島田荘司のレビュー一覧
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ほんタメで紹介されてたので、気になって読んでみました。
不自然な日本語が気になって翻訳物はあまり読まないのですが、島田荘司訳だからなのか、不自然な文章はないように思いました。とても読みやすく面白かったです。
高い知能を持ち進化した動物と人間との冷戦状態を打開すべく、動物城に来た人間の大使殺人事件が起こり、ロバの探偵が事件を追うという話です。
動物の種類がたくさん出てくるので、この名前は何の動物だっけ?となりがちでした。
人間との諍いがしんどいですが、話が面白くて旅行の移動中に読んでました。
結末はスッキリで、着想が面白かったです。あと、本の装丁が不穏で好きです。読み終わってからまじまじと見てしまいました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ宇宙人だったりの超常現象が出てくるミステリを違和感なく落とし込むのは難しく見える。Aが理由で宇宙人だと勘違いしてました!ってのはなんか興醒めだし
本作はそこを上手いことやりくりしてて、なかな面白かった
強いて言えば、最後の突入シーンであの脳筋刑事さんを活躍させて欲しかったかなあ
ただ馬鹿で前時代的なだけで、憎めないキャラにして欲しかった
後半はストーリーがあちこちに飛んでいって、書きながらプロットを考えたのかなあと感じた
血って洗えば完璧に落ちるもの?
傘でぶん殴ってきた女がハムスターのアナフィラキシーショックで死ぬ話はもう少しなんかやりようなかったのかな、、、
描写が重々しくて、読んでいて疲れた
最期の法律知識を使って言い逃れようとするシーンがお気に入り -
Posted by ブクログ
島田荘司の長編、久しぶりだった。
吉敷刑事のパート、伝説の剣客の物語、
吉敷刑事の解決パートの構成。
戦後間もない、渾沌とした時代に石川県
の芸妓を抱える盲剣楼に、押し込み同様
の暴漢がやって来て、女を手篭めにして
助けが来ないのに乗じて好き放題。
そこに、語り継がれた盲剣様があっとい
うまに軍刀を構えた男どもを斬り捨てて
しまう。
これは、現実の話?
幼少期に、盲剣様の剣捌きを目撃したと
いう女画伯。
吉敷が、その画伯と知り合いになり、あ
る事件の解決を任されてしまう。
挿話は、江戸時代の剣が不用となった
世の中に起きた剣客鮎乃進と紅葉村の
千代との物語である。
長い文章だったが、鮎乃進の生き様に
引き込まれた。
解決編は、挿話の話の流れを上手く活か
していたと思う。
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Posted by ブクログ
好きだった順
①ギリシャの犬
②数字錠
③疾走する死者
④紫電改研究保存会
トリックや事件そのもの云々はもちろん、御手洗潔という人間を知るのにとても良い作品でした。
ここまでシリーズを読んできて、御手洗潔に対しては何となく取っ付き難い感じがしていたのですが、本作でぐっと人間味が増したような、親近感が湧くようなそんな印象を持ちました。
最後のあとがきは、御手洗潔がこのような人物設定になった所以が書かれています。
個人的には「この宣言は必要か?」と思いましたが、今から40年近く前に書かれたことを考えると腑に落ちた気がします。当時読んでいたらどんなふうに感じただろう。
ある意味で今の日本においては認められる人柄なんですよね、逆に。