島田荘司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ宇宙人だったりの超常現象が出てくるミステリを違和感なく落とし込むのは難しく見える。Aが理由で宇宙人だと勘違いしてました!ってのはなんか興醒めだし
本作はそこを上手いことやりくりしてて、なかな面白かった
強いて言えば、最後の突入シーンであの脳筋刑事さんを活躍させて欲しかったかなあ
ただ馬鹿で前時代的なだけで、憎めないキャラにして欲しかった
後半はストーリーがあちこちに飛んでいって、書きながらプロットを考えたのかなあと感じた
血って洗えば完璧に落ちるもの?
傘でぶん殴ってきた女がハムスターのアナフィラキシーショックで死ぬ話はもう少しなんかやりようなかったのかな、、、
描写が重々しくて、読んでい -
Posted by ブクログ
島田荘司の長編、久しぶりだった。
吉敷刑事のパート、伝説の剣客の物語、
吉敷刑事の解決パートの構成。
戦後間もない、渾沌とした時代に石川県
の芸妓を抱える盲剣楼に、押し込み同様
の暴漢がやって来て、女を手篭めにして
助けが来ないのに乗じて好き放題。
そこに、語り継がれた盲剣様があっとい
うまに軍刀を構えた男どもを斬り捨てて
しまう。
これは、現実の話?
幼少期に、盲剣様の剣捌きを目撃したと
いう女画伯。
吉敷が、その画伯と知り合いになり、あ
る事件の解決を任されてしまう。
挿話は、江戸時代の剣が不用となった
世の中に起きた剣客鮎乃進と紅葉村の
千代との物語である。
長い文章だったが、鮎乃進 -
Posted by ブクログ
好きだった順
①ギリシャの犬
②数字錠
③疾走する死者
④紫電改研究保存会
トリックや事件そのもの云々はもちろん、御手洗潔という人間を知るのにとても良い作品でした。
ここまでシリーズを読んできて、御手洗潔に対しては何となく取っ付き難い感じがしていたのですが、本作でぐっと人間味が増したような、親近感が湧くようなそんな印象を持ちました。
最後のあとがきは、御手洗潔がこのような人物設定になった所以が書かれています。
個人的には「この宣言は必要か?」と思いましたが、今から40年近く前に書かれたことを考えると腑に落ちた気がします。当時読んでいたらどんなふうに感じただろう。
ある意味で今の日本にお -
Posted by ブクログ
ネタバレんんんこれは評価が難しい。
いや面白いことは面白かったのだが。
夏目漱石の渡英時期・下宿先がホームズの活躍時期・ベイカー街に近しかったことから、両者が邂逅する物語。
夏目視点とワトスン視点が交互に描かれるが、同じ出来事なのに描写が大きく食い違う。
特に夏目視点のホームズは酷いの一言で、完全な狂人、しかも周囲はそれを踏まえて腫れ物のような接し方。
ここに何か大きな仕掛けがあるのかと読み急いだが、そうではなかった。
中でもショッキングなのが、モリアーティは架空の人物だとワトスンに言わせたこと。頭がおかしくなる前のホームズの活躍は確かだがモリアーティ関連はワトスンの創作だと言う。最後まで読んでも