金子玲介のレビュー一覧

  • 死んだ石井の大群

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    白い部屋に閉じ込められた333人の石井。失敗すれば即、爆発の3つのゲームで試されるのは、運か執着心かーー。14歳の唯は死にたかった。理由なんてなかった。何度も死のうとした。死ねなかった。今、はじめて生きようと思った。この理不尽な遊びから抜け出すために。
    金子さん初読みでしたが、333人の石井によるデスゲームも納得の結末。面白くて一気読みでした。

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    2025年08月14日
  • 流星と吐き気

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    恋愛の話なんだけど、語り手は想いが届いてない方で、想われてた人が次の語り手になって、という連作。5人で想いがぐるぐる。片思いを引きずって、なんていうと、イジイジしやがって面白くもない話だ!と思うタイプの私。でもこの本は吐き気って銘打ってるだけあって、狂気エッセンスが程よく効いていて面白かったです。あと、表紙が好き。タイトルのレタリングが流れるように崩れてるのと星の下の講談社が流れてるんだか、吐かれてるんだか、バランス悪いの面白いぞ。
    踏み込んだ性描写あり、中学校以上。
    「流星と吐き気」
    覆面美術作家の遥也は高校でちょっとだけ付き合っていた千瀬が忘れられない。友人の住む秋田へ作品のため星を見に行

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    2025年08月12日
  • 新しい法律ができた

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    話題作、人気の作家たちによる"新しい法律ができた"の一文から始まる短編集。同じような短編集の5冊目。めくる度にうわっ、今度はこの人か~とワクワクしながら読めます。個人的に一番良かったのは五十嵐律人さんの憲法のお話でした。
    殺人や男女関係のエピソードあり、中学校から。
    金子礼介「ルパちゃん」
    日野瑛太郎「推し活制限法」
    朱野帰子「日本国民に英語の勉強を義務づけへ」
    阿部智里「つるべを取られて」
    真下みこと「こんにちは、チャッテー」
    須藤古都離「虚法」
    嶋戸悠祐「国家殲滅フットボール法」
    多崎礼「復讐者は振り向かない」
    風森章羽「コロシヤとユキオンナ」
    名倉編「Touch la

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    2025年08月11日
  • 流星と吐き気

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    ネタバレ

    恋愛の5つの物語
    そのどれもが後味が悪く、誰も救われない話だった
    ただその分凄く引き込まれる作品だった
    長年ずっと思い続けていても、全く相手にされなず冷たくあしらわれてしまう人
    またその人は、自分と同じような人に同じく冷たい態度をとってしまう
    恋愛って勘違いしながら結局は上手く行くものという感覚をあっさり裏切られる作品だった
    よく考えると相思相愛ってほとんどないんだろうなと考えさせられた

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    2025年07月29日
  • これが最後の仕事になる

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    ネタバレ

    多分夕木春央さんの本を探してたどり着いた本。「これが最後の仕事になる」という一文から始まるショートショートのアンソロジー。これがシリーズ3作目のようだ。こういうのがあったとは知らなんだ。大好きな米澤穂信や真梨幸子のも入ってた。他にも今をときめく作家さんが多いけど、知らなかった初読みの人も。まぁこれだけの規模だからな。そしてショートショートは読みやすいけど、やっぱ印象に残らないんだよなー。インパクトにかけるというか。あと全然意味不明というか、面白くないのもちらほら。まぁ好みだからな。

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    2025年07月27日
  • 流星と吐き気

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    タイトルのインパクトから気になっていた作品。
    過去の恋愛を神格化して執着してしまう痛い部分が描かれていて、おもしろくて一気読み。
    誰もがもっているとは思わないけど、程度の差はあれ珍しいことではないと思う。
    だけどそれを相手にぶつけてしまったらどうなるのか、が読みどころ。
    自分は誰かを未だに想っているのに、自分が想われていた側と知ると気持ち悪くなる。
    一方通行の執着は相手を怖がらせるだけなのに忘れることもできないのだから気の毒。
    文章は鉤括弧がなかったり、現在と回想との間に1行も開けずに行ったり来たりして独特。
    少しわかりづらいけど、緊迫感は感じた。

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    2025年07月25日
  • これが最後の仕事になる

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    1遍6ページなので、隙間時間にぴったりでした。
    五十嵐律人さん、秋吉理香子さん、呉勝浩さん、桃野雑派さん、白井智之さん、夕木春央さん、一穂ミチさん、米澤穂信さんなどなど。
    読んだことがある作家さんの作品がいっぱいで、とても楽しめました。

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    2025年07月24日
  • 流星と吐き気

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    『死んだ○○』シリーズの金子玲介さんのの短編集。忘れられない人との再会の話。金子さんの恋愛物にわくわくしながら読み始めたが、…何か違う。身勝手な登場人物の恋愛は、純粋なようで拗らせていてうまくいかない。これが嫌愛というジャンルなのか。二人の気持ちが同じ方向に向いていないと、恋愛はこうも厄介なものになるのね。

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    2025年07月19日
  • これが最後の仕事になる

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    同じ書き出しで始める短編集。ストーリーそのものがおもしろいというよりは、作家の個性を楽しんだり、「同じ書き出しでもこれほどバリエーションがあるなんて」とアイディアそのものもを楽しんだりできる1冊だと思った。

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    2025年07月13日
  • 死んだ木村を上演

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    相変わらず今回もまんまと騙されました。
    何を書いてもネタバレしそうなので、これくらいにしときます。
    その方が木村さんも喜ぶでしょうし^_^

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    2025年07月11日
  • 新しい法律ができた

