島田荘司のレビュー一覧

  • 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪

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    前作より圧倒的に読みやすくてわかりやすい作品でした。ネタバレしないように感想を書くのが難しいけれど、前作に続きトリックの壮大さはもちろん、犯人の人間らしさがきちんと描かれているのが読み終わった後の後味が良くて好みです。

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    2026年07月20日
  • 透明人間の納屋

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    昭和52年夏、9歳だった少年ヨウイチはいつだって真鍋さんと一緒にいた…
    友だちもいないヨウイチは学校が終わると、すぐに真鍋さんの印刷工場に行き、時には仕事を手伝ったり、一緒に食事をしたり、真夜中まで一緒にいることさえあった
    ヨウイチは母子家庭で育ち、母は深夜にならないと帰って来なかったからだ…
    ヨウイチは真鍋さんからたくさんのことを教えてもらった!
    そんな物知りな真鍋さんのことが、ヨウイチは大好きだった
    そんな時、一人の女性が密室から消えてしまう…という事件が起こる
    真鍋さんから「透明人間は存在する」と聞いていたヨウイチは、事件に真鍋さんが関係しているのではないか?と不安になる
    やがて、あるこ

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    2026年07月16日
  • 改訂完全版 寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁

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    ネタバレ

    何十年ぶりかの島田荘司。トラベルミステリーかと思いきや、社会派も織り込んだ本格ミステリー。顔の皮膚を剥がれ眼が繰り抜かれるという全裸死体から始まり、さまざまな思惑と思考が虚と実を行き来して推理の方向が分からなくなる。松本清張に西村京太郎、なんなら横溝正史や連城三紀彦も入り込んでいたとは、今になってわかりました。しかしトリックは唯一無二かも。

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    2026年07月11日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

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    情報量がものすごく、取捨選択をしないと頭がパンクしそうだった。ここはきっと脇道なんだろうけど大事な情報があるかも…とやはり読まされてしまう。すごく面白かった。

    アゾートのトリックに思い至り、それなら犯人はあの人で、一枝殺しで竹越氏を騙したのもあの人で、最初の平吉の小説もきっとあの人の作で…などちょこちょこと分かる謎もあったが、全ての謎には到底辿り着けなかった。

    最後の手記が良かった。御手洗の口の悪さや人柄も好きだった。

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    2026年07月11日
  • 改訂完全版 北の夕鶴2/3の殺人

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    ネタバレ

    吉敷刑事のダサさと格好良さが詰まった本。事件よりも通子との人間ドラマがメインの話。吉敷さんは人間臭くて良いですね。御手洗とは全然違う読み物として楽しめます。

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    2026年07月05日
  • 魔神の遊戯

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    ネタバレ

    ネス湖畔の寒村ティモシーで、突如として発生した凄惨な連続バラバラ殺人。
    空にオーロラが踊り、魔神の咆哮が大地を揺るがすなか、ひきちぎられた人体の一部が、ひとつ、またひとつと発見される。
    殺戮の魔神によって村の女性たちが殺されているのではないか。酔っ払い刑事で血を吐きまくってるバーニー、田舎の警察署長バグリーの掛け合いが面白い。その2人とミタライ教授の3人で事件に挑むが…

    石岡がいないから御手洗の調子も今ひとつかと思いきや、偽物かい!

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    2026年07月03日
  • 最後のディナー

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    大根奇聞:薩摩で桜島の灰で作物が全滅し人々はバタバタと死んでいく。ある一角の畑で巨大な大根が実るが、役所は人々には分け与えずに盗んだものには死罪を言いわたす。死にかけた矢七と和尚、お嘉婆さんは2人を救いたいために畑から大根を盗み料理して2人に分け与える。大根を食して2人は家まで婆さんが大根を引きずって持ってきた後が家から畑まで灰の道ができてることに気づく。隠したい2人と死を覚悟した婆さんがを救う手立てはあるのか。
    奇跡が起きる感動の話。
    最後のディナー:NOVAで知り合った男と石岡、里美の3人は交流を深めたが、突然田舎に行くという男が後日神社で殺された。悲しき真実は。
    事件より石岡が里美から英

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    2026年06月26日
  • 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪

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    奇想天外なトリックや、意外性もありつつシンプルな仕掛けに舌を巻くのは当然として、真に格別すべきは抜群に読みやすい文体にあるのではないかと思います。
    こんなに読み易く、頭にカッと入ってくる文章も、早々見かけません。
    古い作品だし、堅苦しくて読みづらさこそを誇示するような小説かもなと先入観を持っていたのですが、全然そんなことはなかったです…!
    読み味というヤツですか(初めて使いますが)それがとても良かった。まさに職人ですね。
    これは想像ですが、推理に必要な情報を無駄なく、かつフェアに明け渡すために、簡潔な文章を意識して構成していたんだろうなと思います。
    大変勉強になりました。

    また、それこそ探偵

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    2026年06月26日
  • 改訂完全版 奇想、天を動かす

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    吉敷シリーズ、初読みでした。
    携帯電話もやしインターネットもない時代の警察捜査。足で稼ぐとはこの事か。
    とても壮大な話を読みました。トリックが顕になった時は驚愕でした。面白かった。
    このシリーズも追いかけなければ。

