島田荘司のレビュー一覧

  • 御手洗潔の挨拶

    Posted by ブクログ

    探偵御手洗潔シリーズ初の短編集。作品名に"挨拶"とあるように、探偵御手洗潔の人物像をいくつかの角度から紹介されているのうな作りになっています。
    もちろんそれだけでなく、ミステリとしてもしっかり楽しめるものになっていますし、それぞれの話がけっこう雰囲気の異なる作風になっていて飽きさせません。

    0
    2026年09月07日
  • 御手洗潔のダンス

    Posted by ブクログ

    探偵御手洗潔シリーズの短編・中編集。作者は派手なトリックや設定も得意なので、短編も映え、安定した面白さです。もちろん御手洗潔シリーズ以外の短編集も良いのですが、御手洗潔が登場するというだけで数段階上の面白さが約束されます。
    特に長編以外ではとんでもトリックがちょくちょく使われるのですが、背景描写などは丁寧にされていてギャップも面白いです。またその恩恵により今読むと、30年以上前の東京の雰囲気を味わう事もできます。

    0
    2026年09月07日
  • 改訂完全版 奇想、天を動かす

    Posted by ブクログ

    刑事が足を使って捜査を進め、ヒラメキによって解決する物語。少しずつ前に進む感覚がたまらなく面白い。途中までは全くトリックが分からず、解決しないのではないかと不安になるほど難解であったが、徐々に紐解いていく感覚は気持ちがよい。ただ、難点を挙げるとすれば、都合のよい点がいつくかあるところで、写真に証拠が写っていてずいぶん昔のものなのに捨てられていなかったとか、みんなの記憶が結構鮮明であるとか。
    まぁそれでも楽しめました。

    0
    2026年09月06日
  • 水上都市の冒険

    Posted by ブクログ

    御手洗シリーズが好きな方にオススメ。
    子供の頃の御手洗さんは大人になってからのように分かりにくく親切じゃなく、ストレートに親切でまっすぐな少年だった。
    頭良すぎて見えすぎちゃって、でも中学生だから、全ては解決できなくて…犯罪の動機がかなり奇想天外というか、トリックではなく動機でこうも驚かせてくれるのは流石です。

    0
    2026年09月02日
  • 毒を売る女

    Posted by ブクログ

    短編集ですが内1編だけ「糸ノコとジグザグ 」という作品にシリーズものの探偵御手洗潔が登場します。★5というのは1編だけでも嬉しいといファンの評価も含まれています。
    その「糸ノコとジグザグ」においても御手洗潔の登場は多くありませんが、少ない描写であってもしっかり御手洗潔らしさに溢れており、またシリーズの他作品との繋がりも見逃せない理由になっています。もちろんファンサービスだけでなくミステリとしても楽しめます。
    本短編集はとてもバラエティに富んでいるのが特徴で、そこに1編だけシリーズものが入るのもキレイです。共通した特徴を挙げるとすれば、相変わらずのとても読みやすい文章と、当時の世情などの描写が盛

    0
    2026年08月30日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

    Posted by ブクログ

    推理ものを鑑賞していると、科学技術が進歩した現代では未解決事件はすっかり減ったなと思う時がある。

    『占星術殺人事件』も1936年に起きた怪事件に40年後の若者たちが挑む作品で、なるほど事件当時は解明が難しかったであろう真相が秘められている。

    主人公の御手洗潔も占星術師という何とも胡乱な商売を生業としていて、価値観も古くて度々うざい笑。

    しかし読後は「他の誰でもなく御手洗が解決してくれて良かった」という何とも不思議な切なさに見舞われた。

    頭を捻って考えれば読者にも解き明かせ(そうな気分にな)る内容の謎が読んでいて楽しくてたまらない。
    何でこんなに面白いんだ!!!

