金子玲介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
山田がおもしろかったので
すぐ買ったのに読んでなかった
最初に読んだデスゲームが
バトルロワイヤルだから
その衝撃を超えない限り
すべてのデスゲームはくだらんと思ってて
そもそもデスゲームが好きじゃない
なのでただのデスゲームより
さらに期待を裏切る
圧倒的大群感に
読むのやめようかとさえ思ったけど
結局、途中まで気が付かなかったし
まさかの山田に似たラストとか
死んだシリーズ、なるほどって思った
まぁこんなに大群じゃなくても…
って思わなくもないけど
大群だからそうしたわけで
そのやり口は
自分は初めて出会ったから
そういうことか!ってなった
次の木村も読もうと思ったし
後半、盛り上が -
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Posted by ブクログ
ネタバレ最初は、テンポの良い会話とくだらない内容、友達を思いやる気持ちの純度が高く面白く読めたが、半分もいかないうちに、山田の過去や闇が見え始め、クラスメイトの成長とともに、変わらない山田だけが取り残されていくのは読んでいて辛かった。
でもそれが生きるってことで、みんな前に進んでいかないといけない。
空っぽならば、少しずつでも何かを詰めていかなければいけない。楽しいことだけでは生きていけいない。
和久津の山田に対する執着と、山田の死に対する執着が解き放たれた最後の一文はとても良かったと思う。
伏線が気付かず回収されていて、まさかそんな仕掛けがある内容とは思わず無防備に読んだから、ミステリーファンとし -
Posted by ブクログ
これが最後の仕事になる、の共通センテンスからスタートするショートアンソロジー。
ショートで色んな作家さんがかく中でインパクトを、となるとどうしてもドキッとするような内容に寄る。
そのなかで違う角度で楽しませてくれたのは
・半分では足りない/呉勝浩
→うぉぉーーー読み直したよ!
・闇バイト/柿原朋哉
→タイトルと違ってちょっとほっこり
・天岩戸の真実/高田崇史
→この作者さんテイスト満載
あとストーリー好きだったのは
・悪魔との契約/須藤古都離
→オチ!良き!
・魔法少女ミラクルミルキー/一穂ミチ
→ヒーローも魔法少女も辛い仕事。。。
・時効/米澤穂信
→この長さで収まる起承転結具合が秀逸! -
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Posted by ブクログ
デスゲームものは苦手なのですが
これ、実はたまたまラストを先に知って
バッドエンドじゃないとわかっていたから
ちゃんと全部を読むことにしました。
ある日、目覚めるとなぜか
石井という苗字の人間ばかり集められた場所で
デスゲームに強制参加させられていた唯。
負けた人間から本当に殺されていく
死の「ドッジボール」からはじまって
しりとりしながら段を登り
先着順で生き残れる「グリコ」
そして最後のゲームは…。
石井ばかり333人!?
最初のゲームで12人に減るのに
よく名前を考えたな!(そこかい)
その中に有一という男がいて
別の章では探偵・伏見が彼の行方を探している。
調査を進めるにしたがっ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ書き出しが『だから捨ててと言ったのに』から始まる短編集。様々な作家さんがこの一言からそれぞれの物語を紡ぐので、本当にいろんなジャンルの話が読めるのが面白い。
個人的に印象に残っているのは多崎礼さんの『海に還る』、摩耶雄嵩さんの『探偵ですから』かな。短いからこそ、その世界にスッと入り込めてわかりやすい話が好み。『海に還る』は人魚の話で多崎さんの作品らしいファンタジーな世界観が8ページにまとまっていて良かった。『探偵ですから』はとにかくわかりやすい作品で読みやすかった。短い話なのに、物語の登場人物の心情もわかりやすかったし、飼ってる犬がしゃべりだすとか少し怖い感じもするけど、主人公が助かって良か