島田荘司のレビュー一覧

  • 最後の一球

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    ネタバレ

    2010/7/10 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2020/1/3〜1/4

    1年ぶりの島田作品。5章から突然話が変わって説明のないままどんどん進んで良く分からなかったが、最後の伏線回収が見事。最後の一球、というタイトルや、竹谷のコントロールが素晴らしいことなど、さすが島田さん、といったところ。ただ、このトリックは本当に成り立つかなぁ。

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    2020年01月04日
  • 改訂完全版 異邦の騎士

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    島田荘司がファンタジー?!と思ったら、しっかりミステリー。記憶喪失、自分が誰かわからないというのは、ホラーでもある。そんな主人公が出会った彼女は不思議な存在。今が幸せなら自分が誰かはわからなくてもいいと思ったが、それでも謎は解ける。トリックはちょっとご都合的。そういう意味ではファンタジーかな。

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    2026年01月12日
  • 改訂完全版 異邦の騎士

    ネタバレ 購入済み

    島田荘司、真のデビュー作!!

    御手洗潔シリーズが大好きで、ずっと読み続けています。
    「異邦の騎士」はシリーズ長編としては3番目ですが、時系列的にはそれより前のお話し。
    実際の執筆も最初に書かれたので、文章も若々しく感じますね。
    何度か読み返してますけど「主人公、石岡君だったの!!!」っていう驚きが味わえるのは初見だけなのが残念(笑)

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    2019年11月14日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    トリックの種明かしがを先に決まっていて、そこからミステリー小説を作るというう逆転の発想の短編小説。どの小説も、オリジナリティがあって読みごたえがあった。

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    2019年09月12日
  • 展望塔の殺人~吉敷竹史シリーズ7~

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    ネタバレ

    そんなに上手くことが進むかなと思ってしまう事件たち。携帯なら着信拒否すればいいけれど、「都市の声」の公衆電話は防ぎようがない。ただしこれも見つからずに上手くやれるかなと疑問が残る。吉敷が出てくるとちゃんと着地してくれそうで安心して読める。「緑色の死」に出てくる日本語のせいで上下関係が生まれ、ひいては軍国主義にまで至ってしまったという考え方にはなるほどと思えた。

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    2019年07月19日
  • 眩暈

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    『ネジ式ザゼツキー』を高校生のときに読んで、その時の感動をもう一度味わいたいと思い読んでみたのですが…
    少し期待外れでした。というのも、謎の提示から1回目の解答までがすごく短く、もっと焦らして欲しいと思います。
    謎の手記の書き手を探しに行くのですが、彼らのやっていることがとしても非現実的でちょっと引き気味な姿勢で読んでしまいました。それでもやはり、島田荘司らしい大胆なトリックは好きですね。御手洗の変人キャラも今回かなり濃く描かれていて素敵です。

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    2019年07月14日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    2019.6.23.密室ミステリーの使い古されたトリック…窓やドアの内側のつまみ(クレセントやサムターン)に紐を巻きつけて、外から引っ張り、締めて密室をつくりだすというもの、を最初から使うと宣言して書かれたミステリー集。似鳥鶏、友井羊、彩瀬まる、芦沢央、島田荘司による。ミステリー集のコンセプトが面白いなと思った。

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    2019年06月26日
  • リベルタスの寓話

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     昨年6月、「クロアチア人の手」だけ先に読む。
     1年後の今月10日、化学療法センターでの点滴中「リベルタスの寓話」前編を読む。敬遠していた理由は、島田ミステリ特有の「しまだ世界昔ばなし」が入っていたから。
     「水晶のピラミッド」など、長々とした古代の悲恋ばなしが、現代の謎解きと特に関係ないのだから、読み手は徒労感を覚えてしまう。
     難癖をつけたが、自動人形にまつわる奇跡譚は感動的だった。
     翌11日、同・後編を読む。なるほど! クイーンのあれのバリエーションか。

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    2019年06月12日
  • 毒を売る女

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    これは珍しい!島田荘司氏のショートショートなんて初めて読んだ。従来書いているミステリとは違い、論理的帰結のない、SF小説というか幻想文学めいた内容であるのは興味深い。つまりいわゆる幻想的・魅惑的な謎の下地がここにある。
    その他の短編も島田荘司氏ならではの着想がやっぱり面白い。ページを繰る手がもどかしいとはこのことで、その疾走感はたまらない。
    名作名高い「糸ノコとジグザグ」もメタ御手洗物でなかなか良かった。

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    2019年06月09日
  • 灰の迷宮~吉敷竹史シリーズ8~

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    俺は女に弱い。
    特に明るい女に弱い。
    そんな女が死ぬと尚更だ。
    事件には派手さはないが奇矯で、解決は実にアクロバティックであり、つまり島田荘司色を今回も見せてくれるが、それよりも茂野恵美の存在である。
    最初の登場シーンから、このキャラが物語の情の部分を支えるキープレイヤーなのだとは承知していたが、頭が判っていてもやはり心が動くのである。これは『異邦の騎士』の石川良子に一脈通ずるものがある。
    やはり島田氏はこの上もなくロマンティストなのだ。

