あらすじ
ポルトガル・リスボン。ミュンヘン五輪で4つの金メダルを獲得した稀代の女性スウィマーがピストル自殺を遂げた。ほぼ同時刻、2キロ離れた自宅でリスボン大学名誉教授リカルド・コスタが射殺され、2つの命を奪ったのは同じピストルから発射された銃弾だと判明した!? 精神外科手術の恐怖を描いた表題作ほか、ナチの非人道的実験やモンゴル帝国の盛衰が現代にもたらした不思議など、最新科学の成果を盛り込んだ、“21世紀本格”へのプレリュードともいうべき短篇集。
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御手洗ものの短編が4つ。
つまらなくはないけど…のめり込むほどの面白さは無いかな。
というのも、私が島田荘司をストーリーテラーだと思っているから、事項の説明が多いと物足りなく感じてしまうんだろう。
これ、もし一つ一つが中長編だったら個人的にお気に入り作品になっていたかも。
最後の短編だけはミステリーというか普通の読み物。「異邦の騎士」好きにはちょっと嬉しいかも。
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2011/2/15 ジュンク堂住吉シーア店にて購入。
2023/8/31〜9/2
12年ものの積読本で2年ぶりの島田作品。
「溺れる人魚」、「人魚兵器」、「耳の光る児」、「海と毒薬」の4篇。一番ミステリっぽいのは表題作か。耳の光る児はかなり強引。まあ、島田さんらしいと言えばらしいが。
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初めての島田荘司作品。
人魚しばりの3編+ちょっと関係する1編。
ミステリのトリックはすごいなーと思うけど、気取った?感じの文体がちょっと好きになれず…。ほかも同じ感じなのかなぁ?
もう1冊読んでみよう。
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溺れる人魚、人魚兵器、耳の光る児、海と毒薬
の4編。
異国の3都市と横浜の話。
最初の3編は、なんだか知識を学ぶことの多い話だった。
海と毒薬が好きです。
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文章の大部分がうんちくに割かれている。その点で、好き嫌いが別れる。御手洗の登場シーンも少ない。
それなりに面白いとは思うけど、心に残るほどのインパクトは無かった。
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思えば、私が島田荘司作品と出会って早くも25年が過ぎた。「占星術殺人事件」を読んだ時の衝撃や、「異邦の騎士」を読んだ時の感動は未だ忘れることが出来ない。
本作にも、「異邦の騎士」外伝のような「海と毒薬」という作品があるが、作者も読者も過去の作品を宝物のように大切にする島田氏の世界観は、とても貴重な存在と思う。
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御手洗シリーズなんだけど、御手洗はあんまりでないという。。。。
四つの短編なんだけど、三篇は歴史もの?
ロボトミー、生体実験、遺伝子組み換え、モンゴル。。。。
まだまだ知らないことが多いな。
もっと勉強したい。
仕事に時間取られ過ぎだよ。
四編目の「海と毒薬」も横浜の歴史ものではあるけど、
どちらかというと石岡君ものっていった方がしっくりくる。
御手洗は魅力的なんだけど、やはり石岡君の方が好きなんだよな。
御手洗と石岡君との出会いを描いた「異邦の騎士」がキーなんだけど、
よくよく考えると、自分がミステリの方が文学よりも可能性がありそう
って思ったのも「異邦の騎士」だった気がする。
短編もいいけど、はやく御手洗、石岡コンビの長編が読みたいな。
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『溺れる人魚』
ミュンヘン・オリンピック水泳で4つの金メダルを獲得したアディーノ・シルヴァ。オリンピック後コーチ・ブルーノ・ヴァレと結婚した彼女の転落。性的な興奮を抑えられないアディーノ。麻薬、暴力など問題行動も増え、ロボトミー手術に踏み切るブルーノ。彼女に間違った診断を下しのうのうと生きるコスタ教授。彼のテレビ出演ご自殺したアディーノ。同時刻同じ拳銃で射殺されたコスタ教授。ハインリッヒがたどりついた事件の真相。
『人魚兵器』
御手洗潔シリーズ
ヤン・ユックが持ち込んだ人魚のミイラと言われる置物の正体を解析した御手洗。その過程で聞いたクリミア半島にすむ老人の持つ焼けた人魚の写真の謎の真相に挑む。
『耳の光る児』
御手洗潔シリーズ
ロシア各所で発見された耳の光る子供。紫外線を当てると光る謎の耳。母親には無い共通点。「インぺリット」に隠された秘密。
『海と毒薬』
御手洗潔シリーズ
石岡君から御手洗への手紙。石岡君が出会った女性からの手紙。男に騙され転落した女性の人生。