あらすじ
白い部屋に閉じ込められた333人の石井。失敗すれば即、爆発の3つのゲームで試されるのは、運か執着心かーー。
14歳の唯は死にたかった。理由なんてなかった。何度も死のうとした。死ねなかった。今、はじめて生きようと思った。この理不尽な遊びから抜け出すために。
探偵の伏見と蜂須賀の元に、石井有一という人物を探してほしいという依頼がきた。劇団の主宰が舞台での怪演を目の当たりにし、その才能にほれ込んだ矢先の失踪だった。
唯と有一の身に何が起きたのか、そして二人の生死の行方はーー。
感情タグBEST3
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韓国のあるドラマに似てるな?と思いながら読んでいたら、本の中でそのドラマの名前が出てきました。最後には謎が全部解け、スッキリと読み終わることができました。この手のどんでん返しは大好きです!
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デスゲーム大好きなのでワクワク♬からの……
いやぁーーーーーーーッッ後半まさかの急展開!!!
記憶喪失も記憶障害も全て1つの原因があって、
なるほどなぁそうきたか!!!!と唸った。
有一さんは序盤わりとミステリアスで魅力的なキャラだったけれど、最後辺りはめちゃくちゃうじうじしててキャラ崩壊感ハンパなかった!笑
最終的に、修治さんが一番頭のキレる格好良いキャラだったな…
出てくる皆結構好きだったが、
あくまでもデスゲームなので
確実に減っちゃうの悲しかった…
あと蜂須賀さんちょいちょい雑音かと思ったけど、
真相に至る活躍あっぱれッッ!!!
伊達に探偵助手やってないよね☆
目を覚ました後、
これから一体どうなるのだろうか…
皆をうちに感じて、強く生きることを信じて!
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死は念願だった。
念願のはずだった。
わたしを救ってくれるのは、わたしを連れ去ってくれるのは、死だけのはずだった。
なのに。
わたしは生きている。
左手首に目を落とす。線状の傷痕が、肘の近くまで、無数に連なっている。
右手で、そっと撫でる。目をつむる。ざらざらして、安心する。
左手首の傷跡を撫でる。ざらざらする。生きている。大丈夫。
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いきなりわけも分からぬままデスゲームが開始され、翻弄される「石井」達。一方とある「石井」を探す探偵のストーリーも同時に進む。
テンポが非常に速く、どんどん進行するため興味が持続する。また真相も、想定内ではあるもののうまくまとまっており手軽に楽しめる作品。
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白い部屋に閉じ込められた333人の石井。失敗すれば即、爆発の3つのゲームで試されるのは、運か執着心かーー。14歳の唯は死にたかった。理由なんてなかった。何度も死のうとした。死ねなかった。今、はじめて生きようと思った。この理不尽な遊びから抜け出すために。
金子さん初読みでしたが、333人の石井によるデスゲームも納得の結末。面白くて一気読みでした。
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石井さんが330人集められてデスゲーム……という既視感溢れる設定なのだけれど、それを上手く活かしてるのが面白い。前作『死んだ山田と教室』といい金子玲介のこのシリーズはベタな死ネタを読み変えていく的なコンセプトなのかな?
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デスゲームものかぁ…と読み進めて最後、予想の斜め上の展開&オチで…デスゲームもので泣くとは思わなかった。
唯ちゃんの心情の部分の迫力と緊迫感が凄すぎて読みながら心臓がバックバク……
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「死んだ山田と教室」の作者の2作目。いやすげええげつない話で私の好みじゃないと思いながら読んでたんだけど、最後まで読んで納得させられた。見事です
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いきなり凄まじいひとが消えてびっくりするけど、なるほどと思わせてくれました。
こういう設定は無かったのでデスゲームで心地よく読み終われたのは初めてです
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ほんタメで紹介されなかったら、タイトル的に手に取らなかったかもという小説ですが、面白かったです。紹介された本って自分じゃ選ばなかったりするので世界が広がります。
いきなり始まるデスゲームにびっくりしますが、綺麗に謎が回収されます。個人的にはもう少しゲームのバリエーションが欲しいところです。
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タイトルからしてデスゲーム系であろう事は想像できたけど、デスゲームの目的というか、意味が一風変わっていて面白かった。
ビリー・ミリガン知ってると、あぁなるほどなって思える。
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デスゲームという事で期待してましたが、
それにしては割と早いテンポで退場していくので
どうなることかと思いましたがなるほどの結末。
いろいろとしっかり理由付けされているところは
納得できますが、少し既視感あった気もしなくもない。
とはいえ、ハマって一気読みでした。
大変読みやすく面白い。
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とある本棚を見せてもらったときに興味が湧いて登録していた本。
始まりは突然デスゲームなのか!、と思いましたが、なんかきちんと謎めいて面白かった!
