島田荘司のレビュー一覧

  • 占星術殺人事件 改訂完全版

    Posted by ブクログ

    大学生の娘に「面白いミステリーを教えて欲しい」と言われたのがきっかけで再読。
    あまりにも有名な作品であり、犯人もトリックも覚えていたのに夢中になってしまった。再読だからこそ読めた「改訂完全版あとがき」も熱い。
    時代設定も広い意味ではトリックの一部で、今更ながらこれがデビュー作とは恐れ入る。

    0
    2026年03月21日
  • 御手洗潔の挨拶

    Posted by ブクログ

    御手洗潔が好きなので評価高いです。
    長編だと後半にしか出てこない御手洗が存分に演説して、存分に奇人ぶりを発揮してくれます。
    た、たまんねぇ!こういうのでいいんだよ!という探偵像です。

    短編だとライトな事件をさくさく読めていいですね。
    御手洗くんが化け物みたいなスペックの探偵で、その辺はちょっと笑えます。探偵してる場合ではないだろうと突っ込まざるを得ない。

    本当にシャーロックホームズと進行が一緒です。様々な分野に造詣深く、とにかく天才……。お約束っちゃ、お約束なんですが、裏切られず、安心して探偵ものを読めるってのはいいことだと思います。

    舞台が日本なのでホームズより読みやすく、親しみが湧く

    0
    2026年03月14日
  • 改訂完全版 異邦の騎士

    Posted by ブクログ

    シリーズ4作目。このシリーズの中では一番好きな作品でした。

    最後の最後で主人公の名前が出てきたときにはもう歓喜です!
    トリックはそんなこと可能か?とも思いますが、エピソード0としては素晴らしい内容だったと思います。

    0
    2026年03月08日
  • 改訂完全版 暗闇坂の人喰いの木

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まず、本の分厚さに慄きました‥
    しかし読みやすく、あっという間に読めました。
    場所が日本からスコットランドに変わったり、年代が変わったりと、読者を飽きさせず、一気に読ませる手法がすごいです。

    半分まで読んだところで、考えても疑わしい人がいない。本当に大楠が全ての元凶なのか?という流れでしたが、結果、大楠はただただ人間の勝手に巻き込まれただけの被害木?でした。
    でも最後まで名誉は挽回されず、なんだか可哀想でしたね。ただ大きいだけなのに。
    機会があったら聖地巡礼したいと思います。
    大楠は無いようですが。

    0
    2026年03月05日
  • 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    トリックがバカすぎて笑った。セリフのユーモアもかなり凝っていて大満足だった!
    動機にはあまり納得感がないし、アンフェアかもしれないが、それを補って余りある面白さだった。

    0
    2026年03月01日
  • アルカトラズ幻想(下)

    Posted by ブクログ

     1939年、ワシントンDCにあるジョージタウン大学脇のグローバーアーチボルド・パークの森のブナの木の下で、異様な状態の女性の遺体が見つかった。ワシントン東警察署のロン・ハーパーは殺人事件を追うが、犯人は捕まらないまま、新たな事件が……というサイコスリラー的な形で幕を開ける本作ですが、物語は二度も三度もその姿を変えて、おそらく導入から結末の光景を想像できるひとなんてひとりもいないんじゃないかな、と思うような結末を迎えます。風呂敷はどこまでも大きく広がっていたほうが嬉しい。でもそれだけじゃ満足できないから、絶対にその風呂敷は畳んで欲しい、という読む側のわがままを満たしてくれる一冊だと思います。

    0
    2026年02月24日
  • それはそれはよく燃えた

    Posted by ブクログ

    たくさんの作家さんの作品が一度に楽しめる1冊
    最初の1行は全員一緒なのに、ゾッとしたり、考えさせられたり、驚いたり、意外な結末だったり…次は何が燃えてしまうんだろうと気になるし、短編集なのでサクサク読めた

    私が好きなのは『黄金の森の神様』『燃えろ恋ごころ』『怪物どもの棲家』『レヴナント』『人形供養』

    『忌物を燃やす』は鳥肌たったなぁ…

    0
    2026年02月21日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とてつもなく鮮やかなトリック!全く思いもよらなかった…!
    御手洗と石岡君の関係性も楽しい。
    怪しい謎から始まり、最後は心を揺さぶられる構成も見事としか言いようがない。
    めちゃくちゃ面白かった!

    0
    2026年02月19日
  • 改訂完全版 異邦の騎士

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どうしよう、御手洗シリーズここまで全て星5になってしまう。やはりこういったロマンがないと。殺人という人情のないような行為には、人情が必要なのです。全体的に、詩的な表現が素晴らしい。私も深海魚でありたい。絵にしたくなる文章は良い文章。御手洗が格好良いんだな。美しい人間たちが、美しい文章で描かれていく、読んでいて気分が良い。

    0
    2026年02月10日
  • 漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件

    Posted by ブクログ

    英国留学中の夏目漱石がシャーロック・ホームズと出会っていた…という夢のような物語。
    実際に、漱石が毎週通っていたクレイグ先生の住居と、シャーロック・ホームズの住居・ベーカー街221Bが近かったというから、妄想好きとしてはたまらない。

    物語は漱石視点とワトソン視点が交互に語られる。
    同じ出来事を描いているはずなのに、2人の作家のホームズの描き方が全然違うのが面白い!
    生真面目な漱石の目に映るホームズと、常識人であり友人でもあるワトソンの目に映るホームズ。その描かれ方がどう違うのかは、読んでからのお楽しみ。

