島田荘司のレビュー一覧

  • ゴーグル男の怪(新潮文庫)

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    本物のゴーグル男?の生い立ちが可哀想すぎた。
    光子にも同情すべき点はあるけど恵まれない人生を送ってきた人がみんな悪人になるわけじゃないからねぇ。
    話としては3人のゴーグル男の物語が絶妙に絡み合い面白かった。
    ただ頭の悪い自分にはつぼ算を理解するのに相当な時間がかかってしまった。

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    2024年02月19日
  • 御手洗潔の挨拶

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    短編集。「数字錠」は御手洗の信念であったり性格がよく見えて好き。
    作者あとがきに、なぜ御手洗の映画化を承諾しないのかが(相変わらず長めに)説明されている。

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    2024年02月05日
  • 網走発遙かなり 改訂完全版

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    4編の短編であるが、奇妙な行動を
    する近所の老人、ピエロ、乱歩に魅
    せられた女性の3つの短編が最終章
    に繋がる。
    乱歩のストーリーは、今年24年に
    映画化されるという。
    映画化に当たり、発表された俳優
    をイメージしながら読むと、俳優
    のイメージに合うか想像しながら
    楽しめた。
    一章の、家族が破滅に向かう描写
    は、島田荘司独特の暗さがあって
    良かった。
    映画は、観ておこうと思った。

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    2024年01月24日
  • 御手洗潔の挨拶

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    好きだった順

    ①ギリシャの犬
    ②数字錠
    ③疾走する死者
    ④紫電改研究保存会

    トリックや事件そのもの云々はもちろん、御手洗潔という人間を知るのにとても良い作品でした。

    ここまでシリーズを読んできて、御手洗潔に対しては何となく取っ付き難い感じがしていたのですが、本作でぐっと人間味が増したような、親近感が湧くようなそんな印象を持ちました。

    最後のあとがきは、御手洗潔がこのような人物設定になった所以が書かれています。
    個人的には「この宣言は必要か?」と思いましたが、今から40年近く前に書かれたことを考えると腑に落ちた気がします。当時読んでいたらどんなふうに感じただろう。
    ある意味で今の日本にお

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    2023年12月31日
  • 漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件

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    ネタバレ

    んんんこれは評価が難しい。
    いや面白いことは面白かったのだが。

    夏目漱石の渡英時期・下宿先がホームズの活躍時期・ベイカー街に近しかったことから、両者が邂逅する物語。
    夏目視点とワトスン視点が交互に描かれるが、同じ出来事なのに描写が大きく食い違う。
    特に夏目視点のホームズは酷いの一言で、完全な狂人、しかも周囲はそれを踏まえて腫れ物のような接し方。
    ここに何か大きな仕掛けがあるのかと読み急いだが、そうではなかった。

    中でもショッキングなのが、モリアーティは架空の人物だとワトスンに言わせたこと。頭がおかしくなる前のホームズの活躍は確かだがモリアーティ関連はワトスンの創作だと言う。最後まで読んでも

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    2023年11月08日
  • 星籠の海(下)

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    ネタバレ

    上巻から合わせて一気呵成に読み終えられます。非常に読みやすいです。
    看護師辰巳洋子はベビーシッター中に子供をあやまって殺してしまう。小坂井はそれを隠蔽しようとし、ネルソンパクはそれをさらに指導する。そして巨悪である日東第一教会(統一教会)を御手洗潔が裁くお話。
    教会のトップであるネルソン・パクを星籠を使って捉え、胸が空くような結末となります。
    ただし、従来の御手洗物でよくある、ミステリーの大仕掛けを御手洗が解き、読者がカタルシスを得られるといったことはないです。
    大掛かりの謎はなく、面白いながらも淡々と話は進みます。
    ちょっと一風変わった御手洗物です。

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    2023年11月05日
  • 御手洗潔の挨拶

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    ネタバレ

    面白かったな〜!
    「数字錠」がトリックもストーリーも一番良かった。「占星術殺人事件」でもそうだったけど、犯人のどうしようもない気持ちを書いて、それと真摯に向き合う御手洗の考え方が好き。

    「疾走する死体」は、ええ〜!?と言いたくなるトリック(名探偵コナン的な)だった。
    新聞社の人の話はホームズの「赤毛連盟」を彷彿とさせた。
    「ギリシャの犬」もトンデモトリックだったけど、犬が活躍したので良かった。

    最後の「御手洗潔の志」は、御手洗が日本人の性格を分析して、それと真反対の行動や発言を「選んでいる」という事実に、なぜかとても感動した。
    あのキャラクターは御手洗が自身で構築したものなのか、と。
    この

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    2023年10月26日
  • 漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件

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    英国に留学中の漱石がホームズに協力して難事件を解決するというワクワクする伝奇推理小説。奇数章を漱石、偶数章をワトソンが執筆するという形式で、ホームズの人物像が両者で若干違うのが面白い。漱石好きも楽しめて娯楽度も高い傑作

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    2023年10月20日
  • 星籠の海(下)

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    下巻は「真犯人は誰!?」という展開ではなく、真の黒幕は早めに判明して、個別の事件と謎の答え合わせが中心だったがそれでも面白くて一気に読んだ。文字通り瀬戸内海駆け抜けた冒険。
    悲しい出来事は色々あったけど読後感も悪くない。引導を渡したのは「あの人物」のお陰だけど、それ以外の裏MVPは常石造船の会長様。


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    2023年10月13日
  • 星籠の海(上)

