改訂完全版 奇想、天を動かす

改訂完全版 奇想、天を動かす

小説・文芸
1,056円 (税込)

5pt

4.6

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消費税が導入されて間もない平成元年。わずか12円の税を巡り女性店主が刺殺された。逮捕された老人が完全黙秘を続けるなか、警視庁捜査一課の吉敷竹史は、事件の奥底に横たわる30年以上前の巨大な謎へと踏み込んでいく。弱者に寄り添い、懸命の捜査を続ける吉敷刑事が辿り着く壮大なトリックとは――。社会派と本格、二大推理潮流が奇跡的に結晶した大傑作、待望の改訂完全版!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    光文社文庫
  • タイトル
    :
    改訂完全版 奇想、天を動かす
  • タイトルID
    :
    2197112
  • 電子版発売日
    :
    2026年03月11日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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改訂完全版 奇想、天を動かす のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    刑事が足を使って捜査を進め、ヒラメキによって解決する物語。少しずつ前に進む感覚がたまらなく面白い。途中までは全くトリックが分からず、解決しないのではないかと不安になるほど難解であったが、徐々に紐解いていく感覚は気持ちがよい。ただ、難点を挙げるとすれば、都合のよい点がいつくかあるところで、写真に証拠が写っていてずいぶん昔のものなのに捨てられていなかったとか、みんなの記憶が結構鮮明であるとか。
    まぁそれでも楽しめました。

    0
    2026年09月06日

    Posted by ブクログ

     消費税が導入されて間もない1989年、浅草で乾物屋の女店主が殺された。犯人として逮捕された老人の素性はまったく分からず、彼の身元を追って調べていくと、殺人の罪で収監されていたことが分かる。消費税の導入を知らなかった元受刑者が消費税に腹を立てて殺したのか。いやこの事件にはもっと根深いものがあるはずだ、と確信した吉敷は女店主と老人の過去を追っていく。

     ということで消費税導入の年に書かれた本書は、当時おそろしくタイムリーな作品だったんだろうな、と思います。そんな(当時)タイムリーな題材を扱いながらも決して目新しさだけが強調される物語になっておらず、あくまで彩りのひとつとして大きな世界が広がっていくのが魅力的でした。長い長い旅路の果てには、思いもよらない結末が待っていて欲しい。そんな作品を求めるひとにおすすめしたい作品です。

    0
    2026年06月14日

    Posted by ブクログ

    数十年ぶりの再読。歳を経たからこそわかる世界観。
    日本と戦争を再度考えることになった。一つ一つベールを剥ぐような展開が、より重さを増してくる。島田荘司って、こんな感じだったかと、改めて感動と感心。
    警察の中での警察官と、社会の中での警察官の対立もあり、本格派に加えて社会派も合わせ持つ、渾身の作かと思う。

    0
    2026年10月10日

    Posted by ブクログ

    吉敷シリーズ、初読みでした。
    携帯電話もやしインターネットもない時代の警察捜査。足で稼ぐとはこの事か。
    とても壮大な話を読みました。トリックが顕になった時は驚愕でした。面白かった。
    このシリーズも追いかけなければ。

    0
    2026年06月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    島田荘司さんの小説で2冊目に読んだ小説の再再読です。初読の時は衝撃でした。
    社会派吉敷の誕生とも言える本だと思います。社会、日本、日本が関わった世界に関する暗い部分が関わる一冊。トリックから出来事全てが本当に奇想天外で、でも人生に於いて起きない奇跡でもないこともわかります。
    いろいろな意味で衝撃的な作品で、そして忘れられない素晴らしい一作です。何度でも読み直してしまいます。

    0
    2026年07月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    北海道、雪の中。

    夜汽車の中の通路、踊るピエロ。

    ピエロ、隣の車両に去ったあと銃声。

    鍵のかかったトイレ。

    開けるとピエロの死体。頭を銃で撃った痕。
    周りにロウソク。

    調べている最中、死んだはずのピエロから銃が発射。
    みんな、逃げる。
    戻ってくるとピエロ消えている。

    消費税12円のために殺人。
    刺したのは、浮浪者。

    消費税殺人容疑者、行川という男。みんなが目撃しているので、行川かも犯人なのは間違いない。
    行川はかつて、子供の営利誘拐で牢屋に入ってた。
    元、廃品回収の浮浪者。

    かつての行川の罪、便山という刑事が冤罪でっち上げた?

    世の冤罪事件について。

    行川、牢屋で小説を書いてた。

    行川の小説。
    白い巨人に掴まれ、上空に持ってかれた。童話のようなもの?

    ピエロの謎も、行川の小説。

    初読の時は、なんだ作中作か、とがっかりしたものだが、実はファンタジーじゃなく解決できることをラストに知る。

    消費税殺人、行川は被害者桜井佳子をかつてから知ってた?他に動機があった?

