金子玲介のレビュー一覧
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ネタバレP212
「人生って、ずっと光ってる人もいれば、どこかで一瞬だけ光る人もいるのね」
「そりゃみんななるべく多く光りたいはずなんだけど」
「最初の方に光ってあとはあんま光らなかった人と、最初のほうは光らなくてもあとのほうに光った人で、あとのほうに光った人が良い人生みたいな印象になるのは、印象だけの話であって、本質変わらないと思うのね。別にいつ光ったっていいし、なんなら光らなくてもいいし、でも人生で一度でも光ったなら、それはもう、それだけで、良い人生だと思うのね」
どれだけの本でも、それを読んで長年の蟠りが未来永劫霧散して消え去ることなんてない。
けれども、私は確かに少しだけ、過去の光を縋り抱え -
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4人の作者による短編集。
なかでも。
金子玲介「ゼリーに満たされて」
メチャクチャ面白かった!!
星新一のショート作品を彷彿とさせる!
超高度知的生命体の異星人と何をやってもダメな主人公の康太。2人の出会いと日々の生活が織りなすストーリー。
異星人のゼリ郎は自信をなくす康太対し、「康太は努力する事ができる。感謝する事ができる。それは何より素晴らしい!」
このセリフ単純だが、凄く好き。
作者の作品をみたら、「死んだ山田と教室」作者だったのね。作風好きかも!!
斜線堂有紀「人魚の骨を拾い往く」
ホラーとミステリーがバランスよくて良かった!
デビットフィンチャーの映画のような感じ!
人魚は -
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カギ括弧が重なり、真実が剥き出しになる
『死んだ山田と教室』のバカミス、『死んだ石井の大群』のデスゲームを経て、三度目の正直(?)で挑むのは、演劇サークルの面々による「再現」ミステリー。8年前の合宿で起きた木村の死の真相を、同じ場所で、同じ配役で演じながら炙り出していく構成は、シリーズ随一の本格派と言えます。
特筆すべきは、その圧倒的な「会話のテンポ」。
特に、
>「来たんだろ?脅迫状。」
>「まぁ」
>羽鳥が息を漏らす。「まぁ脅迫状ってい「脅迫状だろ、あれは」井波が語気を強め、羽鳥の声に被さる。
のように、カギ括弧を食い気味に被せてセリフの重なりを表現する手法には驚 -
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四編の短編集。どれもモヤモヤする系で読み心地はよろしくないので、この作家陣のファンとか、新しい作家探したい人とか、イヤミス系嫌いじゃない人にお勧めです。とりあえずどれも面白かったです。
「ゼリーに満たされて」金子玲介
頭に声が鳴り響き、網で助けたウサギっぽい何かは超高度知的生命体。まわりとうちとけられない、ケーキ屋の息子、小5の森康太は徐々にそいつと仲良くなっていく。そいつはゼリーが好きらしくて毎日康太の作ったゼリーを食べていた。
金子玲介さん、本当に会話文が面白いですね。最後の1行以外は結構明るい感じで楽しく読みました。
「人魚の骨を拾いに往く」斜線堂有紀
子どもも少ない離島に残る人魚の伝説 -
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【メフィスト賞】【本の雑誌が選ぶ2024年度上半期ベスト10第1位】【未来屋小説大賞第 2位】【王様のブランチ BOOK大賞 2024受賞】など、かなり話題になっていた本。
男子校のノリや空気感がおもしろく、章によってはニヤニヤしながら読んだ。でも、単行本の半分で最強の2年E組も解散して、それからどうなるのか…としんぱいとワクワクとで読み進めた。そうすると、笑いだけではなくて、成長していく周りと山田との距離感が生まれたり、山田の苦しさもあり…誰が主人公なのか分からなくなるほどに多くの人に共感した。
最後、山田は「自分は空っぽだ」と言っていたけど、空洞になってるスピーカーや教室が正に山田だったの -
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ネタバレおなじみの一行目一緒ショートショートのシリーズ。今回は初読みの作家さんが多かった気がする。特に最初の方、ロボットとかAIとかが続いて、大丈夫かいな、と思ったけど、真梨幸子さんや東川篤哉さんはちゃんと違うテイストで来ててさすがと思った。殺人が罪ではないという世界から、死刑等の罪になるという法律ができた、という大沼紀子「もう、ディストピアじゃん」は皮肉が効いてて特に印象的。面白かった。五十嵐律人「革命夜話」も違う切り口でとても良かった。敗戦後の混乱の中、食うにも困っている頃に、理想を夢見て日本国憲法を作った人がいたんだ、ということに改めて気付かされたわ。ありがたいことだ。
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前半は謎解きアイドル”Queen & Alice”のオーディションの様子が綴られ、クイズネタが読んでいて楽しい。最終審査はアイドルのプロデュースで当ててアイドルと結婚した鯨井の所有する孤島&館で開催されて、その設定も面白い。最終審査に集まったのは、高校生クイズで思わぬ予選敗退し、このオーディションにリベンジをかける想空と七色、9年間オーディションを受け続け今回がラストチャンスと考える24歳の真昼、元バンドマンの聖来ら、個性豊かな8人の候補者たち。想空と真昼が交互に語るスタイルで話は進みます。やがて、本当に事件が起こり、七色と真昼は真犯人の捜査を始めるのだが…。
会話がとてもはず -
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ネタバレアリスとアイドルとクイズと殺人?!
とにかくいろいろなものを盛り込んだ感じが否めないけど、クイズができるアイドルをデビューさせるというオーディションに参加したアイドル候補生たちとプロデューサーたちによる孤島でのオーディション。そこで行われるのはアイドルになるためのクイズ、歌唱、ダンスレッスンだったが…。
登場人物が個性的な子が多かった。基本的にはアイドル候補生の想空と真昼の2人の視点から描かれていて、それぞれの想いがわかってよかった。想空は同級生で同じくクイズ研究会に所蔵している七色とクイズへの興味からオーディションに参加する。一方真昼はずっとアイドルになりたくてたくさんのオーディションを受 -