金子玲介のレビュー一覧
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ネタバレかなり面白かった
「新しい法律ができた」と言う話を軸に
・AIに絡んだ近未来
・全く関係ない未来
・過去から法律ができたことにより、現代になる
・新しくできた法律の内容が分からない
といった様々な進め方を楽しめた
舞台装置としてのAIの便利さ(我々に身近だが未知のもの)と、法律はルールなので、それによって話の土台を作れる万能さに驚いた
〜特にお気に入り〜
矢野帰子先生→おとなも英語を学ばせる話。「英語介護」という考え方が面白かった
潮谷験先生→人々は、作品を楽しむときに作品の裏にいる作者と交流している。AIが作った作品だとその交流ができなくて孤独を感じる。新しい視点だな。オチも良かった。
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Posted by ブクログ
ネタバレデスゲーム大好きなのでワクワク♬からの……
いやぁーーーーーーーッッ後半まさかの急展開!!!
記憶喪失も記憶障害も全て1つの原因があって、
なるほどなぁそうきたか!!!!と唸った。
有一さんは序盤わりとミステリアスで魅力的なキャラだったけれど、最後辺りはめちゃくちゃうじうじしててキャラ崩壊感ハンパなかった!笑
最終的に、修治さんが一番頭のキレる格好良いキャラだったな…
出てくる皆結構好きだったが、
あくまでもデスゲームなので
確実に減っちゃうの悲しかった…
あと蜂須賀さんちょいちょい雑音かと思ったけど、
真相に至る活躍あっぱれッッ!!!
伊達に探偵助手やってないよね☆
目を覚ました後、
こ -
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羽鳥「うーん。自分の想定通りの舞台を作り上げるのが、演出家の仕事じゃない?」
木村「それはそうなんだけど、だったら小説を書いたり、漫画を描いたりで事足りるじゃない。演劇は、他者理解の芸術だから。戯曲を理解して、演出を理解して、俳優を理解して、お互いがお互いを理解することで、ようやく完成する芸術だから。たくさんの人生が交差して上演されるところが、僕は演劇という表現の、唯一無二の素晴らしさだと思ってる。だから、僕ももちろん演出は付けるけど、俳優には自分の哲学に則って、のびのび演技して欲しい」
「才能、ないのに、無理矢理やってきたんだよ。ない才能でっち上げて、自分もみんなも騙して、何が何だかわから -
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25編のショートショート集で、ちょっとした時間にも読み進める事ができて楽しかったです。
全て『だから捨ててと言ったのに』の一言から始まり、そのあとは作者さんによって推理物になったり、ホラーになったり、感動物になったりと、ショートショート集なのにとても読みごたえがありました。
知っている作家さんの作品には作家さんらしさが出ていて楽しめました。初めての作家さんの作品もあったので好みの作風の作家さんの他の話も読んでみたくなりました。
このショートショート集をきっかけに読書の幅が広がりそうです。
今回は第四弾目とのことで、前作も読んでみたくなりました。 -
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ネタバレ不慮の事故で亡くなった2年E 組の人気者、山田との再会を喜ぶ同級生がいる一方で、蘇るなんて気味が悪いと積極的に関わらない生徒もいて、爽やかな青春小説で終わらず生徒一人一人に生身の人間らしさがあって良かった。高校では人気者だったと認められる一方で、中学時代の同級生やバンドメンバーからは浮いていた山田。山田は山田なのに、周りの人間がその人の陰陽を作り上げている。少し態度を変えただけで変わる周りからの評価に拍子抜けすると同時に虚しさを感じる気持ち、自分の価値を見失う瞬間。自殺しようとは思わないけれどいつ消えてもいいという考えが悲しかった。
最終章は一気に畳み掛けてきて、最後に伝えられた想いと気迫に涙 -