金子玲介のレビュー一覧
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羽鳥「うーん。自分の想定通りの舞台を作り上げるのが、演出家の仕事じゃない?」
木村「それはそうなんだけど、だったら小説を書いたり、漫画を描いたりで事足りるじゃない。演劇は、他者理解の芸術だから。戯曲を理解して、演出を理解して、俳優を理解して、お互いがお互いを理解することで、ようやく完成する芸術だから。たくさんの人生が交差して上演されるところが、僕は演劇という表現の、唯一無二の素晴らしさだと思ってる。だから、僕ももちろん演出は付けるけど、俳優には自分の哲学に則って、のびのび演技して欲しい」
「才能、ないのに、無理矢理やってきたんだよ。ない才能でっち上げて、自分もみんなも騙して、何が何だかわから -
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25編のショートショート集で、ちょっとした時間にも読み進める事ができて楽しかったです。
全て『だから捨ててと言ったのに』の一言から始まり、そのあとは作者さんによって推理物になったり、ホラーになったり、感動物になったりと、ショートショート集なのにとても読みごたえがありました。
知っている作家さんの作品には作家さんらしさが出ていて楽しめました。初めての作家さんの作品もあったので好みの作風の作家さんの他の話も読んでみたくなりました。
このショートショート集をきっかけに読書の幅が広がりそうです。
今回は第四弾目とのことで、前作も読んでみたくなりました。 -
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瑞葉がクラスメイトの朝顔に誘われて結成したバンド〈さなぎいぬ〉で、4人は時に喧嘩しながらも紅白に出ることを夢みながら熱い青春を過ごしていた。
瑞葉が16から20までの5年間、キラキラして人生を楽しんでいた。
だけど、知った。
どんなに頑張っても自分には才能がないことを…。
朝顔の才能をより輝かせるためには、自分が居てはいけないことを悟る。
ずっと〈さなぎいぬ〉を続けて欲しいから。
ずっと〈さなぎいぬ〉を愛していたいから。
だけど一緒に光っていた5年は確かにあったんだ。
メンバーからひとり抜けて、その後に活躍して紅白にまで出場した〈さなぎいぬ〉を観て、どんな気持ちになったのだろうか -
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ネタバレ天才のいる女子バンドにいる凡才。
面白かったです。ストーリーとしては、正直何一つひねりのない王道の「天才に憧れ、追いつきたいあまりついに我が身を焼いてしまう」という流れで、それ以上でも以下でもないという感じです。
が、そのようなテンプレ展開で良かったのだと思います。この作者の持ち味であろう、高校生たちのはじけるようなやりとり、青春や情熱の匂いをむせるほど感じさせる筆致が素晴らしく、陳腐どころかとても心地よく感じました。主人公のこれは、挫折というより、全力でバンドのために捨て石になることを選択した青春だったのかな、など。
「死んだ山田と教室」では、正直そんな展開見たくなかったよという -
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青春をぎゅっとしたような作品。
大好きなバンドをみんなで真剣に、紅白に出るという夢を叶えるためにひたすら走った。
でも才能という壁は努力では補えなくて…
バンドが大好きな分、すごく悔しいし悲しい選択を瑞葉はしたと思う。
でもその気持ち分かるなぁー。私も同じ立場だったらそうしてたと思う。
わたしじゃダメなんだ、わたしが居たらこれ以上上にはのぼれない。
そうハッキリと自覚した時、彼女はどんな気持ちだっただろう。
それを考えると切なくて泣けてくる。
作品中に出てくるオリジナルの曲の歌詞とかすごく良くて、実際音が乗ったその曲を聞いてみたくなった。 -
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ネタバレ「青天」とは違う青春のかたち。
バンドでプロを目指す、女の子たちの話
輝き続ける仲間と、自分とのギャップに苦しむ話
ざっくりいうとこんな感じだけど。
青春中の学生にも
青春を終えて眩しかった過去を振り返る大人にも
置いてけぼりにされてしまって苦しむ人にも
色々な人に読んでほしい作品。
そして、どの視点からでもなんか「わかるな」「刺さるな」ってのがある気がする。
そして、シャングリラとか天体観測とか
平成を生きた私たちにぐっとくる選曲ばかりで
30代の私は感情移入してしまった。笑
瑞葉の気持ち、めちゃくちゃ切ない。
大好きなバンド、、、自分がいたらここで止まってしまう。
そうゆう感 -
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ネタバレ会計士の室瑞穂は、高校時代バンドを組んでいた。
でも,やめた。
そのバンドが今年紅白に出場がきまった。
瑞穂はベース担当。
同級生の三浦朝顔から誘われた。彼女はギター&コーラス。
他に顔が可愛い、柏葵はボーカル。
広瀬緋由はドラム。
4人でサイゼリアで、バンド名も決めた。「さなぎいぬ」
目標は、紅白に出ること。
幼少期にバイオリンをやってた朝顔以外は初心者だったけど、朝顔に追いつけとばかりに練習した。
コピーバンドだったけど朝顔がオリジナルソングを作ってきてくれた。めっちゃいい!!すごい!!
必死で朝顔についていった。朝顔の天才的な曲を世に出したい!!その一心で瑞穂は練習した。才能はないけど -
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煌びやかな青春がなくったって、人は時々郷愁に駆られ過去を振り返ったりします。忘れた頃に読みたくなる"青春もの"の物語は、そんな黄昏思考にゆっくり効く処方箋なのかもしれません。
主人公の瑞葉は、高校時代に結成したガールズバンドのベース担当。努力だけでは絶対に埋まらない才能の差に気づき、悩み果てた末バンドを脱退します。そして10年後、そのバンドは紅白出場を果たし、自分は会社員の日々を生きている…。
バンド仲間である女子高生たちのリアルな会話劇はとっても熱く、ノリと勢いと妙な連帯感の描写が巧みです。タメ口での発話から等身大の女子高生の息づかいが感じられ、個々の輪郭が鮮明 -
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ネタバレ楽しいも苦しいも憧れも嫉妬も後悔も…言葉にしきれない、数えきれない色んな感情が全部詰まってました。これが青春なんだ…!!
さなぎいぬの曲(歌詞)、エモくて刺さりまくりでしたし、読後に「光」の歌詞を読み直したら泣けてきて…うまく言葉にできませんが、すごく胸を打たれました。
249ページの、未来にあるかもしれない景色…
私の頭の中にもその景色が浮かびました!
きっと忘れられません。
213ページの黒野さんの「別にいつ光ったっていいし、なんなら光らなくてもいいし、でも人生で一度でも光ったなら、それはもう、それだけで、良い人生」この言葉、いちばん好きです!!
私はあんまりバンド詳しくないので、知