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    ネタバレ

     同じ書き出しで、25人の作家さんが25通りの物語を紡ぐ。1編が6ページほどのショートショートだからサクサク気軽に読めるし、様々なジャンルの物語を1冊で楽しめるためお得感がすごい読書時間を過ごした。

     現実の法から奇想天外な架空の法まで、ジャンルもミステリやディストピアものなど、物語の舞台も現代から近未来、果ては明治時代やアメリカの西部開拓時代まで、多種多様な設定の中でその法律が齎す思わぬ影響や人間模様が繰り広げられる。短いながらどの作品もとてつもない読み応えだった。

     法律というテーマ故か、ディストピアものとの相性が特に良かったように感じる。
     ハッとしたのは、今私たちの生きている世界は

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    2025年06月28日
  • 新しい法律ができた

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    ショートショートというものを初めて読んだ。
    なので、他シリーズは未読。

    「新しい法律ができた」
    最初の1行は全員一緒。
    なんだそれ、面白い!!!
    同じ一行から始まるのに、話の内容も展開も全く違う。面白い。

    1つ目のお話(金子玲介、ルパちゃん)が重くて、苦しくて、
    え!?これ読めるか!?と思ってしまった。
    が、作家によって内容は十人十色。
    様々なバリエーションがあるのが面白かった。
    しかし、法律が主題なので、内容が難しいものも多かった。

    塩屋験さんは(AIが小説を書くようになるが、作者は人の名前にし、人間かAIが書いているか分からなくするという話)、最後、え!?となって驚かされた

    シリア

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    2025年06月17日
  • 死んだ木村を上演

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    前半、何気ないやり取りの中に尖ったものを感じながら、後半は急展開。
    ひとつの事実をそれぞれの人の立場から見た時の見え方の違いが面白かった。

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    2025年06月06日
  • 死んだ木村を上演

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    卒業公演の練習のために集まった合宿の途中、演出を担当していた"木村"が亡くなった。自殺と判断されたが、卒業から八年の歳月が経って、その場にいた元・劇研(演劇研究会)の部員のもとに脅迫状めいたDMが送られ、同期だった4人は合宿の舞台となっていた民宿へと集まる。

    "死んだ○○"シリーズ?の三作目。
    亡くなった友人の死の真相を探るために集まった同期たち…というかなり好みの設定で、これまでの二作よりも引き込まれた。それだけに、最後の真相があっさりしていて拍子抜けはした。

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    2025年06月04日
  • 死んだ木村を上演

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    なぜ木村君は死んだのか。大学の劇研のメンバー。合宿のあの日を再現。
    理由はわからないまま話はすすみますが・・
    後半の、え?って驚く場面や、登場人物のやりとりの「」を閉じない書き方が面白い。

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    2025年06月02日
  • だから捨ててと言ったのに

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    短編なのでサクサク読めた。
    今回の書き出しテーマは『だから捨ててと言ったのに』…だいたい恋愛絡みか、夫婦関係こじらせ系が多かったように思う。
    誰に対して言っているかで、作者ごとに思い付く話が違い、個性があって面白い。
    アンソロジーは、知らない作家さんを知って、見つける機会にもなる。
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    ↓読んだ中で印象に残ったもの。

    ●良い話
    砥上裕將『母の箪笥』
    金子玲介『恋文』

    ●じわじわ来る系
    潮谷験『無理解』
    五十嵐律人『累犯家族』
    背筋『こわくてキモくてかわいい、それ』

    ●設定の世界観が独特
    黒澤いずみ『捨てる神と拾う神』
    舞城王太郎『食パンと右肘』
    多崎礼『海に還

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    2025年05月31日
  • だから捨ててと言ったのに

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    「だから捨ててと言ったのに」という1文から始まるショートストーリー集。このシリーズは全て読んでいるが、毎回色んな作家さんの作品が読めるので楽しみ。今回のもバラエティに富んでいて面白かった。
    「パルス、またたき、脳挫傷」岡崎隼人
    「海に還る」多崎礼
    「探偵ですから」麻耶雄嵩
    この3編が特に意外性があって良かった。

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    2025年05月19日
  • 死んだ木村を上演

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    ネタバレ

    気がついたら本を開いたその日に読み終えていた。
    「死んだ山田と教室」のように物語は会話で進む。
    今回は会話が被せてあって「 」の途中に割り込んで来るという手法。
    作者のオリジナルなのかな。
    慣れれば「あ、また」と思えるけれど、後半クライマックスで4人の会話がこれでもかと被されて、長過ぎて。
    「ベロチュー」がけたたましく繰り返されるのも耳障り…あ!そう感じるほどの文章力はさすがと言うべきかも知れない。

    大学の演劇研究会の仲間たちが、卒業してそれぞれの道を進み、様々な思いを抱えて生きている。
    みんなが木村君への十字架を背負っていたけれど、ラストは平和に終われてホッとした。
    当の木村君は、死んでも

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    2025年05月11日
  • 死んだ石井の大群

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    石井さんが330人集められてデスゲーム……という既視感溢れる設定なのだけれど、それを上手く活かしてるのが面白い。前作『死んだ山田と教室』といい金子玲介のこのシリーズはベタな死ネタを読み変えていく的なコンセプトなのかな?

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    2025年05月04日
  • 死んだ石井の大群

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    デスゲームものかぁ…と読み進めて最後、予想の斜め上の展開&オチで…デスゲームもので泣くとは思わなかった。
    唯ちゃんの心情の部分の迫力と緊迫感が凄すぎて読みながら心臓がバックバク……

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    2025年04月29日