島田荘司のレビュー一覧

  • 奇想、天を動かす~吉敷竹史シリーズ11~

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    ネタバレ

    ちゃんとワクワクしながら最後まで楽しめたので★4つ。

    浅草で、老人が店の女主人を刺殺した。一見、消費税分の12円を催促されたことに腹を立てた老人が思い余って殺してしまったように見えるが、この老人と女主人との過去を吉敷刑事を追及するという話。

    舞台は北海道。謎は5つ。
    ・札沼線の1両目が突然上に持ち上がり脱線事故を起こす
    ・ピエロが札沼線のトイレで自殺するが30秒後に死体が消える
    ・札沼線に飛び込んだ人間の死体が歩き出して最後には消えてしまう
    ・同時刻、函館本線で暴力団組員が銃殺されるが犯人が挙がっていない
    ・脱線時赤い目をした白い巨人が現れた

    小説では上記5つとは違う謎を提示しているが、

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    2013年12月12日
  • 漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件

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    ネタバレ

     正典をミステリと捉えている人には少し物足りないトリックかもしれないが、冒険活劇、あるいは人間ドラマとしては十分面白かった。
     おかしくなってしまったホームズにずっと付き添っているワトソンは心が宇宙より広いというか神のように慈悲深いと言えばいいのか分からない。恐らく『語り手』としての役割を与えられたために当人の人格描写が半端になっているのだろうが。極度のワトソニアンでもなければ許容範囲と思われる。

     ワトソンサイドの文体が延原訳風味になっているのには思わずにやりとした。挿絵のタッチがどちらの視点かによって変わっているのも良い。

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    2013年11月19日
  • 写楽 閉じた国の幻(上)

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    写楽がこんなに謎だったなんて。
    日本中で話題なった回転ドア事故。そこからどう展開するのかわからなかったが、非常に潤沢な知的情報をもたらしてくれた。
    江戸と現代を行きつ戻りつする展開も興味深い。

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    2013年11月02日
  • リベルタスの寓話

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    読むのが辛かった。ミステリに現実がのしかかってくる。じゃあ劇中のリベルタスの寓話は必要だったのかと。

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    2013年11月01日
  • ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(2)

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    1巻から続けて読んでて思うけど、
    実は結構陰惨なストーリーが多いのね(^^;。
    でもやはり面白いです。

    ただ、絵はまだちょっと慣れないかなぁ。
    何だろう、キレイすぎるのか硬質すぎるのか…。
    この陰惨なムードに合ってなくはないので、
    これはきっと好みの問題なのでしょうね。

    とはいいつつ、次も心待ちにしておりますw。

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    2013年10月30日
  • ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(2)

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    御手洗本当にイケメンだなぁ。
    あと個人的には石岡くんがいまだにしっくりこない。
    いつも眉間にしわ寄せててキッて顔してる気がするんだけど…もっと穏やかそうな顔付きをずっとイメージしてたからなぁ。

    話としては私も原作で好きだった二つだったので面白く読めました。

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    2013年10月28日
  • 漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件

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    ネタバレ

    以前読んだ『吾輩はシャーロック・ホームズである』と同様ホームズと漱石のコラボものであるが、個人的にはこちらの方が断然面白かった。

    謎は少し簡単で、すぐトリックとかがわかってしまうので純粋にミステリとして読むと甘い感じがするけど、読ませる文章力と、何よりワトソン視点と夏目視点でのホームズの違いが面白かった。
    夏目視点でのホームズは中盤まで(特に序盤)はえらいことになってる。
    あまりにワトソン視点と違うのでどっちが真実に近いんだろうと悶々とする。
    なのでホームズは完璧な人じゃなきゃいやだ!って人は読まない方がいいかと…。
    私はこんなホームズだとしても好きなんですが。

    最後は感動もあり、気持ちの

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    2013年10月19日
  • リベルタスの寓話

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    推理云々ではなく歴史だとか民族だとかの情報を娯楽小説で得ようとしているのではないかという自分の陳腐さを思い知らされる。教養ある人は楽しく読める?はず。私には知らないことが多すぎるのだろう。

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    2013年09月17日
  • 写楽 閉じた国の幻(上)

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    作品は現代編と江戸編で構成される。現代編は元大学講師佐藤貞三が主人公で語られ、江戸編は出版元蔦谷重三郎。この二編が交互に語られ写楽の真相を追究する。
    現代編は、佐藤貞三が事故で息子を失い、その後一緒に謎を追究する片桐教授と知りあうところから始まる。そして写楽のあらたな正体を提示していく。
    江戸編は、写楽の浮世絵を出版した蔦谷重三郎に語らせている。蔦谷が歌麿を育てたことや、江戸時代の鎖国の様子、徳川政治の様子を描き、写楽の絵に出会って感動した様子が生き生きと描かれている。

    江戸時代10か月間だけ表れた写楽という謎の人物について、正体を探求する話だが、真相は誰もわからないところにロマンを感じる。

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    2013年09月05日
  • 写楽 閉じた国の幻(上)

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    真実なのか全くの嘘ものなのか、曖昧なところがワクワクする。ミステリーの部類なのかどうかはわからないが、これぞミステリー! と唸ってしまう。面白い!

