島田荘司のレビュー一覧

  • 涙流れるままに(上)~吉敷竹史シリーズ15~

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    上巻は通子の過去と吉敷と老婦人との出会いという過去と現在が並行して綴られていきます。通子の過去はとても暗澹たるもので、読んでいてとても胸が痛くなるのですが、目を離さずにはいられないのです。

    麻衣子と徳子が立て続いて死んだ後に通子が気付いた事実には、背筋が凍る思いでした。「優しいお姉さん」だった麻衣子が持っていた別の顔。その顔を、通子は見てしまったのです。

    そして変わっていく父。運命に翻弄される通子がかわいそうになります。

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    2009年10月04日
  • 毒を売る女

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    ネタバレ

    積ん読本消化月間。30年くらいの積読本。島田さんが、本書の後半に収められているようなショートショートを書いているって知らなかった。本書の中では、表題作でも「糸ノコとジグザグ」でもなく、「ダイエット・コーラ」の発想とキレが一番好き。

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    2026年06月21日
  • 眩暈

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    ネタバレ


    今作もちんぷんかんぷんの物語からスタートするんだけど占星術で鍛えられたので耐え。
    御手洗石岡がなかなか出てこないのだけどそれは斜め屋敷で鍛えられたので耐え。

    目次を見ても本編と解説しか書いてないので、この奇妙な物語がいつまで続くのか分からずちょっと苦しんだ。

    とにかく二人が出てきてからは、御手洗と石岡が積み上げてきた歴史と絆、そして石岡が御手洗のことをよく理解していることが分かる描写がふんだんに盛り込まれていてニコニコが止まらない。
    あまりにもよかったので好きな描写一覧を最後に記録。
    石岡の語り口や発言から滲み出る二人の圧倒的な相棒感。この凸凹コンビが本当に好きなんだよなぁと噛み締めなが

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    2026年06月21日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

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    とにかく冒頭部分が難しかったので、読むのに時間がかかりましたが、途中からはすらすら読み進められました。トリックについては図で見てもすぐには理解出来ず、ゆっくり考えてようやくわかりました。とても面白かったので読んで良かったです。

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    2026年06月15日
  • 毒を売る女

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    短編集。巻末にもあったがこの作家は女のリアルな現実(美しいだけではないところ)や性(時にはタブーと思われるほど堂々と)について書いてある、そんなところが女性読者を惹きつけるのではないかと。ミステリーとホラーの境界は曖昧ではあるが読んでいて喪黒福造とか週間ストーリーランドとかを思い出した。

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    2026年06月10日
  • 龍臥亭事件(上)

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    探偵御手洗シリーズだが、ほぼ御手洗は出てこない。しかし最初の事件発生から惹き込まれることは確実。純粋に謎を解こうと思っても頭が痛くなります。下巻を読むのが楽しみな一冊。

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    2026年06月06日
  • 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪

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    犯人とか、凶器とか、こうかな?と思いつく部分はあるけど全部は分かるわけない。
    決定的なトリックに関しては、くっそ、そうかぁ…!となる気持ち良さを感じられる。
    しかし、長い。
    御手洗潔登場までの一連が、長かった。
    でもこのトリックに、くぅ…!となるためには読むしかない。結果、読まないよりは読んでよかったなと。

    そして御手洗潔シリーズの一作目は京都が舞台らしいので、読むことに決めた。

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    2026年06月04日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

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    ネタバレ

    ミステリ。御手洗潔シリーズ第一作。
    シリーズは『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』は既読。
    本作に関しては、あまりに有名なタイトルは知っていたのと、『金田一少年の事件簿 異人館村殺人事件(バイリンガル版)』で言及があったことを覚えていて、すぐにトリックが分かってしまった。
    本書で仮説として出てくるベッド吊り上げのトリックまで被るのは流石にやりすぎでは?
    トリックが分かっていても楽しめるくらい優れた作品だと思う。
    「AZOTH」は読めません。本当に"電話帳を読まされたみたい"。恐らく読まなくても大丈夫なはず。
    後から考えると、タイトルも一つのトリックと言えるかも。
    予備知識なく読

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    2026年06月03日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

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    ネタバレ

    新本格派と呼ばれるジャンルの開祖。
    ごっつい文章量だが意外や意外、トリックがとても分かりやすい。
    だから前半の膨大な登場人物量や設定量に圧倒され、本を置くのは勿体ない。
    勿体ないが、置いてしまう感覚も分かってしまう。。。ということで★4になった。
    最期の最後、犯人の存在感が、あれだけ無双していた御手洗を覆い尽くした。
    犯人の完全勝利なんじゃないかな。
    あれだけロジカルに説明した犯人が、最後の手記で占星術を用いた描写に鳥肌が立った。

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    2026年06月02日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

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    ネタバレ

    影響を受けた作品を先に読んでいたためトリックは途中で察しがついたが、それでも本家を感じさせる迫力があった。案外とあっさりと語られる犯人の後悔と葛藤が美しくもある。 

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    2026年06月02日
  • 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪

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    ネタバレ

    面白かった!家の構造がかなり特殊でイメージのしづらさはあったけど自分で図面描いたりして理解しながらだとより分かりやすかった。だからこそトリックに気づけなかったのは悔しい
    前作の占星術殺人事件に比べると派手さは劣るかな
    読みやすいし、後半の御手洗が来てからのワクワク感がたまらない!
    次作も早く読みたいところ

