金子玲介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレデスゲームものはやっぱり勢いがあっておもしろい。
『イカゲーム』しかり『バトルロワイアル 』しかり『神様の言うとおり』しかり、デスゲームものってもういろんなとこで書かれてるから、こんな評価高いのはなんでかなーと思いながら読み始め、いつもの目が覚めたら知らない空間にいて突如始まるゲームねはいはいと思ってたら…なんだこれは新しいな!
間に挟まる探偵『伏見』のパートはどう絡んでいくんだろう、石井有一は運営側?と疑問を持たせながらもたまに降ってくるファイナルウェポンとかに笑わせてもらったり…
終盤、多重人格のワードが出てきた瞬間はちょっと冷めかけたけど(双子とか多重人格とかのトリックが好きでないの -
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Posted by ブクログ
「だから捨ててといったのに」から全ての物語が始まる短編集。作者によって「何を捨ててと言ったのか」を読むのが楽しいですね。昔星新一の「ノックの音が」を読んだときのようなワクワク感があります。普段あまり本を読んでいないので、この手のタイプの短編アンソロジーはいろんな作者さんの作品を一冊でたくさん読めるのが本当にありがたいです。多分読書家の方なら、作者を伏せても「この話はこの人が書いたのかな」と分かるのかもしれないなと思いました。そういう楽しみ方をしても良いのかも。
真下みこと「お守り代わり」
五十嵐律人「累犯家族」
芦沢央「久闊を叙す」
多崎礼「海に還る」
谷絹茉優「猟妻」
こちらの5編が特に好き -
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Posted by ブクログ
学生時代 学生時代はあんな事やこんな事、沢山の思い出と感謝と懺悔で溢れています。そんな思い出を思い出しながら、最後まで楽しませてもらいました。
合言葉、これいつまで覚えてるかなって考えたら、山田から離れていった生徒たちの気持ちも少しは理解できました。なかなかな、大人な高校生、偏差値高い設定が生きてるなって感じました。
最強の席順の時点では何も疑う事なく、こんな事も学生時代に考えたなって思いました。確かに、変だと言えば変ですね。
成仏したように見せかけて、和久津と山田で学校で起きる怪事件の謎解きみたいな続編出たらいいのになぁって思ってます。
面白かったです。 -
Posted by ブクログ
「新しい法律ができた」
の一文から始まる25個のショート・ショート。
25人の作家たちが各々の世界を作り出していく。ほっこりするものやかなり作り込まれたトリックを忍ばせているもの、思わず肝が冷えるものなど、"新しい法律"というテーマをどう使うかが如実に表される。新しい読書体験だった。
「Touch law if you can」 名倉編
途中まですごく楽しい話だと思っていた。
「ある死刑囚の回顧録」 真梨幸子
最後の最後にタイトルを読むと本当に肝が冷える。あまり他人事とは言えないのだ。
「もう、ディストピア」大沼紀子
何故人を殺してはいけないか。その問いに、殺人が許容されて -
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Posted by ブクログ
話題の本は、あんまり期待しないのだが、なるほど、なかなか単純じゃなくて面白かった。
終わりがなんせ、おう。。。となる。
シャンシャンで終わらせぬ唐突ぶり。
逆に良い。
最初笑えて、後半トーンが変わって泣ける。と聞いていたが、泣けはしなかった。
が、そらそうだよね。人ってそんなもんだよね。とか、現実的な人の無情さとか、置いてかれたものの辛さはほんとないわな、とか、そしてラストの、生きる虚しさとか。
思った以上に、エンタメ話題本と思いきやの冷たさが、良かった。
大衆映画にはなりにくいな。
深夜アニメには良いかもしれない。なんとも苦しいけど。 -
Posted by ブクログ
コミカルな会話が楽しすぎ! 変態さとキュートさが交ざるアイドルミステリー #クイーンと殺人とアリス
■あらすじ
競技クイズが特技の女子高生、麻木想空と佐藤七色。クイズ大会で夢破れた二人は、謎解きアイドルのオーディションに応募する。そこには長年アイドルになれない石崎真昼、元バンドマンの志村聖来など、若い女性たちが参加していた。最終審査の孤島、帽子島に訪れる彼女たちだったが…
■きっと読みたくなるレビュー
金子先生がまたやってくれましたね~。独特の発想、コミカルな会話が楽しいミステリー。本作はクローズドサークルの孤島本格もので、さらに競技クイズや謎解きのエンタメも入ってる豪華版です。装画のイラ