    (自分で推理するのは苦

    0
    2026年08月29日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     とても濃密なミステリーで読んでいてとても良い時間を過ごせた。読者への挑戦状として、全ての情報が提示されており、犯人は誰だろう?どういったトリックが使われているのだろう?と常に考えながら読むことができ面白かった。自分自身はさっぱり犯人が分からなかった。5人の死体から6人目を作り出すというトリックであるということを知り、その手があったか!と驚愕した。
     あとがきも良かった。少年時代の体験が作家へと繋がっているという経験。自分も文字を書いてみたいと思わせる力があり、心が温かくなった。

    0
    2026年08月23日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

    Posted by ブクログ

    本格ミステリの最高傑作と言ってもいい。トリックの完成度がとてつもない。中盤の中だるみが気になるけどお釣りがくるレベル。

    0
    2026年08月08日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

    Posted by ブクログ

    初めて読んだ作者。
    すごいトリック。
    ミステリーが好きな人にはたまらない爽快感。
    なんで今まで読んでなかったんだろう。
    古風な書き方も雰囲気作りの効果をあげてて、最初は読みにくいけど、嫌いじゃないです。

    0
    2026年08月06日
  • 改訂完全版 異邦の騎士

    Posted by ブクログ

    御手洗潔シリーズ長編3作目。何を書いても少なからずネタバレになるので、何も聞かず、調べず、発刊順に読んで欲しいのが本音です。
    本作の御手洗潔シリーズにおける役割、ミステリ作品としての完成度、どちらからしても読んで損はありません。読みやすく美しい文章は相変わらずで、特に複雑なトリックや登場人物が無い本作はするすると読み進めてしまい、引っ掛かるときは「何だ今の美しい表現は!?」というときくらいです。

    0
    2026年08月02日
  • 伊根の龍神

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    再開のシーンだけで★5です。
    私も久し振りに会えた気持ちになって(ずっとシリーズ読んでたのに!)、胸がいっぱいでした。
    なのに3時間で帰っちゃうなんて、淋しすぎる…。
    でも、やっぱり御手洗さんは石岡君のことを思っているんだなーとわかって嬉しかった。
    すぐに戻るという言葉を信じて、待ちます。

    0
    2026年07月28日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

    Posted by ブクログ

    探偵と助手?(友達)が最初は40年以上未解決だったアゾート殺人の解決を依頼されて事件の詳細を聞く。
    ずっと未解決だったんだしそれだけ聞いてもわかんないよーってなってたら、新しく手記が出てきて解決できるかなってなるんだけどできない。
    この時探偵がずーっと解ける感出すからはやく答え教えてって思うけど解けなくてちょっと焦ったいw
    その後現地調査にいって解決ってなるんだけど、
    作者の挑戦文が差し込まれていて、実は最初から答え出てますと言われる。
    めっちゃむかつく、ほんまか?
    自分はミステリーを自分で考えず探偵の答え聞いてなるほどねーって思うタイプだから余計やめてよって思った。
    けど答え聞いたらめっちゃ

    0
    2026年07月18日
  • 水晶のピラミッド

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おもしろすぎた。小さな頃から古代エジプト(正確には3大ピラミッドとミイラ)が好きすぎて、今でも考古学者を夢見ている私の心を見事につかんで離さなかった。そして、小学生の頃にはやみねかおる先生の本でミステリにのめり込んだ人間からしてみると、余りにも聖地巡礼だった(恐らくピラミッドキャップ編はこの本が元ネタとしてあるよね?)。前半の石岡君の創作(?)の部分からとてもおもしろかった。まさかタイタニックも使うとは...石岡君結構節操がないな、と思って調べて見たら映画の方が6年も後だった。ごめん石岡君。レオナ強すぎる。御手洗は格好良すぎる。エジプトに益々行きたくなってしまった。ポンプ説はなんとなく予想付い

    0
    2026年07月18日
  • 改訂完全版 奇想、天を動かす

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    島田荘司さんの小説で2冊目に読んだ小説の再再読です。初読の時は衝撃でした。
    社会派吉敷の誕生とも言える本だと思います。社会、日本、日本が関わった世界に関する暗い部分が関わる一冊。トリックから出来事全てが本当に奇想天外で、でも人生に於いて起きない奇跡でもないこともわかります。
    いろいろな意味で衝撃的な作品で、そして忘れられない素晴らしい一作です。何度でも読み直してしまいます。

