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北海道の最北端・宗谷岬に傾いて建つ館――通称「斜め屋敷」。雪降る聖夜にこの奇妙な館でパーティが開かれたが、翌日、密室状態の部屋で招待客の死体が発見された。人々が恐慌を来す中、さらに続く惨劇。御手洗潔は謎をどう解くのか!? 日本ミステリー界を変えた傑作が、大幅加筆の改訂完全版となって登場!
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トリックのせいなのかいまいち評価されていない感がありますが、御手洗シリーズの中で一番好きな作品です。後半のスピーディな展開がいい。
Posted by ブクログ
御手洗シリーズ2作目の今作は、1作目の占星術殺人事件とは結構作風が変わります。1作目の、登場人物による特異な内容の手記から始まり、占星術の専門的な説明により難解に感じた方でも、今作を読めば、こんなにも読みやすい文章を書く作家さんだったんだと驚くと思います。 今作は探偵と助手の登場が遅めなのですが、そ...続きを読むの分登場してからは御手洗潔の人としての魅力と探偵としての能力の高さを爽快に味わえます。更にその爽快さに合わせたかのように、今作のミステリは作者がちょくちょくかましてくる、とんでもトリックです。登場人物も多くなく、舞台である屋敷の見取り図を見ながら、肩肘張らずに王道のミステリ的な楽しみもできます。 なので読みやすさ優先であれは1作目より先に今作を読むのもありですが、気になってネット検索などした時に有名すぎる1作目のネタバレをくらわないように注意が必要ですし、少なくとも御手洗潔シリーズ中盤までは順番通りかが推奨されています。
快作。 『占星術殺人事件』と違って導入が滑らかだし、相変わらず大胆なトリックで面白かった。解決編を読みながら作中でサラッと提示された情報が、実は結構な手掛かりだったのに気付く瞬間が気持ちいい。 探偵登場まで警察たちが色々考えるのが読者の思考をなぞっているようで、情報整理も彼らが大体代わりにやってくれ...続きを読むるところが優しい。幸三郎が知的で嫌な金持ちじゃないのも個人的には物語に集中しやすい良いポイントなんじゃないかと思う。 あと、図解が親切(というか必須)で何度も行ったり来たりしたので付箋を用意するとよい。 読んでよかったです。
安定の御手洗潔シリーズ第2弾 殺人が起きるが雪で館内から身動きが取れないというザ・クローズドサークル 斜め屋敷ゆうてもそんなんありかよ!って感じのトリック。 すごく読みやすいってわけではないけどおすすめです。
雰囲気的にも物理的にもミステリ然として登場するトリックたち。 探偵然助手然として活躍する探偵さんと助手さん。 後続のあの作品もまたあの作品も、あれもこれもどれもこれも、総じて本作にインスピレーションを得たんじゃなかろうかと思い至らせる叙述や仕掛けの数々。 全部堪能させていただきました! 数多...続きを読むの作家さんたちによる後続作品を知らずに、いわゆる"予習"なしに本作と出会われた経験をお持ちの往年の読者さん達の時代、著者の時代が羨ましくも思えました。
天才(占星術師)VS地頭の良さと努力で成り上がった男 これは表題の斜め屋敷の名前ににたがわぬ完成された作品でした。 今回のトリックの挑戦はもう少しで正解にたどり着けた絶妙な加減でした。 さて2作目も傑作と名高い作品ということでハードル爆上がりで挑みました。 最初は、あれ?御手洗はいつ出てくるんだろ...続きを読むう?と思っておりましたが 天才は遅れてやってきて、滞った場を一気にさらっていく姿にしびれました。 やはり道化師と天才は成り立つものだと頷く次第でした。 最後の一行までしっかり読み切り、読み切った時の充実感が格別でした。
建物の構造が複雑を極めていて没入までに時間がかかったけれど、台詞による説明パートのおかげで迷子にならずに済んだ。登場人物の古風な口調、刑事たちの軽口や探偵役の戯けた個性が良くも悪くも事件の深刻さを薄めていて、肩の力を抜いて本格ミステリを楽しめる。『占星術殺人事件』に続いて、またも予想の斜め上を行く記...続きを読む憶に残りそうなトリックだった。
奇想天外なトリックや、意外性もありつつシンプルな仕掛けに舌を巻くのは当然として、真に格別すべきは抜群に読みやすい文体にあるのではないかと思います。 こんなに読み易く、頭にカッと入ってくる文章も、早々見かけません。 古い作品だし、堅苦しくて読みづらさこそを誇示するような小説かもなと先入観を持っていたの...続きを読むですが、全然そんなことはなかったです…! 読み味というヤツですか(初めて使いますが)それがとても良かった。まさに職人ですね。 これは想像ですが、推理に必要な情報を無駄なく、かつフェアに明け渡すために、簡潔な文章を意識して構成していたんだろうなと思います。 大変勉強になりました。 また、それこそ探偵より事件が主役という、見せ方がとても印象的でした。 探偵がいかに探偵かを説明したり、印象づけたりするのに腐心する作品が数多ある中、まずは事件を面白く見てもらおう、それに翻弄される愚かな登場人物を見てもらおうという遊び心を随所に感じて、これもまた良かった。 ワクワクしたまま、期待してページをめくる楽しい読書ができました。 アリバイからフーダニットを調べるも見当付かず、ホワイダニットは尚のこと見当つかず。 ハウダニットが解けねば分からない、だがハウダニットさえ分かればあとはどうとでもなる。 手がかりは全て掲示している。 たまらないですね。 これはそんな素敵な推理小説です。
犯人とか、凶器とか、こうかな?と思いつく部分はあるけど全部は分かるわけない。 決定的なトリックに関しては、くっそ、そうかぁ…!となる気持ち良さを感じられる。 しかし、長い。 御手洗潔登場までの一連が、長かった。 でもこのトリックに、くぅ…!となるためには読むしかない。結果、読まないよりは読んでよかっ...続きを読むたなと。 そして御手洗潔シリーズの一作目は京都が舞台らしいので、読むことに決めた。
大好きな設定の屋敷系のミステリー小説 占星術を読んで、次にこの作品を読みました。 殺人が行われた状況、トリック、怪しい作りになってる屋敷、好きな要素が積み込まれた小説でした。 現実にはあり得ないだろうと感じる人が居るかもしれませんが、あり得るかあり得ないかは私にとってはあまり問題には感じていなく...続きを読むて、トリック等が論理的に説明がつくのか?という方がミステリー小説を読む上で大切だなと感じています。 考えても最後まで謎が分からず、全てが明らかになった時、あーー!なるほど!!と感心したのを覚えています。 とても面白かったです。
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改訂完全版 斜め屋敷の犯罪
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島田荘司
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