島田荘司のレビュー一覧

  • 光る鶴~吉敷竹史シリーズ16~

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    新規購入ではなく、積読状態のもの。
    2011/7/8〜7/9

    吉敷シリーズの短編集。死刑囚の冤罪を晴らそうとする「光る鶴」、吉敷が刑事になろうと思った動機を描く「吉敷竹史、十八歳の肖像」、鹿児島県警の古い知り合いに捜査協力する「電車最中」の三編。久しぶりの吉敷シリーズであったが、相変わらず吉敷さんはストイックでかっこいい。最近自分が歳をとったせいか、御手洗シリーズより吉敷シリーズの方が良いかも。最後の作品などに深く感情移入してしまった。

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    2011年07月09日
  • 上高地の切り裂きジャック

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    御手洗シリーズもの。表題作と『山手の幽霊』の2編。『上高地の切り裂きジャック』の方は、陰惨なものを予想させるタイトルのワリには、あっさり。わざとそうなのかな。/「山手の幽霊」の方は、季刊・島田荘司で既読。実は構造が頭の中に浮かべられない(^^; ‘過去’の話なのが淋しいけど、やっぱり前面に御手洗さんが出てる方が好きだ。2編に同じ病院が出てくるのは、何か意味があるんだろうか。

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    2009年10月04日
  • Yの構図~吉敷竹史シリーズ6~

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    島田荘司先生の吉敷竹史シリーズの作品です。20年近く前の作品ですが古臭さが全然ありません!ぐいぐい引き込まれました。

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    2009年10月04日
  • 飛鳥のガラスの靴~吉敷竹史シリーズ14~

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    吉敷刑事シリーズ。文中、元妻通子もちらっと出てくるのでシリーズものとしては押さえておきたい一冊。物語は映画俳優の右手が自宅に送られてくるところから始まる。民話とか伝承とかわりと島田荘司の作品に多い気がした。

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    2009年10月04日
  • 魔神の遊戯

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    「セント・ニコラスのダイヤモンドの靴」と同じシアルヴィ館のカフェで
    キヨシがウプサラ大の教授たちに話してきかせる世にも奇妙なお話・・・
    知能指数がとても低いロドニーが
    ある日天啓に導かれ、キャンパスに絵を描き続ける。
    その絵は写真のように精密で、
    古い城壁の一角を描いたものなど、積まれた石の数や組み合わさり方角度など完全だった。
    そしてその絵はのちに起こる大事件の謎を解く鍵でもあった・・・
    赤い魔人、復讐神ヤーハエなど
    興味深い逸話などが満載です。

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    2009年10月04日
  • 魔神の遊戯

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    御手洗シリーズ。物語に入り込むまでが読みにくかった。途中、あれ?と思ったが、ラストで納得。でも、語り手は石岡がいいな・・・。

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    2009年10月04日
  • 毒を売る女

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    島田荘司の短編集。この中の「糸ノコとジグザグ」という作品は全くムダのない構成の素晴らしさに脱帽します。他の短編もまぁ楽しめます(ロベ)

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    2009年10月04日
  • 確率2/2の死~吉敷竹史シリーズ5~

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    最初は良くある系かなぁと思ったんですがそんなこともなく。吉敷がトリックを解明するポイントが分からない。
    "主婦"についてがとても良く書かれてると思う。

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    2009年10月04日
  • 幽体離脱殺人事件~吉敷竹史シリーズ10~

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    吉敷シリーズ。タイトルはこんなんだけど(?)、面白かった。正気と狂気が絡み、女同士のどろどろ友情の話だけど、先がどうなるのか気になってどんどん読んでしまうし、私は読後感は悪くなかった。

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    2009年10月04日
  • 夜は千の鈴を鳴らす~吉敷竹史シリーズ9~

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    吉敷シリーズ。かなり後半まで予想通りに展開しちゃうので、ちょっと残念。でもこれは吉敷刑事がメソメソするところがないのはよし(笑)

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    2009年10月04日
  • 夏、19歳の肖像

