島田荘司のレビュー一覧

  • 写楽 閉じた国の幻(上)

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    写楽とはだれか?

    その人物がその年の江戸に来ているのか
    その確証もないまま執筆を開始したという作者のあとがきを読む限り、
    ほんとうにその勘と執念だけで掴み取ったんだなぁ、と深い感動に包まれます。

    以前いちど挫折してるから
    読んだタイミングが良かったのかもしれない。

    主人公の佐藤同様に
    私も相当に打ちのめされていた時期でした。
    なにもかも酷く打つ手なしだと感じていたから
    やりたいことに対しても
    これになんの意味があるんだ、対価の保証はないって感じでとても苦しかったけれど

    半ばで佐藤の息子が幻となって
    「パパ、こっちでいいんだよ」(だったかな?)方向性を示唆する部分など
    むしろ私が勇気付け

    0
    2016年07月25日
  • 写楽 閉じた国の幻(下)

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    写楽とはだれか?

    その人物がその年の江戸に来ているのか
    その確証もないまま執筆を開始したという作者のあとがきを読む限り、
    ほんとうにその勘と執念だけで掴み取ったんだなぁ、と深い感動に包まれます。

    以前いちど挫折してるから
    読んだタイミングが良かったのかもしれない。

    主人公の佐藤同様に
    私も相当に打ちのめされていた時期でした。
    なにもかも酷く打つ手なしだと感じていたから
    やりたいことに対しても
    これになんの意味があるんだ、対価の保証はないって感じでとても苦しかったけれど

    半ばで佐藤の息子が幻となって
    「パパ、こっちでいいんだよ」(だったかな?)方向性を示唆する部分など
    むしろ私が勇気付け

    0
    2016年07月25日
  • 星籠の海(下)

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    全体的にとても読み易く、色々な話が混ざり合って
    とにかく飽きさせない。

    こんなバラバラの物語がどこでつながるのだろう?
    と期待感を持って読み進められるのも良かった。

    ガソリンの焼死女性の話が、もっと絡んでくるのかと
    私の女の部分がとても期待したのだが、そこはあまり食い込んではこなかったのがちょっと残念(^-^;

    しかし、御手洗先生の話では、今まで読んだ中ではこれが一番面白かった。
    榎木津礼二郎も好きだが、こういうタイプ好きだなぁ(*^-^*)

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    2016年05月29日
  • 星籠の海(下)

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    今回は緻密な推理というより、あわただしく大胆な推理だった。馬車道のシーンが少なかったのは残念だったかな。

    0
    2016年04月24日
  • 星籠の海(下)

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    筆者の著者『写楽』なんかを思わせる、ミステリー+歴史ミステリーになっている。ロマンを感じる。潜水艦にも、歴史にも、その長い歴史ありきの瀬戸内海にも。いつもの御手洗シリーズとは少し趣が違うので、上巻でちょっと戸惑ってた自分が嘘みたいに、下巻でのあまりに美しい、謎が解けていくさまに、結構感動した。

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    2016年04月22日
  • 眩暈

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    『だからウロボロスなんです。蛇が尻尾をするすると飲み込んでいくと、すぽんと異次元の空間へと消滅する、そういう現象を思惟的に結論しても、さして意味はない。何故なら現実にそういうことは起こらない。

    海の水の総量が茶匙何杯であるかを知ることが可能かと問われれば、明らかにイエスであり、明らかにノーでしょう。

    脳の機能を物質レベルで解明したという時、これが何を意味するかといえば、ほかならぬ脳自身がこれを理解したということです。これはパラドックスなのですよ。

    自分自身とは、永久に握手はできないのです。』

    島田荘司は重たいけど面白いなぁ。

    そもそも島田荘司は重たいので避けてきたけど、そろそろ本気で

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    2016年03月05日
  • ネジ式ザゼツキー

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    久しぶりに再読。「タンジール蜜柑共和国への帰還」と、事件の関連が素晴らしいです。そして最後の推理で驚く。こういうことなのか!と驚くけれども筋が通っていてうむむってなるこの感じがいいです。

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    2016年02月10日
  • 写楽 閉じた国の幻(下)

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    下巻はとても面白かった。上巻を読んでいるときは、けっこう惰性で読んでいましたが、下巻はすごかったですね。何がよかったかと言うとこの小説の仮説の説得力。後書きまで読むとこの物語のすごさがわかります。伏線やらあのときの話はどこにいかされたの?必要だったの?と思われるところもありましたが、それを含めても読む価値があったと思います。島田さんの作品は初めてでしたし、この仮説の信憑性もわかりませんが、かなりの満足感でした。

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    2016年02月03日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

    ネタバレ 購入済み

    本格ミステリーの傑作

    島田荘司の代表作として最も名の知られた作品。自分の中のミステリーブームの内に触れることに相成りました(^ ^)40年前に起きた不可能としか考えられない猟奇的連続殺人。友人の石岡から事件のあらましを説明された御手洗がこの謎に挑戦します。徐々に示される事件の内容は複雑に絡み合い、難解としか言えません。果たしてこの事件の真相はなんなのか?