だから皆、“石井さん”なのね!
引き受けた仕事は、休むにしてもできるだけ迷惑をかけちゃだめかもよ、とは思った。
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デスゲームものはやっぱり勢いがあっておもしろい。
『イカゲーム』しかり『バトルロワイアル 』しかり『神様の言うとおり』しかり、デスゲームものってもういろんなとこで書かれてるから、こんな評価高いのはなんでかなーと思いながら読み始め、いつもの目が覚めたら知らない空間にいて突如始まるゲームねはいはいと思ってたら…なんだこれは新しいな!
間に挟まる探偵『伏見』のパートはどう絡んでいくんだろう、石井有一は運営側?と疑問を持たせながらもたまに降ってくるファイナルウェポンとかに笑わせてもらったり…
終盤、多重人格のワードが出てきた瞬間はちょっと冷めかけたけど(双子とか多重人格とかのトリックが好きでないので)まとめ方は好みで、結果的に『有一の人格を統一させるためのデスゲーム』なの良かった。
作中で出てきた『バトルロワイアル 』から始まるデスゲームものはほぼ網羅してて、いきなり理不尽な状況に置かれたり、大金のために戦ったりもそれはそれでもちろん好きなんだけど、今作のようなデスゲームものは後味が悪くなくてそう言う意味でも好きな作品だった。
第2ゲームのしりとりが禁字のルールは順番の不平等を補う意味でも賢いルールだなと思った。
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タイトル 別にデスゲームとか〇〇ゲームみたいな小説のタイトルでも良かったのに、死んだ石井の大群って!センスの塊、しかも3部作って何者?慶應行ってるってやっぱり凄いなっておもいました。
しかも、オチもオチを見つける展開も面白い、ザ・エンターテイメント!いい人生の暇つぶしになりました(笑)
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死んだ山田と教室が面白かったので、こちらも読んでみました。
ありきたりなんだけど、ありきたりとありきたりがくっついて、面白く仕上がっていました。
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ある瞬間、年齢も性別も違う333名の人たちがある場所に現れた。
彼らの共通点は『石井』という苗字のみ。
突如始まるデスゲーム。ゲームに脱落すると容赦なく首が吹き飛ぶ。
そして、同時進行で探偵事務所の伏見のもとへ『石井有一』という中年の役者の捜索依頼がやってくる。
石井さんたちのデスゲームと行方不明の石井有一の捜索。
終盤で、そうきたか!と納得。
確かにそういう理由なら、全員が石井さんだったのも、この理不尽なデスゲームの意味も理解できる。
探偵事務所の助手の蜂須賀。使えない男だと思っていたけれど、最後の最後でよい仕事をしたな。
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"死んだ○○"の二作目。
集められた石井さんたちがデスゲームをさせられるというストーリー。
実は、その石井さんたちは…。
前作よりもリアリティーの無い設定でそれはそれで面白かった。
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山田がおもしろかったので
すぐ買ったのに読んでなかった
最初に読んだデスゲームが
バトルロワイヤルだから
その衝撃を超えない限り
すべてのデスゲームはくだらんと思ってて
そもそもデスゲームが好きじゃない
なのでただのデスゲームより
さらに期待を裏切る
圧倒的大群感に
読むのやめようかとさえ思ったけど
結局、途中まで気が付かなかったし
まさかの山田に似たラストとか
死んだシリーズ、なるほどって思った
まぁこんなに大群じゃなくても…
って思わなくもないけど
大群だからそうしたわけで
そのやり口は
自分は初めて出会ったから
そういうことか!ってなった
次の木村も読もうと思ったし
後半、盛り上がったから
星は3つ
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一風変わったデスゲーム物?
石井が集められるって『リアル鬼ごっこ』的な?
