング言語よりも劣っていると判断するのはアンフェアだ」という意見がなるほどなと思った。

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2026年09月22日

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相手が喋る。
それを理解し、適切な回答を考え、言葉として発するのに0.2秒。
その0.2秒に行なっている処理を、言葉で解説していく内容なんだと思う。

偏差値が低い状態で大人になり過ごしていたせいか、本書を読み切ったにも関わらず、理解できた自信はほぼほぼない。

でも読んでいる時は、会話って凄いと思ったし、この凄さを言葉で説明する難しさにも感動した。
理解できない部分はあるものの、読んでいるその瞬間は感動や発見があり、また例えがわかりやすいので、ニュアンスながら捉えられる部分も多かった。

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2026年09月22日

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いつも聴いているゆる言語ラジオの水野さんが書いた本とゆーのと、タイトルからゆるーい内容の本かと思って読み始めたら(自分にとっては)結構難しい内容で驚きながら、把握に少し悶絶しながら読み続けた1冊

考えれば当たり前だけど会話を続けて行くのに膨大な内容をアタマは処理しているんですね。人間ってすげーわって思えました

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2026年09月21日

Posted by ブクログ

流石の水野さん。鮮やかで深いのに軽みがある。ついうっかり引き込まれてしまうので、あっという間に読めてしまう。

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2026年09月06日

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言語学に関するメチャクチャ難しい文献を、一般人がエンタメとして消化できるレベルまで落とし込んでくれている本だと思う。
本格的に言語学を学びたい人は本著に出てくる文献の方を読んだほうが良いように感じる、ここに低評価をつけている人たちはもっとアカデミックな論文を期待していたかと思うので、あくまでこの本は言語学ってなんだろ?日常会話で行われていることってどんなことだろ?レベルの人向けな気がする

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2026年09月01日

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ネタバレ

話者が交替するまでの発話を「ターン」、話者の交替を「ターンテイキング」として、ターンテイキングにかかる平均200ミリ秒の間にどんな処理が行われているのかを、言語学的な観点で調べていく。面白かった。
「相手にうまく意図が伝わらないのはしょうがない」と言っていて、安心というか、諦めというか、「そうだよな」という気持ちになった。文法やことばの意味など、伝える側の言語化も、理解する側の解釈も、かなり不安定なのだ。

言語以外の情報もある。ジェスチャー、間、声音、フィラーについて書かれている。
特にフィラーについて、「えーと」「あのー」「うーん」の違いの解説が面白かった。「えーと」は「そもそも伝える内容を処理している段階」、「あのー」は「その伝え方を考えている段階」、「うーん」は「えーと」と代替可能な場面もあるが、「話者がその課題を必ずしも解決できるとは限らないと思っているときに出る」らしい。これを息子(小5)に話したら面白がっていた。
「ことばとジェスチャーの相互配慮」、終章の「自閉スペクトラム症の子どもは方言を話さない」という部分も好き。目から鱗である。

コミュニケーションの「普通」を疑い、「言語化に対する過剰な信頼を相対化できる学問」が言語学であると持っていく。「自分と出会い直す」という言葉にはピンと来なかったけど、人文学を自然科学と比較して「ヒトを中心的な対象」とした学問で、「自分とは異なる人への理解を深められる」「自分がまったく意識していなかった常識に気づける」学問だというのに首を縦にブンブン振った。

あとがきに「この本は問いが大きすぎるのだ」とあるけど、その通りだと思う。でもだからこそターンテイキングを中心に俯瞰的に見られたのであって、興味を持った部分はそれぞれで好きに参考文献などで深めればいい。個人的には言語学の入り口として、いい本だなと思う。

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2026年08月29日

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ゆる言語学ラジオでおなじみの水野さんの初の単著.視聴していて毎度宣伝されていたので気になっていました.
「言語学する」とは書かれていますが,水野氏のこれまでの知見のまとめという感じで,ある話題が出た後にすぐ別の話題となるのであまり深く掘り下げられるわけではありません.ただ思考から発話,聞いて答えるまでの一連で,どういう言語学のフレームワークがあるのかを知ることができるので,目次として参考になります.

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2026年08月29日

Posted by ブクログ

「会話に困る人に読んでほしい」と言ってたから技術的な話が出てくるのかなと思ったけど、色んな仕組みが説明されてた感じだった。

ターンテイキングの話が面白かった。フィラー辞められないマンなので、フィラーを肯定してくれたところが1番心にきました。

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2026年08月29日

Posted by ブクログ

本当にめちゃくちゃ言語学の本だった。
理解できなかったところもあるが、終章は結構面白かったのと、あとがきで「人文学は自分と出会え直せる学問」と書いてあったのが、とてもかっこよかった。
もっと本を読もう。

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2026年08月19日

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日々自然と当たり前に会話をしていること自体に疑問を抱き、どうしてすぐに相手の意図を汲み取って返答できるのか?という問いに、作者の興味の赴くまま挑んだ著書。
日本語学的な知識もほとんど自分が、あまり何も意識せず、言葉を使い分けていることにも驚いた。
また、筆者の結論である200ミリ秒での会話速度がむしろ異常だという考え方をすると、ある意味人に寛容になれる気がする。

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

YouTubeのポッドキャスト、『ゆる言語学ラジオ』のパーソナリティ・水野氏の著書。

会話のキャッチボールは何気なく行われていますが、脳内では超高速で処理しているということが何となくわかります。ただし、言語学の話が絡むとやや難解なところはあります。

日常会話ではふつうに使われているのに、言語学の立場では諸説あり定まっていないところは面白いです。『ゴリラを植えたよ』よりはより言語学の世界に踏み込んだ内容という印象でした。

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2026年08月12日

Posted by ブクログ


会話って、思っていた以上に精密にできているんだなと驚いた。

人は会話のターンをわずか0.2秒ほどで交代しているという。1秒の沈黙でも違和感が生じるという話には「たった1秒で?」と思った。だけど、考えてみれば「えーと」「うーん」と言いながら話すのも、違和感を生じさせず、ターンを保持するための発話なのかもしれない。

「ネコ」の意味を説明できないという話も面白かった。経験から頭の中に作られた「ネコ」の集合体は人によって少しずつ違う。それでも私たちは、相手も似たものを思い描いていると見込んで話している。現実には存在しないものまで言葉で共有できて、言語ってすごい。

難しくて理解しきれないところもあったけれど、いつもの何気ない会話が興味深くなった。

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2026年08月11日

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