島田荘司のレビュー一覧

  • 占星術殺人事件 改訂完全版

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    ずっと読みたかったから念願。京都の琴きき茶屋に行ってみたい。トリックも考えてみれば単純で、でも明かされるまでずっと分からなかったから、びっくりした。作者の後書きが良かったなー。少し切ない終わり方だった。

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    2026年05月08日
  • 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪

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    天才(占星術師)VS地頭の良さと努力で成り上がった男
    これは表題の斜め屋敷の名前ににたがわぬ完成された作品でした。
    今回のトリックの挑戦はもう少しで正解にたどり着けた絶妙な加減でした。

    さて2作目も傑作と名高い作品ということでハードル爆上がりで挑みました。
    最初は、あれ?御手洗はいつ出てくるんだろう?と思っておりましたが
    天才は遅れてやってきて、滞った場を一気にさらっていく姿にしびれました。
    やはり道化師と天才は成り立つものだと頷く次第でした。

    最後の一行までしっかり読み切り、読み切った時の充実感が格別でした。

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    2026年05月04日
  • 御手洗潔のダンス

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    ネタバレ

    非常に面白かった。爽快感がある。舞踏病が一番面白かった。全てトンデモトリックだけどここまでくると面白い。近況報告は読んでいて笑いが止まらなかった。古の女性オタク様が垣間見えて、楽しかった。

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    2026年05月01日
  • 改訂完全版 奇想、天を動かす

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    ネタバレ

    北海道、雪の中。

    夜汽車の中の通路、踊るピエロ。

    ピエロ、隣の車両に去ったあと銃声。

    鍵のかかったトイレ。

    開けるとピエロの死体。頭を銃で撃った痕。
    周りにロウソク。

    調べている最中、死んだはずのピエロから銃が発射。
    みんな、逃げる。
    戻ってくるとピエロ消えている。

    消費税12円のために殺人。
    刺したのは、浮浪者。

    消費税殺人容疑者、行川という男。みんなが目撃しているので、行川かも犯人なのは間違いない。
    行川はかつて、子供の営利誘拐で牢屋に入ってた。
    元、廃品回収の浮浪者。

    かつての行川の罪、便山という刑事が冤罪でっち上げた?

    世の冤罪事件について。

    行川、牢屋で小説を書い

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    2026年04月20日
  • 改訂完全版 異邦の騎士

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    昔読んで感動した小説を読み直すと当時の感動がいまいちなく、あれ、こんな話に感動したのか、となりがちだが、本作に関しては杞憂であった。
    推理小説と言うとどうしてもトリックやどんでん返しが主で、その他のドラマ、人物描写に関しておざなりになりがちだ。その印象を一発でひっくり返したのが本作だった。再読して尚、その衝撃は忘れられなかった。推理小説はトリックだけではない。人間を描ける。これである。
    本作を読んで、チック・コリアを、リターン・トゥ・フォーエヴァーを、ウェス・モンゴメリーを聴いた。未だに聴いている。
    それにしても本作に宿る熱量、文章の鋭さは素晴らしい。熱病に感染したような興奮がある。

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    2026年04月19日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

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    これは素晴らしい、衝撃を忘れられません。
    色々なミステリー小説を読んだ後、ようやくこの小説を手に取りました。

    最初、本の題名にある占星術という言葉に「うーん、、なんか難しそうなのかな、、」と思ってなかなか手を出せずにいましたが、もっと早く読めば良かったと後悔しました。

    最初だけ読みにくさはありましたが、そこだけ我慢すれば後はスラスラと読むことができました。

    この小説で使われたトリックが、もう凄すぎて、感動しました。
    決してややこしいものでもなく、読み終わった後には何で思いつかなかったんだろとなるトリックですが、そこが凄いと思います。単純だけど思いつかない、ミステリー小説って面白いなと、こ

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    2026年04月18日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    どれも違う感じで楽しめた!
    神秘の彼女が1番好きかな〜。大叔母のこともよかった。
    最後のやつはクレセント錠のトリック使ってる?分かんなかった。話は良かった。