    行川の小説、実際の事件?

    飛び込み(?)自殺。首と手ない。列車に入れる。
    動くピエロの死体。消えたピエロの死体。
    ブーンという音。
    列車が持ち上がって、脱線事故。
    動く飛び込み死体。
    白い巨人。

    並行して走る列車でも射殺死体。

    サーカス。
    行川はかつてそこで働いていた。
    桜井佳子(消費税被害者)もサーカス
    呂兄弟。韓国籍。
    行川、日本人ではない?呂兄弟?

    でっち上げ刑事が呂に、行川の戸籍勝手に与えた。

    桜井、呂をサーカスから抜けるのに利用。

    ブーンという音、飛行機。

    列車の上にピエロの死体の写真。

    桜井佳子、サーカス脱走後、お目当ては源田平吾(反社の人っぽいが、金はあ?)と一緒になる計画。源田の命を受け、荒正も列車に。

    荒正、列車内で殺害された。

    桜の木の下から死体が発見される。呂?

    小麦粉が爆発。そして、列車が持ち上がった。
    くびなしで死体の怪物に向かって、小麦粉を投げた。
    源名寺の火事のすぐよこを列車が通ったときに、引火。

    列車にひかれた死体、頭部と手首なかったが、それを利用して道化服を着たピエロを作った。ロウソクは死体を近寄らせないため。頭に銃のあとがあったので生死を確認する必要なかった。
    呂泰明(弟)の体の一部。
    兄弟はここで入れ替わったりアリバイのため。
    兄の呂泰永が源田組の荒正を殺したから。

    呂泰明の体がひかれたところ、列車止まった。その時に泰永は列車に乗り込んだ(荒正殺害後)。

    桜井佳子、サーカス殻脱出、荒正と弟の呂泰明もめた。泰明、騙されてたと知った(桜井と駆け落ちするつもりだった)。もみ合いになり、殺される。

    行川は、呂泰永(兄)。

    弟の復讐のため、荒正を殺した。

    その後、弟の死体を持って、列車の外へ出た。
    弟の死体を下りの列車にひかせることで停めるため。
    頭部と手首を切断させるため列車を利用。ひもをつけておいた。それでパーツを手に入れた。
    列車に乗り込む。
    ピエロメイク、兄弟の顔を見分けがつかなくするため。
    もう一着のピエロ服には雪をつめた。頭部と手首は紐で結んで、勉強穴から下に垂らした。
    列車が止まったあと、便器から垂れている紐を拾ってら外側の手すり似結ぶ。
    ピエロの踊りで通路を進み、乗客にアピール。もう一つの列車へのアリバイのため。
    ドアはラッチを上向きに立てて勢いよく閉めることでロック。
    列車の屋根に登る。
    死体、死後硬直で拳銃を撃った。
    みんなが逃げたあと、紐で屋根上に死体を回収。
    みんな戻ると死体消えてる
    化粧落とす。
    社内に戻る。
    車掌が運悪く来てしまう。これが轢断死体が動いた事件。
    みんなパニック。小麦粉投げる
    火事の近く通って、爆発。
    サーカスで、鍛えていたのでたいさた怪我せずに済んだ。
    列車脱線の騒ぎに乗じて、逃げる。
    白い巨人、煙が巨人の形。セスナ機の尾灯が目。


    まさに奇想。犯人(呂の兄)が、一瞬でここまで考えてやるのが奇人過ぎる。呂の計画だけでも奇想なのに(弟の死体を利用してアリバイを得ようとしたり)、爆発やら死体動いたと思われる騒動、巨人に見える現象とか、偶然重なり過ぎているのがやりすぎ。
    変なトリック過ぎて面白いのか迷うが、この奇想を考えた作者は間違いなく、奇人(天才?)だろう。

    0
    2026年04月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    消費税を払わず店主を殺した老人。黙秘を貫き、身元すらわからない。刑事の吉敷は、少ない手がかりから老人の身元と過去を追っていく。吉敷が追う事件という本筋に、消えるピエロや列車を持ち上げる白い巨人などの話がどのように繋がってくるのかも大きなポイント。
    ひ弱で決して人を殺さないような老人はなぜ店主を殺したのか。これを大きな謎として、糸を辿っていくような捜査を進めていく究極のホワイダニット。
    ラストの吉敷刑事に胸が熱くなった。

    0
    2026年04月03日

改訂完全版 奇想、天を動かす の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    光文社文庫
  • タイトル
    :
    改訂完全版 奇想、天を動かす
  • タイトルID
    :
    2197112
  • 電子版発売日
    :
    2026年03月11日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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