島田荘司のレビュー一覧
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下巻では、通子は現在自分が置かれている状況を打開すべく、過去と見つめあい、行動を起こします。様々な悪しき過去を振り切って、行動する通子に強さを見出せるようになります。
そして吉敷も、冤罪事件を解明しようと行動します。上司にたてつく姿はわたしが今まで読んできた吉敷シリーズの吉敷と何ら変わりがありません。
一旦途切れかけた通子と吉敷の運命の糸が、また交差し、結びついていく様もとてもよく描けていると思います。
御手洗シリーズとはまた違った、社会派ミステリとしての本作は、冤罪事件について様々な知識を与えてくれ、現在の日本の裁判システムに疑問を投げかける秀作だと思いました。
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Posted by ブクログ
水上都市の冒険
御手洗シリーズ最新作。御手洗が中学生じ代の話。短編が連作で繋がっている。
汐汲坂の殺人
子供時代の御手洗は「Pの密室」以来だろうか。「Pの密室」ではかなりのこども時代をテーマにしているが、今作では中学生時代の御手洗が描かれておりまだ毒気の少ない(笑)純粋な御手洗少年を読む事が出来る。彼は幼少期から天才であり、今回も水上生活者という古き時代の日本のとある地域を舞台にしながら、殺された画家と逮捕されてしまった友人の父親の無実を証明しつつ、画家の婚約者のホステスの依頼で真犯人を暴く。暴くというか、御手洗少年はあっという間に真相をしるが、周りの大人や警官達は全く取り合わない。御手洗少 -
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Posted by ブクログ
久しぶりの島田先生の長編小説‼️
石岡先生がUMA研究会の大学生麗羅と二人、伊根湾に現れたと噂される龍神を確かめに伊根に行くことになる。
スェーデンにいる御手洗に電話で話すと、危険だから絶対に行ってはならないと警告されてしまう
伊根の舟屋に着くと、自衛隊が警戒しており舟屋の
主人も何か事情がありそうな雰囲気が出てくる
テーマがUMAの龍神ということだが、龍神が現れる展開はなく、伊根全体の不穏なエピソードで物語が進んでいく
ネタバレになりそうなので詳細は伏せるが、ラストで伊根湾で起きた不思議な現象が御手洗がサラッと解説するくだりが最高だった?
原発を巡る環境汚染や外事問題が本編の核になってい -
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Posted by ブクログ
ネタバレ名探偵・御手洗潔の最初の事件
過去の記憶を失った男は一人の女性と出会い、ささやかながらも幸せな生活を始めるが、自身の過去と相対したことで背後で進行する事件に巻き込まれていく。
まず記憶喪失の主人公が公園で目覚めるところから始まり、主人公と一緒に状況がわからないとなるところから始まる。良子との幸せな生活のパートでは上司との飲み会の話であったり、日常を強く感じさせるような流れだったけど、自身の過去に向き合い始めてからは一気に展開が変わっていく。前半で散りばめられていた、鏡が見れないといった伏線が、自身の顔を誤認させるというとんでもないトリックで回収され、最後には謎が一気に解き明かされる。記憶喪失の