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    2019年05月26日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    外から鍵を閉められた密室もののアンソロジー。
    同じテーマにも関わらず、いろいろな切り口で面白かった。
    無理やりなトリックを使わなくても、ベタなりに新鮮に感じた。

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    2019年05月17日
  • 屋上

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    ミステリーを読みなれていると、半分ほど読めば大体の真相にたどり着く。それでも、散りばめられた伏線を回収し一つの真実が明らかになると、その突飛もない出来事が度重なりたくさんの謎を生んでいたことに驚き、御手洗と同じように哄笑し、ミステリーなのにユーモラスな怪事件に舌を巻いてしまう。さすが、島田荘司先生!非常に面白かった!人間、悪いことはできない。

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    2019年04月30日
  • 屋上

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    事件の真相はトリッキーで、色々と疑問が残るところもある。
    しかし、500ページを越える作品なのに、一気に読むことができるくらい読みやすかった。

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    2019年04月20日
  • 屋上

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    久々の御手洗シリーズ。流石の荒唐無稽ぶりだが、これこそがシリーズの醍醐味。
    オカルト的シチュエーションでも、合理的な回答が得られる。
    連続して、転落死する屋上の謎とは?

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    2019年03月18日
  • ゴーグル男の怪(新潮文庫)

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    「ゴーグル男の怪」
    哀しいという言葉を使った意味が分かる。


    タバコ屋の老婆が殺された夜。現場付近でゴーグルで顔を隠した男が目撃された。警察はその男を容疑者として捜査を開始する。深い霧と共に現れるゴーグル男は一体何者か。


    複数の謎が張り巡らされたミステリ。久々の島田荘司であり、時間をかけて読んだ。一つのテーマに複数の人間が絡む。そのテーマはゴーグル男が抱えるトラウマと大きく関係する。過去に縛られ、苦しめられる。そこから脱する為には、殺しを厭わない、殺すしか術が無い。ミステリとしては大きな仕掛けは無い分、ゴーグル男の苦悩と救いに焦点が当たっている。


    もちろん老婆を殺したのはゴーグル男な

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    2019年03月11日
  • 踊る手なが猿

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    目次
    ・踊る手なが猿
    ・Y字路
    ・赤と白の殺意
    ・暗闇団子

    「踊る手なが猿」は、手なが猿の意味が分かれば事件のからくりはわかる。
    だから純子がそれに気づいて泣き崩れるところで話が終わった方が、切れがいいんじゃないかなあと思ったんだけど、猿の種類がハヌマンラングールであることにこだわるのなら、最後のオチまで持って行くしかないのか…。
    その方が動物としての人間の性が感じられていいのかもしれない。
    でも、私なら猿の種類にこだわらずに、猿に気づいたところで終わらせるなあ。
    好みの問題だと思うけど。

    「暗闇団子」はタイトルのおどろおどろしさとは反対に、すごく切ない恋物語。
    お初にとって、人生で立った

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    2019年03月05日
  • 御手洗潔の追憶(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    「御手洗潔、その時代の幻」「天使の名前」「石岡先生の執筆メモから。」「石岡氏への手紙」「石岡先生、ロング・ロング・インタビュー」「シアルヴィ」「ミタライ・カフェ」「あとがきに代えて」の八篇収録。語り手は島田荘司。石岡君の風貌が遂に語られる!ヒュー・グラントに似てるって、『モーリス』のクライヴじゃん。やっぱりそうだったのね、ハアハア……。島田が分析した里美やレオナの話もあります。御手洗シリーズフアンは必読。「天使の名前」があるからシリーズフアン以外でも読んでOk だと思う。御手洗父は天使が見える ちがい❪敬虔なクリスチャン❫で被曝者救護に奔走する話。

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    2019年01月30日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    同じトリックを使ったアンソロジー。
    先にネタを明かされているので、どうストーリーを進めるかが読むポイントとなっています。
    どの作品も面白かったですが、薄着の女にはやられた!と思いました。
    サンタはトリックが違うのではと思うのは私だけかなぁ。

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    2018年12月15日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    同じ密室トリックを使ったアンソロジー。使い古されたものをそれぞれの作家が描く世界。どれも面白かった。似鳥さんのがやっぱり好き。大叔母のことの設定も好きだし、薄着の女のオチも好き。

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    2018年11月18日
  • 写楽 閉じた国の幻(上)

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    名前を聞いたこともあるし、絵も見たこともある。
    でも知っているようで知らない『東洲斎写楽』。
    そもそも写楽別人説が色々語られるほどの謎の人物で有名ってのも初めて知った。
    それ以外にも浮世絵で知っている有名どころ葛飾北斎や安藤広重、喜多川歌麿がある程度近い時代の人達で顔見知り的な存在であったことも。
    読んでる最中から『ゆっくり浮世絵を鑑賞してみようかな?』と興味が湧いてきた。

    物語はその写楽の謎が解き明かされていく流れだけど、まったく予備知識の無い私でも引き込まれていくほどしっかりとした作りの小説。結局は違ったけれど、初期に出てきた『写楽=平賀源内』説はすっかり信じてしまうほど。

    また作

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    2018年11月11日