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    島田先生の代表作のひとつの青春小説、新装版。割と大幅に文章は改編されていますが、先生の原点らしい香りはそのままです。甘酸っぱい名作です。

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    2009年10月04日
  • Pの密室

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    鈴蘭事件の方は文句無く御手洗が可愛いっ!!
    アノ御手洗にもこんな可愛い時代があったのか・・・と(笑)
    しかし、幼稚園児のクセに生意気です。そこら辺りは全くといって言いほど変わってないですな。タイトル通り鈴蘭がキーポイント。後から「そーだよなぁ。たしかに鈴蘭ってそうだわ」と納得。

    Pの密室は御手洗の小学校時代。
    苦悩する御手洗が良く描かれてます。こちらもタイトルがキーポイント。幼稚園時代から比べると生意気が油のってます(笑)物悲しい終結だがとても好きな作品。

    でもさぁ、島田荘司センセ。石岡君とはもう絡ませてくれないんですか?
    レオナは出さなくていいから。石岡君との話書いて下さいよ。切に望みます。

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    2010年04月19日
  • 水上都市の冒険

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    御手洗シリーズ。
    戦後の横浜で、中学生の御手洗潔が活躍する短編集。
    米兵、だるま船、街娼…
    敗戦後の暮らしを垣間見るような興味深さがありました。

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    2026年10月02日
  • 水上都市の冒険

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    御手洗シリーズ最新作。中学生のヤング御手洗短編集です。
    薄い会話シーンが多めで内容が同じくちょい薄目に感じた。トリックとかも軽めのワンアイデアで一本くらいなのであっさりというかなんというか。読み応えみたいなものは極めて少なめ。御手洗ものじゃなければかなりの凡作じゃないだろうか。

    少し前にこの後のシリーズロードマップ的なものがでてましたが、このペースで読めるのか不安・・・

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    2026年09月30日
  • 伊根の龍神

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    ネタバレ

    今回はミステリというよりは、年老いた石岡くんの人生録のような作品。
    龍神の正体は早い段階で想像がつくし、謎という謎もない。しかし、「龍臥亭事件」のような石岡くん単体の物語はファンとしては懐かしく、そしてあの頃よりずいぶん歳をとった彼の心情とか、人生観とかが物語の端々まであふれていて、読んでいて胸が締めつけられる。
    伊根という舞台もそうさせるのか、もの寂しい印象の物語だった。
    戦争や政治犯罪というのは、わたしの想像力の範疇を超えていて、何が敵で何が悪なのか分からない展開に、人が人を殺す殺人事件が恋しくなってしまった。

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    2026年09月27日
  • 水上都市の冒険

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    ネタバレ

    殺された画家の婚約者メリーさんからの調査依頼。最有力容疑者はクラスメイト江口くんの父親。
    「汐汲坂の殺人」

    街のあちこちに出没すりや奇妙な人形の絵。人形の絵を書く少女。御手洗の忠告。
    「踊る人形」

    学校を休んだクラスメイトにプリントを届けたえり子が目撃した火事現場に佇む少年。学校で火災報知器を鳴らし教室の床を濡らした彼の目的は?
    「火事マニア」

    チャリティイベントの募金箱から金を盗み出した孤児院の少年2人。御手洗の起こした奇跡。
    「マジシャン御手洗くん」

    江口くんが見つけた捨てられた大量の練り歯磨き。メリーさんの店のホステスが死体で発見された。彼女を溺愛していた姉。
    「歯磨きチューブの謎」

    少年探偵団のような3人の活躍は面白くて良い。ただ当時の社会の問題やら警察への不信とか色々込められている感じがちょっと気になる。この感じも良いけど、やっぱり石岡くんとコンビで事件を解決する話が読みたいな。

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    2026年09月21日
  • 水上都市の冒険

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    御手洗探偵の中学生時代。コナンの少年探偵団をちょっとリアリティ持たせた感じかな。
    しばしば頭の中にコナンとかあゆみちゃんが浮かんできた。
    ただ時代背景なのか、謎解きの質なのか、なんかちょっと入り込めなかった。

