漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件

漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件

小説・文芸
858円 (税込)

4pt

英国へ留学した夏目漱石は、下宿先で夜毎、亡霊の声に悩まされ、思い余ってシャーロック・ホームズに相談した。このことがきっかけで、彼はホームズが抱える難事件の解決に一役買うことになる。それは、呪いをかけられた男が、一夜にしてミイラになってしまったという、世にも奇怪な事件であった!? 著者が、自信を持って読者に贈る、本格ミステリーの力作。【本電子版は、ルビは総ルビではなく、旧版に基づいています】

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    光文社
  • タイトル
    :
    漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件
  • タイトルID
    :
    426445
  • 電子版発売日
    :
    2017年02月24日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    英国留学中の夏目漱石がシャーロック・ホームズと出会っていた…という夢のような物語。
    実際に、漱石が毎週通っていたクレイグ先生の住居と、シャーロック・ホームズの住居・ベーカー街221Bが近かったというから、妄想好きとしてはたまらない。

    物語は漱石視点とワトソン視点が交互に語られる。
    同じ出来事を描いているはずなのに、2人の作家のホームズの描き方が全然違うのが面白い!
    生真面目な漱石の目に映るホームズと、常識人であり友人でもあるワトソンの目に映るホームズ。その描かれ方がどう違うのかは、読んでからのお楽しみ。

    日英の文豪がタッグを組むだけでも贅沢なのに、島田荘司さんのトリックまで楽しめる。
    もちろん、すべてが島田荘司さんの創作だと頭ではわかってる。
    それでもこの世界観に没頭しているうちに、本当に「ホームズ×漱石×島田荘司」の共演のような気がしてしまう。

    読み始めたときは、シャーロキアンの中には怒る人もいるのでは…と少し心配になった。
    でも最後まで読んでわかった。
    島田荘司さんは、シャーロキアンなんだと。

    ホームズの世界観、笑えて、トリックを楽しんで、さらに読後感が最高だった。
    とくにラストの情景は、読み終えた今もずっと頭に残っている。

    ホームズとワトソンの二人のことが、以前よりもっと好きになった。
    そして何となく硬いイメージだった文豪・夏目漱石も、とても人間味のある身近な存在に感じられた。
    こんな夢のある妄想世界が大好き。

    巻末の、子どもたちへ向けた特別エッセイ「きみも小説を書こう!」というメッセージもとても良かった。

    私も子供の頃からワクワクする夢のような妄想をするのが大好きだった。
    そんな気持ちを思い出させてくれた島田荘司さんを、もう少し読んでみたくなった。

    ポアロ好きとしては、ポアロもどこかで日本人と出会っていたら……と、名探偵ポアロ編を妄想してしまう。
    Audibleにて。

    0
    2026年01月19日

    Posted by ブクログ

    吉敷シリーズを数冊読み、緻密な謎解きを堪能してからこの作品に来た。
    面白い!構成が楽しい!
    こんなにユーモアあふれる作風だとは、開いてみるまで分からなかったから、ものすごく得した気分。
    ホームズも漱石も、大満足だろう。
    巻末の特別エッセイは、島田荘司ファンのみならず、小説を愛する老若男女にとって、これだけでお金出して買う価値あり。

    0
    2022年04月23日

    Posted by ブクログ

    『漱石から見たホームズ、ワトソン君』と『ワトソン君から見たホームズ、漱石』の対比が面白かった
    全体的に良かったと思う
    島田荘司で一二番目に好きかもしれない

    0
    2012年10月29日

    Posted by ブクログ

    ホームズにドップリハマっていた中学時代に読んで、いい意味で度肝を抜かれた作品^^

    漱石視点で見る新しいホームズ像と、お馴染みワトソン君の伝記スタイルで描かれる旧来のホームズ像の落差が、面白おかしく描かれています。


    英国留学中の漱石が、宿で夜な夜な「出ていけ〜」と亡霊に囁かれたことをホームズに相談したのをきっかけに、名探偵の活躍譚に一役買う、というパロディ。
    中国で呪いをかけられた男が一晩でミイラになってしまう、という謎にホームズ&ワトソンと漱石が挑むんですが、

    漱石くん、どんだけホームズのこと嫌いなの?