と思って読み始めた本作
デスゲームがくり広げられるパートと、突然消えた石井を探す探偵のパートがあり、謎が絡み合って気になり、一気読みしてしまった
ラストはこう来たかー
と、意表を突かれました
死んだシリーズ、山田は精神的にしんどかったので他の作品は読むのをやめようかと思ったけど、読んで良かった
次は木村も読んでみます
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デスゲームものは苦手なのですが
これ、実はたまたまラストを先に知って
バッドエンドじゃないとわかっていたから
ちゃんと全部を読むことにしました。
ある日、目覚めるとなぜか
石井という苗字の人間ばかり集められた場所で
デスゲームに強制参加させられていた唯。
負けた人間から本当に殺されていく
死の「ドッジボール」からはじまって
しりとりしながら段を登り
先着順で生き残れる「グリコ」
そして最後のゲームは…。
石井ばかり333人!?
最初のゲームで12人に減るのに
よく名前を考えたな!(そこかい)
その中に有一という男がいて
別の章では探偵・伏見が彼の行方を探している。
調査を進めるにしたがって
有一が監禁されている可能性にいきあたるのと
交互にデスゲームの章が入るため
早く見つけてあげて〜、となります。
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「俺の推し本」とか「ほんタメ」で紹介されていたので拝読。
いきなり最初からたくさんの石井さんの首が飛んでいくのが怖かった(泣)。
誰かが最後に「センス終わってない?首、爆発させるとか。」って言ってたけど激しく同意(笑)!
でももう「生きる」しかないんだね。有一さんには頑張ってほしい。
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最初は命を冒瀆するような、デスゲームに本放り投げようと…。いやいや意表付く設定。なるほど解離性同一性障害、多重人格。前作に続き…よく思い付くものだと感心するけど、楽しめるかというと…。
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探偵パートがちょっとまどろっこしいけど、全体的にスピード感があるところがよい。
探偵パートがデスゲームパートのメタ視点なせいで早々にオチが見えるところはあまり良くない。
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333人もの“石井”達がデスゲームで次々と死んでいくお話。
何を言っているかわか(略
デスゲームがもうちょっと頭脳戦的な内容が良かったかな〜というのとオチが想像通りだったが、抜群のリーダビリティの高さで読ませる力は感じた!
何となく「地雷グリコ」読みたくなった(汗)
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勝手に『死んだ山田と教室』の第二弾だと思ってたが、アプローチは全然違う。山田のような青春やエモさはなく、ゲームに徹するようなストーリー。でもテーマとしては両作品ともに「生きろ」というところに行きつくわけで、その辺の着地点は見事。でもこのオチが昔からよくある定番かつ苦手なタイプのものだったから「そっちかよ」とガッカリ。オチさえ違えばこのスリリングなゲーム感は面白かった。全然違うけど、なんとなく幽遊白書を思い出した。
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古い人間のわたしからすると、もうこれは新しいジャンルの小説といってもよくて、何かを思い出させるなと思ったら、それは途中で読むのを断念してしまった『地雷グリコ』だった。似てるわけではないのに。
石井という名字は、全国ランキングで30~40位くらいで関東に多い名字のようだ。
300人以上の石井さんが一か所に集められ、生き残りをかけて3つのゲームに挑戦するという話。その参加メンバーの氏名がずらっと並ぶページは、ゲシュタルト崩壊を引き起こす。
目が覚めたら首に黒い輪っかを嵌められていて、運動着のようなものを着せられている。一番最初の生き残りゲームは『ドッチボール』で、定期的に壁からボールが飛んでくる。ボールに当たった人、もしくはコートの外に出てしまった人は、嵌められた黒い輪が爆発して首が吹っ飛ぶ。もちろん死んでしまう。
石井さんたちは、なぜ自分たちがこんなゲームに参加させられているのか分からない。でも死にたくないから、血まみれのコートの中で必死にボールをよけ続けるのだ。
2番目のゲームは『しりとり』。
3番目のゲームは。。。
そのゲームとは別に、もうひとつの物語が同時進行している。そっちのほうは主人公が探偵で、劇団を主宰している彼の友人からの依頼により、いなくなった石井という劇団員を探すというストーリー。
この全く異なる世界に起こっているような話が、どこで交わり、そして終結に向かうのか。最後はなるほどなと思ったけど、実はわたし、全く同じようなシチュエーションの話を映画で観たことがある。それはとてもよくできていて、10本の指に入るくらい好きな映画なのだ。
終わり方はもちろん違う。この本の物語は終わってからまた始まるものだから。