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    2026年05月31日
  • それはそれはよく燃えた

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    それはそれはよく燃えた

    この書き出しで始まるまったく展開の違う物語。それは炎なのか、炎上なのか、どの作品も最後には驚くようなオチが待っていて趣向が凝らされていた。
    寝る前にサクッと読んでいったけど、内容がすごく濃いわけではないからいい読み方だったかもしれない。

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    2026年05月30日
  • 御手洗潔の挨拶

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    わかりやすくていい。
    登場人物も事件もシンプルな感じするけどそれがいい。
    御手洗の飄々とした感じでも芯があリ魅力的。

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    2026年05月28日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

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    ネタバレ

    若かりし頃に金田一少年の事件簿との絡みでこの本のを事知ったという思い出深い?やつ。漫画本を持っていたはずなのだが、ストーリーは忘れてるなぁと思いながら、島田荘司の本作を読んだ。今頃かよ、感はなくもない。

    占星術が一番重要そうなんだけども実はどうでもよい、というオチが個人的には残念。ただ、この当時のいわゆる社会派ミステリーに対し、個人や社会を裏から操る?動機に現実以上の意味を与えることで社会派にはない、人肌感というかぬめり感のような感触で挑戦しようとした、という読後感。占星術というある種のファンタジーな世界観はあるものの、フェアであることが氏の絶対的なこだわりだったはずだし、実際そうなっている

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    2026年05月25日
  • それはそれはよく燃えた

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    それはそれはよく燃えた。
    から始まる25の短編が入ったオムニバス。

    吉原幻鏡・高田崇史
    怪物どもの棲家・島田荘司
    回答・神林長平
    マザー・ジン・古泉迦十
    失われた史料、的外れな再建・市塔承
    消えない炎・我孫子武丸
    比翼・河村拓哉
    全滅館の殺人・似鳥鶏

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    2026年05月24日
  • 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪

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    大好きな設定の屋敷系のミステリー小説

    占星術を読んで、次にこの作品を読みました。
    殺人が行われた状況、トリック、怪しい作りになってる屋敷、好きな要素が積み込まれた小説でした。

    現実にはあり得ないだろうと感じる人が居るかもしれませんが、あり得るかあり得ないかは私にとってはあまり問題には感じていなくて、トリック等が論理的に説明がつくのか?という方がミステリー小説を読む上で大切だなと感じています。

    考えても最後まで謎が分からず、全てが明らかになった時、あーー!なるほど!!と感心したのを覚えています。

    とても面白かったです。

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    2026年05月22日
  • 愛しいチグサ

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    ネタバレ


    ①愛しいチグサ

    2091年、謝荷魚(シェホーユー)はモンスターサイクルで事故。
    →中国人名やめてほしい。読みを覚えられない。

    ほとんど機械になって生き延びる。

    普通に生活できるようになるが、人間の顔が鬼のような赤い顔の化け物に見える。

    謝はイラストレーター。

    美しい女性に出会う。

    結婚していた。名前はTin
    →?あれ?、これは夢だったのか?、ここよくわからなかった。。

    また、女に会う。
    結婚してない。名前は、ちぐさ。

    ちぐさとデートを重ねる。恋などの感情を知らないちぐさは、徐々に人間味を帯びてくる。

    恋人同士になる。

    手のひらを、合わせると青い火花が散って、移動?

    人々

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    2026年05月22日
  • 改訂完全版 暗闇坂の人喰いの木

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    ネタバレ

    譲さん殺されてしまって悲しい。言語文化の先生の姿形で脳内再生されていたから非常に悲しかった。これまでに読んだ御手洗全てに言えることなんだけど、非常に絵になる。正直トリックは相変わらずトンデモだけど、それ以上に圧倒的な空気、エンタメ力があった。世界にのめり込まされた。そして御手洗がかっこういい。スコットランド行きたい。ペイン氏、もはや尊敬までしてしまう。スコットランド行きたい。ずっと美人大好きな石岡君良い。

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    2026年05月15日
  • 伊根の龍神

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    ネタバレ

    長編ミステリ。一応本格ミステリの範疇かもしれないが、北朝鮮問題や原発問題なども扱っているので社会派ミステリの要素が強いか。吉敷竹史シリーズの方が合っている気がした。
     
    巨大なクジラ。

    発電所。原子炉。
    怪物、原子炉に突撃。

    龍神という本?

    藤浪麗羅が石岡の元を訪ねてくる。
    女子大生なので里見っぽい女の子。石岡と事件調査に行くのも里見と石岡コンビっぽい。

    巨大海中生物。
    海自の特殊部隊が伊根に派遣。麗羅のおじいちゃんが元海自。

    石岡と麗羅が伊根に行くと、自衛隊。政府要人がくるので特別警備。引き返してくれ。

    龍神が車を屋根に乗っけたという人。本当に乗ってた。
    夜中に遠くから見たという

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    2026年05月12日
  • 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪

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    御手洗潔シリーズ二作目。
    衝撃のデビュー作に続いての快作。今度は大掛かりな物理トリックで唸らされてしまった。犯人は割とすぐ分かったんだけどなぁ…
    御手洗の登場の遅さにやきもきさせられるが、ラストは奇人御手洗潔の独壇場で名探偵の名に恥じない鮮やかさで事件を解決してくれる。
    後の綾辻行人の館シリーズに影響を与えたというのも頷ける。

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    2026年05月10日