    日英の文豪がタッグを組むだけでも贅沢なのに、島田荘司さんのトリックまで楽しめる。
    もち

    0
    2026年01月19日
  • 改訂完全版 異邦の騎士

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    信じられないしんどすぎる。4年前まだ高校三年生だった私はもう辛すぎて受け止められなかった。愛する人が自分を罠にかけるためにハニートラップをしていて、出会いから何まで嘘だったとわかった時、石岡くんが気を狂わせなかったのは御手洗のおかげなんだよな……良子をさしてしまったときの石岡くんの悲痛さったらないよ。
    兄は憎たらしいやつだと思うけど、「うっとうしいやっかい事に、頭のてっぺんから爪先までまとわりつかれた運のない男なんだよ。いってみれば、ノミに体中たかられた大みたいなもんだ。いつでも後足で休を描いてなきゃならない。だけどな、ノミが一匹もいなくなったら、俺は犬だってことを忘れるだろうよ」って言うセリ

    0
    2026年01月12日
  • 伊根の龍神

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    もう最高ー!!やっと再会したよほんとに嬉しい!
    御手洗潔が石岡を守るために伊根には行くなと止めるシーンとか心配すぎて日本まで会いに来るシーンとかほんとに嬉しい。
    石岡はやっぱり誰かに振り回されてるのがいいね、女子大生に振り回されてるのほんとにいい。

    0
    2026年01月12日
  • 御手洗潔の挨拶

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まず、Return To Forever に出会わせてくれて、感謝。御手洗の、第七銀河の彼方にを聴きたい。ちゃんと話も面白いです。紫電改がなかなか面白い。疾走する死者、無い頭を必死で絞ったが、余りにも突飛で私の推理は粉々にされてしまった。

    0
    2026年01月11日
  • 写楽 閉じた国の幻(下)

    Posted by ブクログ

    写楽の正体を解き明かす歴史ミステリー
    島田荘司さんは御手洗潔も面白いけれど、本作のように知的好奇心を満たしてくれる作品もいいですね
    写楽と蔦屋重三郎の心温まる物語です

    0
    2026年01月10日
  • それはそれはよく燃えた

    Posted by ブクログ

    タイトル『それはそれはよく燃えた』の1文から始まるショートショート集。

    ネットの炎上、恋心、火事など、こんなものまで「燃える」のかと思える作家25人の25作を1冊の本で読めるのはとても贅沢。

    でも後味は25作25様で、ほっこり甘いものもあれば苦々しいもの、ざらっと心地悪いものなど本当にさまざま。

    クイズノックのファンなので河村拓哉さん目当てでこのシリーズを読み始めたが、矢樹純さん、三津田信三さんなど、このシリーズは毎回新しい作家さんと出会えて、読書の幅が広がって嬉しい

    私は総じてホラーが好きなので、今回の『それはそれはよく燃えた』はぞくっとする話が多くて、とても好み。不穏で悲しくて残酷

    0
    2026年01月02日
  • Pの密室

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    鈴蘭事件
    園児の御手洗潔

    Pの密室
    小二の御手洗潔


    御手洗の生い立ちが明かされる
    親に見捨てられ、女子大敷地内の理事長宅で育つ

    幼い御手洗が、事件の真相を語ることに葛藤している

    0
    2025年12月26日
  • 御手洗潔のメロディ

    Posted by ブクログ

    ここまで何冊か長編の御手洗潔作品を読んできて、これを読んでやっと!やっと御手洗潔ってキャラクターをちゃんと好きになれました笑
    最初にこれ読んでおけばよかったなと思うほど!!
    どれも読み口がかなり違うので、読み手がどんな話が好きかで好みは分かれそうだけどダントツで「SIVAD SELIM」が好きでした。
    あと島田荘司先生自らのあとがきも面白かった…
    ここから先は今まで以上に御手洗潔作品を読むのが楽しくなりそう。次は何を読もうかなあ。

    0
    2025年12月15日
  • 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪

    Posted by ブクログ

    建物の構造が複雑を極めていて没入までに時間がかかったけれど、台詞による説明パートのおかげで迷子にならずに済んだ。登場人物の古風な口調、刑事たちの軽口や探偵役の戯けた個性が良くも悪くも事件の深刻さを薄めていて、肩の力を抜いて本格ミステリを楽しめる。『占星術殺人事件』に続いて、またも予想の斜め上を行く記憶に残りそうなトリックだった。

    0
    2025年12月09日
  • 改訂完全版 異邦の騎士

    Posted by ブクログ

    著者の作品は「占星術〜」、「斜め屋敷の〜」に続いて3作目となった。毎回感想の最初に「長い!」と書いているが最早この長ささえも御手洗のぶっ飛び具合と同様クセになってしまった笑

    今作はこれまで読んだ2作とは異なり犯人やトリックを解いていくというよりは物語としての側面が強く、様々なシーンで気持ちが暖まったり冷えたり苦しくなったりと、今回の主役である「記憶を失った男」の様にとにかく感情を揺さぶられる作品だった。

    この作品は御手洗潔シリーズの3番目の作品ではないが少なくとも自分が読んだ前2作を読んだ後の方が楽しめる作品だと思う。

    0
    2025年11月21日
  • 最後の一球

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    御手洗シリーズ。犯人(と言ってしまいたくないけれど仮に犯人と言う)の人生を辿っていき、「あぁ…どうにか見逃して欲しい。天罰としてほしい…」と思っているところ、さすがは御手洗。悲しくも救われるお話。もはやミステリーではない。御手洗シリーズの後半は中だるみだなんて思ってたことが恥ずかしいです。

    0
    2025年11月19日