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    2026年06月23日
  • 毒を売る女

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    ネタバレ

    積ん読本消化月間。30年くらいの積読本。島田さんが、本書の後半に収められているようなショートショートを書いているって知らなかった。本書の中では、表題作でも「糸ノコとジグザグ」でもなく、「ダイエット・コーラ」の発想とキレが一番好き。

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    2026年06月21日
  • 眩暈

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    ネタバレ

    ※過去作のネタバレも含みます

    今作もちんぷんかんぷんの物語からスタートするんだけど占星術で鍛えられたので耐え。
    御手洗石岡がなかなか出てこないのだけどそれは斜め屋敷で鍛えられたので耐え。

    目次を見ても本編と解説しか書いてないので、この奇妙な物語がいつまで続くのか分からずちょっと苦しんだ。

    とにかく二人が出てきてからは、御手洗と石岡が積み上げてきた歴史と絆、そして石岡が御手洗のことをよく理解していることが分かる描写がふんだんに盛り込まれていてニコニコが止まらない。
    あまりにもよかったので好きな描写一覧を最後に記録。
    石岡の語り口や発言から滲み出る二人の圧倒的な相棒感。この凸凹コンビが本当に

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    2026年06月21日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

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    とにかく冒頭部分が難しかったので、読むのに時間がかかりましたが、途中からはすらすら読み進められました。トリックについては図で見てもすぐには理解出来ず、ゆっくり考えてようやくわかりました。とても面白かったので読んで良かったです。

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    2026年06月15日
  • 毒を売る女

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    短編集。巻末にもあったがこの作家は女のリアルな現実(美しいだけではないところ)や性(時にはタブーと思われるほど堂々と)について書いてある、そんなところが女性読者を惹きつけるのではないかと。ミステリーとホラーの境界は曖昧ではあるが読んでいて喪黒福造とか週間ストーリーランドとかを思い出した。

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    2026年06月10日
  • 龍臥亭事件(上)

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    探偵御手洗シリーズだが、ほぼ御手洗は出てこない。しかし最初の事件発生から惹き込まれることは確実。純粋に謎を解こうと思っても頭が痛くなります。下巻を読むのが楽しみな一冊。

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    2026年06月06日
  • 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪

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    犯人とか、凶器とか、こうかな?と思いつく部分はあるけど全部は分かるわけない。
    決定的なトリックに関しては、くっそ、そうかぁ…!となる気持ち良さを感じられる。
    しかし、長い。
    御手洗潔登場までの一連が、長かった。
    でもこのトリックに、くぅ…!となるためには読むしかない。結果、読まないよりは読んでよかったなと。

    そして御手洗潔シリーズの一作目は京都が舞台らしいので、読むことに決めた。

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    2026年06月04日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

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    ネタバレ

    ミステリ。御手洗潔シリーズ第一作。
    シリーズは『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』は既読。
    本作に関しては、あまりに有名なタイトルは知っていたのと、『金田一少年の事件簿 異人館村殺人事件(バイリンガル版)』で言及があったことを覚えていて、すぐにトリックが分かってしまった。
    本書で仮説として出てくるベッド吊り上げのトリックまで被るのは流石にやりすぎでは?
    トリックが分かっていても楽しめるくらい優れた作品だと思う。
    「AZOTH」は読めません。本当に"電話帳を読まされたみたい"。恐らく読まなくても大丈夫なはず。
    後から考えると、タイトルも一つのトリックと言えるかも。
    予備知識なく読

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    2026年06月03日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

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    ネタバレ

    新本格派と呼ばれるジャンルの開祖。
    ごっつい文章量だが意外や意外、トリックがとても分かりやすい。
    だから前半の膨大な登場人物量や設定量に圧倒され、本を置くのは勿体ない。
    勿体ないが、置いてしまう感覚も分かってしまう。。。ということで★4になった。
    最期の最後、犯人の存在感が、あれだけ無双していた御手洗を覆い尽くした。
    犯人の完全勝利なんじゃないかな。
    あれだけロジカルに説明した犯人が、最後の手記で占星術を用いた描写に鳥肌が立った。

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    2026年06月02日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

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    ネタバレ

    影響を受けた作品を先に読んでいたためトリックは途中で察しがついたが、それでも本家を感じさせる迫力があった。案外とあっさりと語られる犯人の後悔と葛藤が美しくもある。 

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    2026年06月02日
  • 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪

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    ネタバレ

    面白かった!家の構造がかなり特殊でイメージのしづらさはあったけど自分で図面描いたりして理解しながらだとより分かりやすかった。だからこそトリックに気づけなかったのは悔しい
    前作の占星術殺人事件に比べると派手さは劣るかな
    読みやすいし、後半の御手洗が来てからのワクワク感がたまらない!
    次作も早く読みたいところ

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    2026年05月31日
  • それはそれはよく燃えた

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    それはそれはよく燃えた

    この書き出しで始まるまったく展開の違う物語。それは炎なのか、炎上なのか、どの作品も最後には驚くようなオチが待っていて趣向が凝らされていた。
    寝る前にサクッと読んでいったけど、内容がすごく濃いわけではないからいい読み方だったかもしれない。

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    2026年05月30日