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    2026年04月15日
  • 愛しいチグサ

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    この作品はミステリーではないと思います。
    御手洗潔は出てきません。

    私は前情報なしで読んだので、最初の方を読んでいるときは一体何の話なのかさっぱりわかりませんでした。
    ジャンルとしてはSFの純愛ものの中編小説でした。
    ストーリーはネタバレになるので書けません。



    巻末の
    『愛しいチグサ』と、十代の頃の自分ーという作者の島田荘司さん自身の文章が興味深かったです。

    この作品は2020年にロンドンのレッド・サークルという小さな出版社から刊行された『One Love Chigusa』という本らしいです。

    私はこの作品では涙こそ出ませんでしたが妙に心の琴線に触れてくる部分はありました。
    星4か

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    2026年04月14日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

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    ネタバレ

    今まで読んだミステリで一番面白かった。
    最初は占星術という馴染みのない書き出しで挫折するかもしれないが、そこを越えれば少しずつ面白くなっていく。
    決定的に面白くなったのは、竹越の手記からで、事件の謎が一部見えたことで五里霧中といった感じから、きっかけが見えることになる。
    その後の京都でのミスリードも良かった。
    謎も思いつけば本当に簡単で、だからこそ面白いと思う。
    また、この本の真骨頂は最後の時子の手紙だろう。登場人物が結構淡白なのとは対照的に、事件の当事者の内情がドラマティックで、ミステリなのに最後は感情面に揺さぶりをかけられる造りになっている。

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    2026年04月06日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

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    大学生の娘に「面白いミステリーを教えて欲しい」と言われたのがきっかけで再読。
    あまりにも有名な作品であり、犯人もトリックも覚えていたのに夢中になってしまった。再読だからこそ読めた「改訂完全版あとがき」も熱い。
    時代設定も広い意味ではトリックの一部で、今更ながらこれがデビュー作とは恐れ入る。

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    2026年03月21日
  • 御手洗潔の挨拶

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    御手洗潔が好きなので評価高いです。
    長編だと後半にしか出てこない御手洗が存分に演説して、存分に奇人ぶりを発揮してくれます。
    た、たまんねぇ!こういうのでいいんだよ!という探偵像です。

    短編だとライトな事件をさくさく読めていいですね。
    御手洗くんが化け物みたいなスペックの探偵で、その辺はちょっと笑えます。探偵してる場合ではないだろうと突っ込まざるを得ない。

    本当にシャーロックホームズと進行が一緒です。様々な分野に造詣深く、とにかく天才……。お約束っちゃ、お約束なんですが、裏切られず、安心して探偵ものを読めるってのはいいことだと思います。

    舞台が日本なのでホームズより読みやすく、親しみが湧く

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    2026年03月14日
  • 改訂完全版 異邦の騎士

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    シリーズ4作目。このシリーズの中では一番好きな作品でした。

    最後の最後で主人公の名前が出てきたときにはもう歓喜です!
    トリックはそんなこと可能か?とも思いますが、エピソード0としては素晴らしい内容だったと思います。

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    2026年03月08日
  • 改訂完全版 暗闇坂の人喰いの木

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    ネタバレ

    まず、本の分厚さに慄きました‥
    しかし読みやすく、あっという間に読めました。
    場所が日本からスコットランドに変わったり、年代が変わったりと、読者を飽きさせず、一気に読ませる手法がすごいです。

    半分まで読んだところで、考えても疑わしい人がいない。本当に大楠が全ての元凶なのか?という流れでしたが、結果、大楠はただただ人間の勝手に巻き込まれただけの被害木?でした。
    でも最後まで名誉は挽回されず、なんだか可哀想でしたね。ただ大きいだけなのに。
    機会があったら聖地巡礼したいと思います。
    大楠は無いようですが。

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    2026年03月05日
  • 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪

