金子玲介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ気がついたら本を開いたその日に読み終えていた。
「死んだ山田と教室」のように物語は会話で進む。
今回は会話が被せてあって「 」の途中に割り込んで来るという手法。
作者のオリジナルなのかな。
慣れれば「あ、また」と思えるけれど、後半クライマックスで4人の会話がこれでもかと被されて、長過ぎて。
「ベロチュー」がけたたましく繰り返されるのも耳障り…あ!そう感じるほどの文章力はさすがと言うべきかも知れない。
大学の演劇研究会の仲間たちが、卒業してそれぞれの道を進み、様々な思いを抱えて生きている。
みんなが木村君への十字架を背負っていたけれど、ラストは平和に終われてホッとした。
当の木村君は、死んでも -
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Posted by ブクログ
死んだ山田が居残る。
高校生らしいバカなノリでグダグダと学園生活を送る。消えるタイミングが毎回スルーされ更に居残る。
離れて行く仲間達。ただでさえ卒業したら連絡がなくなっていくんだから、得体の知れない山田からも遠ざかっていくのも当然に思える。
あんだけ個性的に見えたメンツも急激に薄くなってくる。
最後に残った和久津。こんなに山田に執着する理由は最後に明かされる。十代の感性ってこんなんだったかな。
存在意義とか生きる意味とか真面目に考えてたかもしれん。
今はそれこそ万人のようにただ生きてるだけ。なんの問題もない。
終わり方は思ってたよりアッサリだった。期待しすぎたかも。 -
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Posted by ブクログ
2026.05.14
表紙の箔が目に入り、帯文と4人の作家さんの名前で買いだ!と思った。
どの作品も比較的短いとはいえ物語にがっつりハマりこめるし、するすると読める。そして最後の一行で「え」「は?」となる。おもしろかった。
金子さんはいきなり異星人モノでびっくり。ほんわか友情話だと思ったのに。思ったのに!
斜線堂さんは「人魚伝説」。登場人物たちの心のひりひりととげとげが伝わってきて一気に読んだ。で、最後。え?いや、怖いって。
法月さんはもう、ひたすら人物相関と時系列を追った。それほど複雑ではないのに「は?」と思えて、満足。法月さんははじめましてだったけどがっつり長編を読んでみたくなっ -
Posted by ブクログ
脱線や停滞をしょっちゅう引き起こす軽くて無駄な会話が無駄なままその場に必要なものとして我が物顔で存在している空気感に、嘗ての青春(私のはあまりにもモノトーンでしたが)を思い出し懐かしい気持ちになりました。全力で向き合った結果として自分の限界を知る挫折や、大切な人たちの才能と未来を信じ想うが故に身を引く決断を下す苦しさが、欠片の衒いもなく書かれている部分にはきっと多くの読み手が共感することでしょう。人生の最初に光るより後で光った方がよく見えるのも印象だけの話で本質は何も変わらない、そもそも光らなくていいものなのだから一度でも光れば良い人生、という言葉も真っ直ぐで良かったです。個人的には現在視点の