島田荘司のレビュー一覧

  • 星籠の海(下)

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    ネタバレ

    上巻から合わせて一気呵成に読み終えられます。非常に読みやすいです。
    看護師辰巳洋子はベビーシッター中に子供をあやまって殺してしまう。小坂井はそれを隠蔽しようとし、ネルソンパクはそれをさらに指導する。そして巨悪である日東第一教会(統一教会)を御手洗潔が裁くお話。
    教会のトップであるネルソン・パクを星籠を使って捉え、胸が空くような結末となります。
    ただし、従来の御手洗物でよくある、ミステリーの大仕掛けを御手洗が解き、読者がカタルシスを得られるといったことはないです。
    大掛かりの謎はなく、面白いながらも淡々と話は進みます。
    ちょっと一風変わった御手洗物です。

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    2023年11月05日
  • 御手洗潔の挨拶

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    ネタバレ

    面白かったな〜!
    「数字錠」がトリックもストーリーも一番良かった。「占星術殺人事件」でもそうだったけど、犯人のどうしようもない気持ちを書いて、それと真摯に向き合う御手洗の考え方が好き。

    「疾走する死体」は、ええ〜!?と言いたくなるトリック(名探偵コナン的な)だった。
    新聞社の人の話はホームズの「赤毛連盟」を彷彿とさせた。
    「ギリシャの犬」もトンデモトリックだったけど、犬が活躍したので良かった。

    最後の「御手洗潔の志」は、御手洗が日本人の性格を分析して、それと真反対の行動や発言を「選んでいる」という事実に、なぜかとても感動した。
    あのキャラクターは御手洗が自身で構築したものなのか、と。
    この

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    2023年10月26日
  • 漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件

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    英国に留学中の漱石がホームズに協力して難事件を解決するというワクワクする伝奇推理小説。奇数章を漱石、偶数章をワトソンが執筆するという形式で、ホームズの人物像が両者で若干違うのが面白い。漱石好きも楽しめて娯楽度も高い傑作

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    2023年10月20日
  • 星籠の海(下)

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    下巻は「真犯人は誰!?」という展開ではなく、真の黒幕は早めに判明して、個別の事件と謎の答え合わせが中心だったがそれでも面白くて一気に読んだ。文字通り瀬戸内海駆け抜けた冒険。
    悲しい出来事は色々あったけど読後感も悪くない。引導を渡したのは「あの人物」のお陰だけど、それ以外の裏MVPは常石造船の会長様。


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    2023年10月13日
  • 星籠の海(上)

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    映画も観ていないし村上水軍の知識が殆ど無かったのが今回吉と出て(?)瀬戸内海の歴史がとても面白かったし、上巻のラストは普通に「ここでキターーー」と興奮してました。
    御手洗シリーズ読むのは久々だけど本当に間違いない、面白い。「一般人に起きる悲劇」の描き方、感情移入して哀しいけど毎回引き込まれる。

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    2023年10月13日
  • 秋好英明事件

    購入済み

    いい意味で見てきたような

    昔図書館でこの原著の「秋吉事件」を読んだ。聖書2冊分くらいのすごい本だったけど
    さらっと読んじゃえるのが島田荘司の文章力。
    いい意味で見てきたように細部まで書くから。その場にいるような感覚になるのかも。
    再読中。

    #ドキドキハラハラ

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    2023年09月29日
  • 写楽 閉じた国の幻(下)

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    ネタバレ

    2013/5 初読時のメモより

    作者が提示した、写楽の謎:写楽が誰にせよ(既に知られた人物の変名にせよ)何故出自などが全く伝わって無いのか、接触していた筈の周りの人々が写楽について何故なにも語っていないのか。写楽はオランダ人だったという仮説は、これを合理的に説明していると思う。役者絵は、ブロマイドと芝居の宣伝を兼ねるものなのに、写楽は本来対象にならないような端役も描いていたという事も本作で初めて知った。

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    2023年09月02日
  • 写楽 閉じた国の幻(上)

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    ネタバレ

    2013/5 初読時のメモより

    作者が提示した、写楽の謎:写楽が誰にせよ(既に知られた人物の変名にせよ)何故出自などが全く伝わって無いのか、接触していた筈の周りの人々が写楽について何故なにも語っていないのか。写楽はオランダ人だったという仮説は、これを合理的に説明していると思う。役者絵は、ブロマイドと芝居の宣伝を兼ねるものなのに、写楽は本来対象にならないような端役も描いていたという事も本作で初めて知った。

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    2023年09月02日
  • 漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件

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    漱石のターンとワトソンのターンで同じことを書いているはずなのに微妙に違っているのがとてもおもしろかった。わたしがホームズ未履修だったのでよく知ってたらもっと面白かっただろうなーー。

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    2023年08月16日
  • Pの密室

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    ネタバレ

    通勤電車で読んでいたのですが最後に涙してしまいました。貧しく衝動的な殺人は、同情せざるを得ない背景があっても虚しく裁かれます。悲しすぎる。。。
    一方で潤沢な資金と家柄と計画があればのうのうと暮らしていけます。この対比が凄かったです。