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    ネタバレ

    トリックがバカすぎて笑った。セリフのユーモアもかなり凝っていて大満足だった!
    動機にはあまり納得感がないし、アンフェアかもしれないが、それを補って余りある面白さだった。

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    2026年03月01日
  • アルカトラズ幻想(下)

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     1939年、ワシントンDCにあるジョージタウン大学脇のグローバーアーチボルド・パークの森のブナの木の下で、異様な状態の女性の遺体が見つかった。ワシントン東警察署のロン・ハーパーは殺人事件を追うが、犯人は捕まらないまま、新たな事件が……というサイコスリラー的な形で幕を開ける本作ですが、物語は二度も三度もその姿を変えて、おそらく導入から結末の光景を想像できるひとなんてひとりもいないんじゃないかな、と思うような結末を迎えます。風呂敷はどこまでも大きく広がっていたほうが嬉しい。でもそれだけじゃ満足できないから、絶対にその風呂敷は畳んで欲しい、という読む側のわがままを満たしてくれる一冊だと思います。

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    2026年02月24日
  • それはそれはよく燃えた

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    たくさんの作家さんの作品が一度に楽しめる1冊
    最初の1行は全員一緒なのに、ゾッとしたり、考えさせられたり、驚いたり、意外な結末だったり…次は何が燃えてしまうんだろうと気になるし、短編集なのでサクサク読めた

    私が好きなのは『黄金の森の神様』『燃えろ恋ごころ』『怪物どもの棲家』『レヴナント』『人形供養』

    『忌物を燃やす』は鳥肌たったなぁ…

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    2026年02月21日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

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    ネタバレ

    とてつもなく鮮やかなトリック!全く思いもよらなかった…!
    御手洗と石岡君の関係性も楽しい。
    怪しい謎から始まり、最後は心を揺さぶられる構成も見事としか言いようがない。
    めちゃくちゃ面白かった!

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    2026年02月19日
  • 改訂完全版 異邦の騎士

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    ネタバレ

    どうしよう、御手洗シリーズここまで全て星5になってしまう。やはりこういったロマンがないと。殺人という人情のないような行為には、人情が必要なのです。全体的に、詩的な表現が素晴らしい。私も深海魚でありたい。絵にしたくなる文章は良い文章。御手洗が格好良いんだな。美しい人間たちが、美しい文章で描かれていく、読んでいて気分が良い。

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    2026年02月10日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

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    ネタバレ

    やられた!! 二回も読者への挑戦状があったのに、全く気付かなかった。正確には、関係ない箇所を執拗に怪しんでいた。化学物質が口腔、喉にあったという描写から、6人姉妹のうちの1人が他5人を殺して最後に自分が自殺したものとばかり思いこんでいた。じゃあその後誰が処理したんだという問題はさておき、気になってしまったのが最後で、結局種明かしまで引きづった。また、実は一枝は生きていて、全ての犯罪を行ったのでは?とも思った。

    他の誰もこんなトリックを浮かばないだろうというミステリー作品に出会ったとき、私も例に漏れず感服してしまう。序盤の占星術の説明、進まない推理、この方向で捜査を進めていいのかという不安…

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    2026年02月10日
  • 漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件

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    英国留学中の夏目漱石がシャーロック・ホームズと出会っていた…という夢のような物語。
    実際に、漱石が毎週通っていたクレイグ先生の住居と、シャーロック・ホームズの住居・ベーカー街221Bが近かったというから、妄想好きとしてはたまらない。

    物語は漱石視点とワトソン視点が交互に語られる。
    同じ出来事を描いているはずなのに、2人の作家のホームズの描き方が全然違うのが面白い!
    生真面目な漱石の目に映るホームズと、常識人であり友人でもあるワトソンの目に映るホームズ。その描かれ方がどう違うのかは、読んでからのお楽しみ。

    日英の文豪がタッグを組むだけでも贅沢なのに、島田荘司さんのトリックまで楽しめる。
    もち

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    2026年01月19日