    0
    2026年07月09日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

    Posted by ブクログ

    完全な犯罪、完全な人形に残った思いとは

    占星術殺人事件は自分が高校生くらいの時に一度読んだことがある作品で、そのときにそのトリックに度肝を抜かれた作品でもあった。作品の時代設定、遺体の見つかる場所やその順番の意味づけ、どうやって殺人を行ったのか、全てに繋がりや意味があり、震撼させられたのを覚えている。

    再読するにあたりトリックは知っているものの、ここまでに多くのミステリー作品を読んできたこともあり、殺害状況や家系図などから薄々と焦点が絞りやすくなっている作品でもあるんだなということがわかり、何度読んでも新しい発見があると思った。

    こういったバディー探偵ものとしては珍しいのかワトソン役がホ

    0
    2026年07月07日
  • 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪

    Posted by ブクログ

    御手洗シリーズ2作目の今作は、1作目の占星術殺人事件とは結構作風が変わります。1作目の、登場人物による特異な内容の手記から始まり、占星術の専門的な説明により難解に感じた方でも、今作を読めば、こんなにも読みやすい文章を書く作家さんだったんだと驚くと思います。
    今作は探偵と助手の登場が遅めなのですが、その分登場してからは御手洗潔の人としての魅力と探偵としての能力の高さを爽快に味わえます。更にその爽快さに合わせたかのように、今作のミステリは作者がちょくちょくかましてくる、とんでもトリックです。登場人物も多くなく、舞台である屋敷の見取り図を見ながら、肩肘張らずに王道のミステリ的な楽しみもできます。

    0
    2026年07月01日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

    Posted by ブクログ

    挑戦には敗北
    そのトリック私が思いつきたかったとつい思ってしまうほど面白くて鳥肌がたった
    頭が5箇所くらいねじれていないとこんなものは書けない

    0
    2026年07月01日
  • 水晶のピラミッド

    Posted by ブクログ

    ハラハラドキドキ感満載でした。
    エジプトを舞台にした推理小説おもしろかったです。最後の最後で、どんでん返しありで驚愕されました。

    0
    2026年06月29日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

    Posted by ブクログ

    冒頭、読者への挑戦状を突きつけられ、気合いを入れて読み始めたものの、開幕早々に難解で大量の情報による暴力に圧倒され、しんどさを感じる。中盤以降も情報は多いが、御手洗と石岡の掛け合いのコミカルさに案外スラスラと読み進められた。
    読者への挑戦を謳うだけあって、本作はフェアさに極めて忠実である。作者の提示するボーダーまでに謎を解くための十分な手掛かりが与えられていた。自分なりに拾えた手掛かりと見逃した手掛かりが多く、何か形になりそうでならない。が、探偵役の御手洗が言うようにピンを一本引き抜かれた瞬間にパタパタカラカラと、スッキリした形に収まっていく。この瞬間の気持ち良さには満足。
    フェアに忠実である

    0
    2026年06月27日
  • 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪

    Posted by ブクログ

    快作。
    『占星術殺人事件』と違って導入が滑らかだし、相変わらず大胆なトリックで面白かった。解決編を読みながら作中でサラッと提示された情報が、実は結構な手掛かりだったのに気付く瞬間が気持ちいい。
    探偵登場まで警察たちが色々考えるのが読者の思考をなぞっているようで、情報整理も彼らが大体代わりにやってくれるところが優しい。幸三郎が知的で嫌な金持ちじゃないのも個人的には物語に集中しやすい良いポイントなんじゃないかと思う。
    あと、図解が親切(というか必須)で何度も行ったり来たりしたので付箋を用意するとよい。

    読んでよかったです。

    0
    2026年06月17日