金子玲介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
夏休みの終わりに交通事故で死んでしまった、クラスの人気者・山田。
なぜか教室のスピーカーに憑依した彼はクラスメイトと会話できるようになります。
男子高校生のわちゃわちゃな会話が、ずっと聞いていたいくらい楽しい。このテンポ感はさすが進学校、頭の回転の速さを感じます。
そして楽しい分、このままでいいのかな・山田どうなるんだろうなと思わずにいられない。まんまと引き込まれてしまいました。
クラスメイトは進級卒業、進学していきますが、山田は…
終盤は、和久津の頑張りにただならぬものを感じつつ、そこからの畳み掛けのラスト。ずっとコントのように楽しかった分、すごい余韻が残りました。 -
Posted by ブクログ
大人になると、学生時代の記憶って、不思議と××祭や部活みたいな“イベント”だけが残っていませんか。
でも本当は、くだらない話で笑い転げた放課後とか、誰かの一言に妙に傷ついたこととか、そういう名前のつかない時間こそが「青春」だったのかもしれません。
金子玲介さんの『死んだ山田と教室』は、そんな感覚を一気に思い出させてくれる小説でした。
物語は、事故で死んだクラスメイト・山田が、なぜか教室のスピーカーから喋り続けるところから始まります。かなり奇抜な設定なのに、読み始めると違和感より先に、教室の空気のリアルさに引き込まれるんです。
男子高校生たちのやり取りが、本当にくだらなくて愛おしい。意味 -
Posted by ブクログ
死んだ山田が居残る。
高校生らしいバカなノリでグダグダと学園生活を送る。消えるタイミングが毎回スルーされ更に居残る。
離れて行く仲間達。ただでさえ卒業したら連絡がなくなっていくんだから、得体の知れない山田からも遠ざかっていくのも当然に思える。
あんだけ個性的に見えたメンツも急激に薄くなってくる。
最後に残った和久津。こんなに山田に執着する理由は最後に明かされる。十代の感性ってこんなんだったかな。
存在意義とか生きる意味とか真面目に考えてたかもしれん。
今はそれこそ万人のようにただ生きてるだけ。なんの問題もない。
終わり方は思ってたよりアッサリだった。期待しすぎたかも。