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    映画も観ていないし村上水軍の知識が殆ど無かったのが今回吉と出て(?)瀬戸内海の歴史がとても面白かったし、上巻のラストは普通に「ここでキターーー」と興奮してました。
    御手洗シリーズ読むのは久々だけど本当に間違いない、面白い。「一般人に起きる悲劇」の描き方、感情移入して哀しいけど毎回引き込まれる。

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    2023年10月13日
  • 秋好英明事件

    購入済み

    いい意味で見てきたような

    昔図書館でこの原著の「秋吉事件」を読んだ。聖書2冊分くらいのすごい本だったけど
    さらっと読んじゃえるのが島田荘司の文章力。
    いい意味で見てきたように細部まで書くから。その場にいるような感覚になるのかも。
    再読中。

    #ドキドキハラハラ

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    2023年09月29日
  • 写楽 閉じた国の幻(下)

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    ネタバレ

    2013/5 初読時のメモより

    作者が提示した、写楽の謎:写楽が誰にせよ(既に知られた人物の変名にせよ)何故出自などが全く伝わって無いのか、接触していた筈の周りの人々が写楽について何故なにも語っていないのか。写楽はオランダ人だったという仮説は、これを合理的に説明していると思う。役者絵は、ブロマイドと芝居の宣伝を兼ねるものなのに、写楽は本来対象にならないような端役も描いていたという事も本作で初めて知った。

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    2023年09月02日
  • 写楽 閉じた国の幻(上)

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    ネタバレ

    2013/5 初読時のメモより

    作者が提示した、写楽の謎:写楽が誰にせよ(既に知られた人物の変名にせよ)何故出自などが全く伝わって無いのか、接触していた筈の周りの人々が写楽について何故なにも語っていないのか。写楽はオランダ人だったという仮説は、これを合理的に説明していると思う。役者絵は、ブロマイドと芝居の宣伝を兼ねるものなのに、写楽は本来対象にならないような端役も描いていたという事も本作で初めて知った。

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    2023年09月02日
  • 漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件

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    漱石のターンとワトソンのターンで同じことを書いているはずなのに微妙に違っているのがとてもおもしろかった。わたしがホームズ未履修だったのでよく知ってたらもっと面白かっただろうなーー。

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    2023年08月16日
  • Pの密室

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    ネタバレ

    通勤電車で読んでいたのですが最後に涙してしまいました。貧しく衝動的な殺人は、同情せざるを得ない背景があっても虚しく裁かれます。悲しすぎる。。。
    一方で潤沢な資金と家柄と計画があればのうのうと暮らしていけます。この対比が凄かったです。

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    2023年07月04日
  • 御手洗潔の挨拶

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    「御手洗潔」を知る一冊。
    (数字錠)での「御手洗潔」に胸アツになりました。
    これまで占星術殺人事件、斜め屋敷の犯罪、異邦の騎士と順番通りに読んできましたが、私には何処となく、ぼんやりというかモノクロの人物でした。
    この一冊を読んで「御手洗潔」に温かい血が通って、色彩を持ったような感覚です。
    ダイナミックで一歩間違えると・・・なトリックの(疾走する死者)で石岡君に掛けた「懐かしかったろう?」の一言。 いいですよね。
    何処となく、かの有名な同盟を思い出す(紫電改研究保存会)や、犬好きが微笑ましい(ギリシャの犬)も楽しめました。

    「御手洗潔」が読まれる理由が判った気がします。
    あと、巻末の新・御手

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    2023年04月27日
  • 星籠の海(下)

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    読み終わってみれば面白かったとは思うが、どうも最後半が妙に急速で最後どうなったかわからない登場人物が幾人かいて、なんか切れ味が鈍い。舞台立ては申し分ないのだが、やはり構成とバランスの問題かなぁ… 島田荘司との出会いは、長期出張で先に帰った同僚が置いていった『水晶のピラミッド』。あっけにとられて、その後『暗闇坂』『アトポス』『眩暈』『ザゼツキー』等を読んだが、このあたりが一番充実していると思う。どれも厚めの文庫一冊で、この本もこの程度のボリュームがベストだったのではという気がしている。映画化で書き急いだのかな?!

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    2023年04月18日
  • 御手洗潔のメロディ

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    SIVAD SELIMの、スピーチを前にした石岡くんの緊張が手に取るようにわかり、ハラハラしつつも面白おかしく読めた。
    ボストン幽霊絵画事件は奇譚のような話かと思ったらそうではなくて、御手洗事件の中で特に好きな話だった。
    どの短編も楽しめた。

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    2023年04月08日
  • 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪

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    『占星術殺人事件』に続く御手洗潔シリーズの第2作目。

    著者曰く、これを読んだ綾辻行人氏が「こんな作品を書いていいんだ」と勇気づけられ、それで『十角館の殺人』を書いてデビューしたそうな。
    (島田荘司. "本格ミステリの原点に立ち返った新連載『ローズマリーのあまき香り』島田荘司さんロング・インタビュー". ダ・ヴィンチWEB . 2022/1/7)

    "不可能"を"可能"にする、ある意味力業とも言えるこの大トリック。度肝を抜かれる事間違いなし。

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    2026年01月24日
  • 御手洗潔の挨拶

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    殺人事件や誘拐事件、日常の謎まで楽しめる短編集
    御手洗潔のキャラクターがおもしろい 慇懃無礼だけど根はまともな人というかんじ

    クリスマスイブを楽しむ話でジーンとして不可解な話の真相に舌を巻く 紫電改の話が一番好き 謎の爺さんの夢を真剣に語ったり、憎めないところがよかった

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    2023年03月25日