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    2023年07月04日
  • 御手洗潔の挨拶

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    「御手洗潔」を知る一冊。
    (数字錠)での「御手洗潔」に胸アツになりました。
    これまで占星術殺人事件、斜め屋敷の犯罪、異邦の騎士と順番通りに読んできましたが、私には何処となく、ぼんやりというかモノクロの人物でした。
    この一冊を読んで「御手洗潔」に温かい血が通って、色彩を持ったような感覚です。
    ダイナミックで一歩間違えると・・・なトリックの(疾走する死者)で石岡君に掛けた「懐かしかったろう?」の一言。 いいですよね。
    何処となく、かの有名な同盟を思い出す(紫電改研究保存会)や、犬好きが微笑ましい(ギリシャの犬)も楽しめました。

    「御手洗潔」が読まれる理由が判った気がします。
    あと、巻末の新・御手

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    2023年04月27日
  • 星籠の海(下)

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    読み終わってみれば面白かったとは思うが、どうも最後半が妙に急速で最後どうなったかわからない登場人物が幾人かいて、なんか切れ味が鈍い。舞台立ては申し分ないのだが、やはり構成とバランスの問題かなぁ… 島田荘司との出会いは、長期出張で先に帰った同僚が置いていった『水晶のピラミッド』。あっけにとられて、その後『暗闇坂』『アトポス』『眩暈』『ザゼツキー』等を読んだが、このあたりが一番充実していると思う。どれも厚めの文庫一冊で、この本もこの程度のボリュームがベストだったのではという気がしている。映画化で書き急いだのかな?!

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    2023年04月18日
  • 御手洗潔のメロディ

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    SIVAD SELIMの、スピーチを前にした石岡くんの緊張が手に取るようにわかり、ハラハラしつつも面白おかしく読めた。
    ボストン幽霊絵画事件は奇譚のような話かと思ったらそうではなくて、御手洗事件の中で特に好きな話だった。
    どの短編も楽しめた。

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    2023年04月08日
  • 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪

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    『占星術殺人事件』に続く御手洗潔シリーズの第2作目。

    著者曰く、これを読んだ綾辻行人氏が「こんな作品を書いていいんだ」と勇気づけられ、それで『十角館の殺人』を書いてデビューしたそうな。
    (島田荘司. "本格ミステリの原点に立ち返った新連載『ローズマリーのあまき香り』島田荘司さんロング・インタビュー". ダ・ヴィンチWEB . 2022/1/7)

    "不可能"を"可能"にする、ある意味力業とも言えるこの大トリック。度肝を抜かれる事間違いなし。

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    2026年01月24日
  • 御手洗潔の挨拶

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    殺人事件や誘拐事件、日常の謎まで楽しめる短編集
    御手洗潔のキャラクターがおもしろい 慇懃無礼だけど根はまともな人というかんじ

    クリスマスイブを楽しむ話でジーンとして不可解な話の真相に舌を巻く 紫電改の話が一番好き 謎の爺さんの夢を真剣に語ったり、憎めないところがよかった

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    2023年03月25日
  • 星籠の海(上)

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    正直、内容が薄いというか、無駄っぽい会話とかシーンが多くてちょっといらいらして読む気が失せかけた。。映画化を念頭においたのが裏目に出たのかな。全体を半分か2/3くらいにはできそうだし、そうした方が絶対面白いと思う。ま、気を取り直して下巻へGO!

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    2023年03月15日
  • 龍臥亭事件(上)

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    ネタバレ

    昔一度読んだんですが、今回はオーディブルで。
    御手洗シリーズがオーディブルで聴けるとは〜!と嬉しくなりました。
    と言いつつ、この作品は石岡さんのための物語ですね。

    不気味な舞台、謎に次ぐ謎、下巻に期待は膨らみます。 

    石岡さん、頑張ってくれ!と応援しつつ下巻へ。

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    2023年02月21日
  • UFO大通り

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    中編2本からなら一冊。
    いつものとおり、些細なことから御手洗潔が事件の全貌を見抜き、事件を解決していきます。
    2本とも事件解決に必要な部分が同じところがあるので、敢えて揃えたのかな?と思われます。

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    2023年01月30日
  • UFO大通り

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    銀色に塗られた顔、目張りした部屋、シーツを被り死んだ謎の男、雨の日に傘を折る女、奇妙な事件から鮮やかに真相(トリック自体は言われてみればなんでもない)を掴んでみせるところが安定の島田荘司。はやく結末を知りたいとページをめくる手が止まらない。1981年とか1994年とか回顧する形式である必要はあるのかな。(トリックが現代科学ならすぐバレるからという理由とか?)

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    2022年12月31日
  • 龍臥亭事件(下)

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    長い大作。御手洗が居ないけど人気のある評価の高い作品らしい。読んで納得。
    石岡くんらしい形はとても好ましい。
    出てる事件はどれも実在したものでびっくりだった。島田荘司の作品は結構実在した事件を下敷きにしたものが多いけど虚構と現実の境が曖昧で、実話をなんと上手く小説として組み込むのだろうと感嘆する。

    この話の石岡くん、40代前半かな?
    女子高生にドギマギしてるのはちょっと引くけど石岡くんだから許そう。

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    2022年12月08日