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    2013年09月05日
  • アトポス

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    美を求める女の執着のすごさ。男にも多少はあるのだろうけれど、恐れ入る。バートリ、アヘン戦争、サロメのくだりもよい。

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    2013年08月31日
  • 切り裂きジャック・百年の孤独

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    切り裂きジャックの正体については、昔から色んな解釈がなされていますが、この作品での著者の諸説は説得力があり、なかなか面白かったです。
    「娼婦の腹を切り裂く」という理由はやや拍子抜けしましたが、合理的にまとめるにはある程度は仕方がないかなと思いました。

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    2013年08月17日
  • 毒を売る女

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    著者らしい豪快なトリックや破天荒なプロットはありませんが、本格からサスペンス、果てはショート・ショートまで、色んなジャンルが入っている短篇集です。
    【毒を売る女】【糸ノコとジグザグ】は傑作です。発想、切り口、終盤の捻りまで素晴らしい内容です。他の短編も高水準なので、本書が著者のベスト短編集だと思います。

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    2014年05月20日
  • 灰の迷宮~吉敷竹史シリーズ8~

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    「息子の受験に付き添う筈の父親が、何故違う方向のバスに乗ろうとしていたのか」という謎に惹かれ一気読みでした。登場人物の女性が魅力的で、照れながらも見せた純情とラストシーンは思わず目頭が熱くなりました。内容に上手くリンクしたタイトルも良かったです。
    ただ、メイントリックに現実味がなかったので、それだけが残念でした。

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    2013年08月15日
  • ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(1)

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    さすがは名高い御手洗潔!
    収録された中編2作、どちらもなかなか先が読めず、
    ぐいぐいラストまで引っぱられていきます。
    コミックの構成ももちろんなのですが、
    根底を流れるストーリーの力を感じました。

    ただ、島田荘司さんの原作は未読なので、
    誰だかよくわからない人物が
    何の説明もなく登場しているのはちょっと残念かな。

    絵もキレイでしっかりしてて、見応えありですが、
    個人的にはメインキャラクターたちが
    ちょっとキレイすぎるかな~という印象も。

    2巻も楽しみです♪

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    2013年08月09日
  • Pの密室

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    PってあのPか。子供が主人公やとなにか良いと思うのは年とったせいか?そうでもないな、ナインストーリーズとか昔から好きやったし。

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    2013年08月06日
  • 透明人間の納屋

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    透明人間は何を意味するのか。真鍋の正体は?
    最後に明かされた真実に、そういうオチか!と納得。トリックとかないミステリーも楽しめました。

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    2013年08月04日
  • ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(1)

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    「糸ノコとジグザグ」「傘を折る女」のコミカライズ。
    時代設定が変更され、ツイッターやスマホが登場し、現代的な表現になっている。
    原作シリーズ未読だと登場人物がわかりづらいかもしれないが、
    御手洗潔のまとう空気や異質さを独特の画風で表現していると感じた。

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    2013年07月24日
  • 写楽 閉じた国の幻(上)

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    上巻はまだまだ謎だらけです。
    さすが島田さんですね。分かりやすく、且つ緻密なお話なので何処までがフィクションか分からなくなりますが、どうでもいいくらい面白いので一気に読んでしまいました。
    この人理系の人?ホント細かい…

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    2013年06月29日
  • 透明人間の納屋

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    ネタバレ

    北朝鮮の内情はニュースで聞きかじるくらいしか知識がなかったから、
    理想郷が何を指しているのか想像ができなかった。
    してやられたと言うか本当にオカルトチックなオチにならなくて良かったと言うか、
    ストンと腑に落ちた読後感でしたね。
     
    ただ、金縛り云々の下りは必要あったのかな(笑)
    透明人間に対するミスリードを誘いたかったのか、少年期によくある症状を現したかったのか、
    そのどちらも兼ねていたのかはわかりませんが、
    さしあたってストーリーにあの場面は必要なかったような気もします。
    ちょっとあざとかったかもしれないですね。
     
    でも個人的には好きでしたよ。短さもあいまって小さく綺麗にまとまっている感じ

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    2013年06月23日