島田荘司のレビュー一覧
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鈴蘭事件の方は文句無く御手洗が可愛いっ!!
アノ御手洗にもこんな可愛い時代があったのか・・・と(笑)
しかし、幼稚園児のクセに生意気です。そこら辺りは全くといって言いほど変わってないですな。タイトル通り鈴蘭がキーポイント。後から「そーだよなぁ。たしかに鈴蘭ってそうだわ」と納得。
Pの密室は御手洗の小学校時代。
苦悩する御手洗が良く描かれてます。こちらもタイトルがキーポイント。幼稚園時代から比べると生意気が油のってます(笑)物悲しい終結だがとても好きな作品。
でもさぁ、島田荘司センセ。石岡君とはもう絡ませてくれないんですか?
レオナは出さなくていいから。石岡君との話書いて下さいよ。切に望みます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ殺された画家の婚約者メリーさんからの調査依頼。最有力容疑者はクラスメイト江口くんの父親。
「汐汲坂の殺人」
街のあちこちに出没すりや奇妙な人形の絵。人形の絵を書く少女。御手洗の忠告。
「踊る人形」
学校を休んだクラスメイトにプリントを届けたえり子が目撃した火事現場に佇む少年。学校で火災報知器を鳴らし教室の床を濡らした彼の目的は?
「火事マニア」
チャリティイベントの募金箱から金を盗み出した孤児院の少年2人。御手洗の起こした奇跡。
「マジシャン御手洗くん」
江口くんが見つけた捨てられた大量の練り歯磨き。メリーさんの店のホステスが死体で発見された。彼女を溺愛していた姉。
「歯磨きチューブの謎」
少年探偵団のような3人の活躍は面白くて良い。ただ当時の社会の問題やら警察への不信とか色々込められている感じがちょっと気になる。この感じも良いけど、やっぱり石岡くんとコンビで事件を解決する話が読みたいな。 -
Posted by ブクログ
これまで読んだミステリの中で、間違いなく一番苦労した一冊だった。登場人物を見失わないよう、名前や星座、年齢をメモし、家系図まで作成した。さらには死体発見場所の経度や緯度、数字の並びから法則性を導き出そうと粘った。(結局、全く分からなかったが……)
しかし、推理に没頭するあまりストーリーのつながりを見失い、読んでは戻るを繰り返すことになった。御手洗コンビが京都へ向かい、ようやく物語が加速するかと思いきや、博物館でのもどかしい展開に、「いっそ答えを教えてほしい!」と叫びたくなった。
だが、真相が明かされた瞬間、思わず「え、『金田一少年』じゃん」と声が出た。先に有名なオマージュ作品を知っていたため、最大のトリックを既知の状態で通ってしまったのだ。もし予備知識がなければ、『方舟』のような凄まじい衝撃を味わえたのかもしれない。あんなに苦労してメモを取っただけに、この無念さは残る。
新本格ミステリの金字塔ということで、身構えすぎてしまったのかもしれない。本命の『斜め屋敷の犯罪』は、もう少し肩の力を抜いて挑んでみようと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ〈どうぶつの森Lv.100〉あるいは〈不穏なズートピア〉とでも言いたくなるような世界観。子どもの頃に見た、犬たちが活躍する『シャーロック・ホームズ』を彷彿とさせるキャラクターたちも印象的だった。
壮大な仕掛けやトリックがあるわけではなかったものの、霊長類の失踪事件を軸に、なぜ大使を殺すだけでなく、火事まで起こし、さらに下半身まで損傷させる必要があったのか?という謎が丁寧に描かれていた点はよかった。
一方で動物霊園の章は丸々必要だったのだろうか、という疑問も残った。特に物語や事件の解決に大きな進展があるわけでもなく少し冗長に感じた。セラジョンの妻・純子がもともとはオスだったという設定も、後の展開に大きく関係するわけではなかったように思う。
ただ、動物たちの世界も決して一枚岩ではない。爬虫類や両生類への差別が存在し、「人間から解放された動物たちが仲良く平和に暮らしています」という単純な世界ではないことが描かれていた。どんな社会にも爪弾きにされてしまう者たちがいて、表には出ないアングラな一面もある。そうした世界の複雑さを表現したかったのかもしれない。
個人的にはブレーメンがかつてクアッガを誘拐し、彼の右目を移植させた経緯について掘り下げられるのを期待していた。また、師匠・査第格の狙撃事件が本当に偶然の事故だったのか、という点についても明かされるのではないかと思っていたので、そこは少し物足りなかった。
全体として、世界観や設定には惹かれるものがあった一方で、いくつかの要素が最後まで十分に活かされきっていないように感じた作品だったが、
ほんタメであかりんが言った「壮大な大人のためのおとぎ話」というまとめに全て詰まってる。 -
Posted by ブクログ
(多分無理だから)実現性はおいとくして、よくまぁこんなことを思いつくなぁという感じ。前作を含め、出版された時代の状況を歴史としてしか知らないので、こういうタイプのトリックとか探偵像とかがどの程度トリッキーだったのかはわからないのといえばわからない。これくらい型破りじゃないと、破れない状況だったのだろう。今読んでみても無茶苦茶な感じはするけど。
内容としては、正直正しく理解ができたのかわからないまま過ぎていった感じ。これを正しく読み進められる人はすごいなって尊敬する。頭の中どうなってんだろうなぁ。
あと今回は探偵御手洗の活躍は薄め。事件が進行していく中でのそれだから、前作と違って最初から登場してかき回すと、事件が進行しないからという都合もあるんだろうね。ミステリーも大変だ。