    以外ネタバレ
    この小説はあまりに有名です。事件の大元のトリックには間接的に金田一少年の事件簿で触れていました。読み始めて、アゾート事件の死体切断の顛末からあれ?と感じ、このトリックにいち早く気づいてしまったのは痛恨ではあります。元々こちらが先なので

    0
    2015年12月14日
  • ロシア幽霊軍艦事件―名探偵 御手洗潔―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    これはまた大作だ。
    導入部に石岡先生が語るとおり、奇抜なトリックや奇怪な館や凄惨な殺人事件に巻き込まれるわけでなく、なのにこれまでの作品に優るとも劣らない大きな謎と壮大なストーリーが秀逸な異色作。石岡先生曰く、御手洗探偵の学者としての一面を垣間見たというけれど、こちらとしては著者の知性と問題意識、学者性を垣間見たというかんじ。
    第一次対戦下、ロシア革命とロマノフ政権、処刑された皇帝一家の生存者と名乗る女性の真偽。史実に残る不可思議から、戦争と政治に翻弄された女性の壮絶な生涯を描き出した見事な作品。後書きもとても有意義。ほんとなんでも書ける方なんだなー。

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    2015年11月24日
  • 御手洗潔と進々堂珈琲(新潮文庫nex)

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    若かりし頃の御手洗潔の短編。世界を旅した御手洗の思い出を予備校生サトル目線で描かれている。追憶のカシュガルがやはり一番印象深く心に響いた。

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    2015年05月09日
  • アルカトラズ幻想(上)

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    ネタバレ

    <あらすじ>
    1939年
    ワシントンDC近郊で中年女性の死体が発見される。
    その死体は手と首をロープで縛られ、首吊りのように木に吊るされていた。
    しかも性器が切り取られ、そこから内臓がぶら下がっていた。
    検視の結果、死因は心臓麻痺だった。

    しばらくして、今度は若い女性の死体が発見される。
    死体は1件目の事件と同様に木に吊るされていたが、
    今度は腹が切られ、骨盤がノコギリで切断されていた。
    検視の結果、死因は交通事故だった。

    2つの事件を異常者による犯行とみて調査するも捜査は難航する。

    そんな警察のもとに、最初の事件の第一発見者から、
    事件に関するものかもしれないから確認してほしい、と

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    2015年05月06日
  • 御手洗潔と進々堂珈琲(新潮文庫nex)

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    御手洗潔のシリーズ。若かりし頃の御手洗が京大そばの進々堂で世界放浪の際の思い出を語るという形。ミステリでもなく旅行記のような形式。歴史の出来事と、民族/国家の悲哀とを絡めて描いた作品。なかなか印象深く自分には面白かった。

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    2015年04月30日
  • 龍臥亭幻想(下)

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    ネタバレ

    異邦の騎士を思い出した

    日照さんは魅力的な人物だと思う
    二子山さんが日照さんへの思いを語るとき
    もらい泣きした

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    2015年04月26日
  • ロシア幽霊軍艦事件―名探偵 御手洗潔―(新潮文庫nex)

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    おもしろかった! というか、すごく興味深いお話だった。こういう形での推理モノもあるんだなあ…。もう一つのも買ってみようと思いました。

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    2015年04月10日
  • UFO大通り

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    ネタバレ

    久々の御手洗シリーズ。2編ともにアナフィラキシーショックをトリックに使った斬新な切り口がとてもおもしろかった。

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    2015年03月31日
  • 光る鶴~吉敷竹史シリーズ16~

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    御手洗シリーズより吉敷ものが好きな自分には嬉しい作品。
    『吉敷竹史、十八歳の肖像』ではまた宮沢賢治が出てくる。
    島田荘司は宮沢賢治が好きなんだなと思った。
    宮沢賢治は読んだことがないので今度、読んでみようと気になった。
    吉敷ものは御手洗ものに比べて流れを追って話しが進むので読みやすくてよい。
    また、『電車最中』の最後に、いつもの女性論がかいまみえたのも嬉しい描写だった。

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    2015年02月05日
  • ネジ式ザゼツキー

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    ネタバレ

    ミステリーのようなファンタジーのようなSFのような作品。

    この非現実感を世界に結び付けていく感覚がとても好きだ。ただ、人によっては好きになれないのかもしれない。

    記憶を失った男が見たネジが埋め込まれた死体。あり得ないはずのものが存在してしまった理由は何か。

    まさか、そんなことあるはずがない。と考えてしまう読者の遥か上を超すアイディアに脱帽させられるのみである。

    もう、文句をつけるとしたら、御手洗の超人ぶりにのみであろうか。そんな話であった。

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    2015年01月24日
  • 龍臥亭事件(下)

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    津山三十人殺しをベースにした一連の殺人事件が結末を迎えます。
    下巻は大部分が都井睦雄に関する記述でした。ここは創作ではなく、筑波昭氏の「津山三十人殺し」を参考に、ほぼ事実であることがあとがきに記されています。
    津山三十人殺しは有名なので知ってはいたものの、内容はうろ覚え。
    このようなことが起こっていたのかと、悲しいような息苦しいような気持ちになりました。

    これまでも、島田さんの描き出す「日本人論」は鋭く核心を突いていると感じていましたが、ここでもその本領を発揮しています。
    私が幼少の頃から、なんとなく感じ続けていた「日本人」というもの、そして「田舎」というものの、感覚では分かるのだけどうまく

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    2015年01月18日
  • 秋好英明事件

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    軽い気持ちで読んだだけにこの本には驚かせられました。文字通り心がナイフでエグられるような感覚を味わされました。脱帽。

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    2014年12月14日