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    2026年09月21日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

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     これまで読んだミステリの中で、間違いなく一番苦労した一冊だった。登場人物を見失わないよう、名前や星座、年齢をメモし、家系図まで作成した。さらには死体発見場所の経度や緯度、数字の並びから法則性を導き出そうと粘った。(結局、全く分からなかったが……)
     しかし、推理に没頭するあまりストーリーのつながりを見失い、読んでは戻るを繰り返すことになった。御手洗コンビが京都へ向かい、ようやく物語が加速するかと思いきや、博物館でのもどかしい展開に、「いっそ答えを教えてほしい!」と叫びたくなった。
     だが、真相が明かされた瞬間、思わず「え、『金田一少年』じゃん」と声が出た。先に有名なオマージュ作品を知っていたため、最大のトリックを既知の状態で通ってしまったのだ。もし予備知識がなければ、『方舟』のような凄まじい衝撃を味わえたのかもしれない。あんなに苦労してメモを取っただけに、この無念さは残る。
     新本格ミステリの金字塔ということで、身構えすぎてしまったのかもしれない。本命の『斜め屋敷の犯罪』は、もう少し肩の力を抜いて挑んでみようと思う。

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    2026年09月20日
  • 動物城2333

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    ネタバレ

    〈どうぶつの森Lv.100〉あるいは〈不穏なズートピア〉とでも言いたくなるような世界観。子どもの頃に見た、犬たちが活躍する『シャーロック・ホームズ』を彷彿とさせるキャラクターたちも印象的だった。
    壮大な仕掛けやトリックがあるわけではなかったものの、霊長類の失踪事件を軸に、なぜ大使を殺すだけでなく、火事まで起こし、さらに下半身まで損傷させる必要があったのか?という謎が丁寧に描かれていた点はよかった。

    一方で動物霊園の章は丸々必要だったのだろうか、という疑問も残った。特に物語や事件の解決に大きな進展があるわけでもなく少し冗長に感じた。セラジョンの妻・純子がもともとはオスだったという設定も、後の展開に大きく関係するわけではなかったように思う。

    ただ、動物たちの世界も決して一枚岩ではない。爬虫類や両生類への差別が存在し、「人間から解放された動物たちが仲良く平和に暮らしています」という単純な世界ではないことが描かれていた。どんな社会にも爪弾きにされてしまう者たちがいて、表には出ないアングラな一面もある。そうした世界の複雑さを表現したかったのかもしれない。

    個人的にはブレーメンがかつてクアッガを誘拐し、彼の右目を移植させた経緯について掘り下げられるのを期待していた。また、師匠・査第格の狙撃事件が本当に偶然の事故だったのか、という点についても明かされるのではないかと思っていたので、そこは少し物足りなかった。

    全体として、世界観や設定には惹かれるものがあった一方で、いくつかの要素が最後まで十分に活かされきっていないように感じた作品だったが、
    ほんタメであかりんが言った「壮大な大人のためのおとぎ話」というまとめに全て詰まってる。

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    2026年09月20日
  • 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪

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    (多分無理だから)実現性はおいとくして、よくまぁこんなことを思いつくなぁという感じ。前作を含め、出版された時代の状況を歴史としてしか知らないので、こういうタイプのトリックとか探偵像とかがどの程度トリッキーだったのかはわからないのといえばわからない。これくらい型破りじゃないと、破れない状況だったのだろう。今読んでみても無茶苦茶な感じはするけど。

    内容としては、正直正しく理解ができたのかわからないまま過ぎていった感じ。これを正しく読み進められる人はすごいなって尊敬する。頭の中どうなってんだろうなぁ。

    あと今回は探偵御手洗の活躍は薄め。事件が進行していく中でのそれだから、前作と違って最初から登場してかき回すと、事件が進行しないからという都合もあるんだろうね。ミステリーも大変だ。

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    2026年09月15日