感情タグBEST3
最高の贈り物
いつもながらの繊細さと重厚さ。
悲しく切ない背景があるけど、ちゃんと救いがある。
現実には救われずに終わることもある弱き者を救いたいという作者の思いがあるのかな。
島田作品は予想外のトリックに翻弄されるんだけど、
そのトリックに埋もれないストーリーがいつもある。
楓があの朝受け取ったプレゼントも素敵だけど、
最後に国丸が受け取ったものこそ素晴らしい贈り物だった。
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今作は、なかなか早めにトリックが読めた充実感!
で、読み進めるとトリックが解けたことなど飛んてしまうくらいにラストの感動。伏線やその前の諸々があったとはいえたった2、3ページの展開であれだけ読者の心を鷲掴み。人間のきれいな愛情を見た気がする。
Posted by ブクログ
京都、鳥居といった純和風な舞台で、サンタクロースというアンマッチな題材を持ってきたのが意外とよかった。
再会のシーンは涙が出ちゃった。
推理物というより、ヒューマンドラマとして楽しめた。
Posted by ブクログ
京大時代の御手洗の話。
御手洗の変人さが最後の方しか見られず、あれが見たい読者としては少し消化不良。
序章の入り方も面白かっただけに。
ただ心温まるミステリーで、御手洗小説であることの期待値を抜けばいい作品。
わたしもサンタクロース来なかった身なので、泣きそうになりました。
Posted by ブクログ
時代は昭和39年。クレセント錠とスクリュウ錠で閉ざされた密室というあたりに時代性を感じさせる。
鳥居の左右が、両側の建物に突き刺さっているシチュエーションは、何とシュールなのだろうと思っていたら、京都市の錦市場では、実際にこのような光景を目にすることができると知って驚く。
そのような状況を見事にトリックに昇華させた著者の手腕はさすがである。
そして、そのトリックがわかったと「ユーレカ」とばかりに駆け出して行った大学生の御手洗は若い!
事件のすべてが詳らかになっても、最後に残った難問は容易に解きほぐすことができないように思えたが、これも解決に導いた御手洗は、既に名探偵の片りんを覗かせる。
この物語のラストは、季節外れの、そして10年越しのクリスマスプレゼント。
人間の弱さ
人間の弱さを感じる話だった。辛く、気の沈む感じ。それでも、誰かが救われたのは幸いだった。
あと、中段、ちょっと間延びした展開だったなぁ…。
Posted by ブクログ
ア!御手洗くんだ!
って反射で買ってきた本
そういう本は御手洗くんだけ
御手洗くんにしては軽め?の謎
おやつくらいの感じで読める
じっくり読むぞーって本ではない
気楽に読める
殺人事件で気楽ってのもおかしな話だが
お昼休みとか電車移動とか
隙間時間に読むのによいかと
星は3つ
御手洗くんってだけで
星は3つ確定
フツーにおもしろい
だから3つ