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織田信長の鉄甲船が忽然と消えたのはなぜか。幕末の老中、阿部正弘が記したと思われる「星籠」とは? 数々の謎を秘めた瀬戸内で、怪事件が連続する。変死体の漂着、カルト団体と死体遺棄事件、不可解な乳児誘拐とその両親を襲う惨禍。すべてが一本の糸で繋がる驚愕の真相を、御手洗潔があぶり出す! 二〇一六年六月四日公開、玉木宏主演映画『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』原作
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Posted by ブクログ
もうほとんど御手洗が正解にたどり着いているので、捜査と言うよりもほぼ証拠固めのストーリー。 人によって好き嫌いがあるかもしれないけれど、間違えないと言う安心感があって好き。 嫌な女性たちへ容赦なく責めて行くのがスカっとした。 星籠の意味や登場人物たちの関係性など、一気に事件解決への符号となって組み...続きを読む合わさる展開に興奮した。 やっぱり御手洗シリーズは面白い!
全体的にとても読み易く、色々な話が混ざり合って とにかく飽きさせない。 こんなバラバラの物語がどこでつながるのだろう? と期待感を持って読み進められるのも良かった。 ガソリンの焼死女性の話が、もっと絡んでくるのかと 私の女の部分がとても期待したのだが、そこはあまり食い込んではこなかったのがちょっ...続きを読むと残念(^-^; しかし、御手洗先生の話では、今まで読んだ中ではこれが一番面白かった。 榎木津礼二郎も好きだが、こういうタイプ好きだなぁ(*^-^*)
今回は緻密な推理というより、あわただしく大胆な推理だった。馬車道のシーンが少なかったのは残念だったかな。
筆者の著者『写楽』なんかを思わせる、ミステリー+歴史ミステリーになっている。ロマンを感じる。潜水艦にも、歴史にも、その長い歴史ありきの瀬戸内海にも。いつもの御手洗シリーズとは少し趣が違うので、上巻でちょっと戸惑ってた自分が嘘みたいに、下巻でのあまりに美しい、謎が解けていくさまに、結構感動した。
下巻からは怒涛の如く断片が繋がって行きます。懸命に皆生きているけど、運命の容赦の無さが淡々と書かれるのも小説ならではかもしれない。また、かの総理暗殺事件が起きた時のこと、大地震、子供の時に繰り返しワイドショーで流れていた結婚式のシーン、この40年ほどの日本で起きていた出来事も頭に蘇り、読み合わせて行...続きを読むくと背筋が凍る思いもして。最後、とある人物の行動により結末するところで救いもある。小説の醍醐味を味わいました。 最後まで読み終えたところで、感想戦として、気になるところに戻ってまた読み込むのも島田作品ならではのお楽しみ。端から端まで金太郎飴的に堪能しましたです。
下巻は「真犯人は誰!?」という展開ではなく、真の黒幕は早めに判明して、個別の事件と謎の答え合わせが中心だったがそれでも面白くて一気に読んだ。文字通り瀬戸内海駆け抜けた冒険。 悲しい出来事は色々あったけど読後感も悪くない。引導を渡したのは「あの人物」のお陰だけど、それ以外の裏MVPは常石造船の会長様。...続きを読む
読み終わってみれば面白かったとは思うが、どうも最後半が妙に急速で最後どうなったかわからない登場人物が幾人かいて、なんか切れ味が鈍い。舞台立ては申し分ないのだが、やはり構成とバランスの問題かなぁ… 島田荘司との出会いは、長期出張で先に帰った同僚が置いていった『水晶のピラミッド』。あっけにとられて、その...続きを読む後『暗闇坂』『アトポス』『眩暈』『ザゼツキー』等を読んだが、このあたりが一番充実していると思う。どれも厚めの文庫一冊で、この本もこの程度のボリュームがベストだったのではという気がしている。映画化で書き急いだのかな?!
数々の難事件が続出する瀬戸内の港町・鞆。名探偵御手洗潔が驚愕の真相を炙り出す。 御手洗シリーズはこうでなきゃ満足できない。小さな辻褄の矛盾は気にならないというか、気にしてはいけない。壮大なスケール感が波のように押し寄せる。村上水軍の秘密兵器が五百年の時空を超えて奇跡を起こすなんてストーリーは、島田荘...続きを読む司さんにしか書けません。
様々な人間模様が描かれていて たが、少し描かれ過ぎだった様に思う。千早と茂の東京のシーンは特に必要なかったのではないか。しかし、瀬戸内海、村上水軍を背景とした展開は興味をそそられ読書が進んだ気がする。もう少し御手洗がどう推理していくかを描けると良かったのではないか。
話全体の謎より上巻の小坂井くんの章が回収されたところが面白さのピーク 急に話がえげつなくなったので少し読むのが苦痛になった 御手洗さんは昔の方が変人で面白かったな〜 石岡くんはますます何故いるのか分からない
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