    てツッコミたくなるような、変人ホームズがこれでもかと登場します。

    ホームズの活躍を記したワトソン君は根っからホームズ信者なとこあるし、意外と第三者から見たらこういうとこもあったかもしれないぞ、と想像しただけで楽しかった(笑)。女装はね〜、流石にきついと思うよ(笑)。

    ジュブナイル・ミステリーを意識して書いたかどうかは分かりませんが、当時の私は夢中になって読めたし、肝心の「密室の中のミイラ」っていう謎の難易度も実は子供向けなレベルだな、と再読して感じました。

    とは言え犯人指摘の際の手品のような鮮やかな手腕は本家にも引けを取りませんし、本家では見たことのない優しい幕引きも好きでした。

    イギリスを離れる漱石の心境の変化や、被害者の心のケアに最後まで寄り添う心優しい名探偵と助手の姿、何よりホームズが異国の友人に捧げたバイオリンの音色が届いてくるようなラストシーンは、読者が物語世界から旅立つ名残惜しさを一層掻き立てます。

    0
    2025年08月12日

    Posted by ブクログ

    読み終わったあと、ホームズと漱石と、そして島田荘司の作品を「他のも読んでみようかしらん」となる作品であると思う。

    正直著者の他の作品を読んでいる方であれば、甲冑が出てきた辺りでなんとなくトリックの肝自体は気づけてしまうような気もするが。

    ただ最後の別れのシーンの美しさも然ることながら、未来の小説家に向けた特別エッセイは何故かは分からないがとても心に染みた。









    「経験から言えることですが、世の中のことがすっかりわかるまで、書くのを待たなくてはならない理由なんてなにもありません。いくつになってもわからないことはあるし、若い頃にはよくわかっていて、次第に失われる世界や知識もあります。また物語というものは生き物で、もしもそれが傑作なら、書くという行為自体がわからない部分をあなたに教えてくれます。読者にとって意味深い物語は、世の中の仕組みを何も知らない頃に書いたものであっても、不思議に矛盾は現れないものです。それは、あなたという純粋な魂を通し、天の誰かが、世の中に対して語っているからです。もしもあなたがこの本を読み、へえこんな世界もあるんだ、面白かったな、と思ってくださったなら、ちょっと書くことも考えてみてください。あなたの内側に、あなた自身も知らない、巨大な書く能力が潜んでいるかもしれません。ぼく自身小学生の頃、自分の内部に物語を書く力が潜んでいるかなんて、考えてもみませんでした。野山を駈けめぐったり、絵を描いたり、野球をやったり、模型を造ったりする力はあると思っていましたけれどね。」

    0
    2026年01月31日

    Posted by ブクログ

    イギリス留学中の夏目漱石が、ホームズとワトソンに出会い、一緒に事件を解決してしまうという、わくわくする設定。シャーロッキアン界隈では昔からされてきたツッコミが随所に見られるのも楽しい。

    0
    2025年11月14日

    Posted by ブクログ

    英国に留学中の漱石がホームズに協力して難事件を解決するというワクワクする伝奇推理小説。奇数章を漱石、偶数章をワトソンが執筆するという形式で、ホームズの人物像が両者で若干違うのが面白い。漱石好きも楽しめて娯楽度も高い傑作

    0
    2023年10月20日

    Posted by ブクログ

    漱石のターンとワトソンのターンで同じことを書いているはずなのに微妙に違っているのがとてもおもしろかった。わたしがホームズ未履修だったのでよく知ってたらもっと面白かっただろうなーー。

    0
    2023年08月16日

    Posted by ブクログ

    初版の時の 表紙がよくて→中も見ずに買ったけど おもしろかった!ホームズを見守るワトソン さらに見守る日本人漱石の目線。

    0
    2021年09月01日

    Posted by ブクログ

    ニコラス・メイヤー(ほんとうはマイヤー)の"7 percent solution" (『シャーロック・ホームズ氏の素敵な冒険』)と、ちょっと設定が似たところがあって、初めのうち漱石パートは、え、そこまで行っちゃう?……と、ちょっと居心地の悪い思いをした。

    謎解きのあたりは、正典オマージュもあり。

    で、そこらへんまでは、さほど乗れなかったんだけど、最後のテムズ河畔の場面にぜんぶ持ってかれた。とてもすてきだった。月9のシャーロックもそうだったけど、なんやらわけわかんないこともホームズがバイオリン弾くとみんな帳消しになるのなんなんだ(笑)かっこいいぞ。

    紙切れの謎は、うやむやで終わるのかとおもったら最後ちゃんと謎解きがあってすっきり。おみごとでした。

    あと、子どもたちに向けた作者の特別エッセイがとてもよかったです。

    0
    2020年03月17日

漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    光文社
  • タイトル
    :
    漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件
  • タイトルID
    :
    426445
  • 電子版発売日
    :
    2017年02月24日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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