島田荘司のレビュー一覧

  • 龍臥亭事件(上)

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    ネタバレ

    御手洗シリーズを刊行順に読むというのがなかなか大変で、手に入ったものから、なるべく刊行順になるように読んでっているのだけれど、この「龍臥亭事件」が御手洗渡欧が初めて明らかになる話なのかな。
    石岡くん45歳と思うと、確かにちょっともう少しばかりしっかりしていてもいいような。御手洗は50近くなって日本を飛び出したのかと思うとそれもまたすごい。天才は環境を変えることをいとわないんだなあ。ちょっと見習いたいような気もする。

    上巻は二宮佳世という女性のオカルトじみた話から始まり、石岡君が岡山の貝繁村に連れていかれるところから始まる。面白い!
    明らかに津山30人殺しをモチーフにしているけど、なかなかそれ

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    2020年07月29日
  • セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴―名探偵 御手洗潔―(新潮文庫nex)

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    御手洗ものにしては地味な印象ではあるんだけど、じんわり暖かい読後感で、名作だと思う。
    御手洗の人間性、弱いもの、子どもへのあたたかさ、美紀ちゃんへの「もし自分が父親だったら〜してあげる」という独白、全部好ましい。ヒーローだなって思う。

    ところでダウジングって迷信的な、こっくりさんとかそういうものの仲間だと思ってたんだけど、水道管の関係では結構最近まで現役だった技術らしいことを、今回調べて知って驚いた。

    シヴァルヴィ館のクリスマスは、私がまだシリーズを読み進めていないので、御手洗が突然どこか外国らしきところで知らない外国の人とお喋りしてて驚いたりした。面白かったけどね。御手洗、親いないんだね

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    2020年07月24日
  • 御手洗潔のダンス

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    ネタバレ

    おもしろかった。
    タイトルの「御手洗潔のダンス」、どんな意味があるのかなと思ったらほんとに踊ってて笑ったわ。
    どれもおもしろかったけど、「山高帽のイカロス」と「ある騎士の物語」が島田荘司らしい派手なトリックで面白かったな。
    派手でギョッとするようなトリックに物語をつけて面白く読ませるの、島田荘司ならではって感じ。

    「山高帽のイカロス」
    電線に引っかかった「空飛ぶ男」の死体が見つかって…っていう話。ロープ!電車!「疾走する死者」を彷彿とさせる。

    「ある騎士の物語」
    バイクの使い方!妙にローカルな話だなと思ったけど、なるほど武蔵野線…。あの手紙の臨場感、冒険感おもしろかった。すごい。
    御手洗の

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    2020年07月23日
  • 屋上

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    「屋上の道化たち」よりかなり加筆されていて、こちらはこちらで面白かった。
    なんかシャマランの映画みたいなところがある。謎の提示もサスペンスを追い込んでいくところもものすごい緊張感があってどきどきさせられるのだが、結末がちょっと明後日気味なところとか。

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    2020年06月16日
  • 屋上

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    自殺する理由がない男女が次々と飛び降りる屋上は、死んだ盆栽作家と悲劇の大女優の祟りか?暗闇坂や龍臥亭に劣らぬ謎に名探偵・御手洗潔が挑む長編ミステリー。
    年に一度は読みたい島田荘司ワールド。本作も不遇の芸術家の運命をきっかけに、たくさんの仕掛け舞台がイリュージョンのように読み手を魅了する。

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    2020年06月06日
  • 眩暈

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    ミステリー初心者ですが、このミステリーは面白いと思いました。

    ホラー小説を連想させるおどろおどろしい文章が、天才探偵の元に持ち込まれたとき、どんな事件が明らかになるのか。

    トリックとしてはちょっととんでもない部分もありましたが、そうか、そう言うことだったのか! と言わせる説得力は十分にあります。

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    2020年04月19日
  • 漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件

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    ニコラス・メイヤー(ほんとうはマイヤー)の"7 percent solution" (『シャーロック・ホームズ氏の素敵な冒険』)と、ちょっと設定が似たところがあって、初めのうち漱石パートは、え、そこまで行っちゃう?……と、ちょっと居心地の悪い思いをした。

    謎解きのあたりは、正典オマージュもあり。

    で、そこらへんまでは、さほど乗れなかったんだけど、最後のテムズ河畔の場面にぜんぶ持ってかれた。とてもすてきだった。月9のシャーロックもそうだったけど、なんやらわけわかんないこともホームズがバイオリン弾くとみんな帳消しになるのなんなんだ(笑)かっこいいぞ。

    紙切れの謎は、うやむ

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    2020年03月17日
  • 御手洗潔のダンス

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    最近また気になりだした御手洗さん。

    相変わらず私は、トリックなんてぜーんぜん解明できないわけですが。
    最後の近況報告の、ケーキ屋さんでの御手洗さんにグッとくる。
    女性ファンがまた増えちゃうわ(笑)
    御手洗さんと石岡くんの部屋の見取り図もついてたりと、石岡くん割とサービス精神旺盛(笑)

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    2020年03月05日
  • 犬坊里美の冒険

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    実は既に一度読破していました
    気が付かずに、また購入してしまいました
    島田荘司さんのミステリーは、何ていうか安心して楽しめます

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    2020年02月29日
  • 写楽 閉じた国の幻(上)

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    知らないことがたくさん。
    最初はどんよりしてて進まなかったけど途中から夢中になった。
    下巻も楽しみ。

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    2020年01月27日
  • 最後の一球

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    ネタバレ

    2010/7/10 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2020/1/3〜1/4

    1年ぶりの島田作品。5章から突然話が変わって説明のないままどんどん進んで良く分からなかったが、最後の伏線回収が見事。最後の一球、というタイトルや、竹谷のコントロールが素晴らしいことなど、さすが島田さん、といったところ。ただ、このトリックは本当に成り立つかなぁ。

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    2020年01月04日
  • 改訂完全版 異邦の騎士

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    島田荘司がファンタジー?!と思ったら、しっかりミステリー。記憶喪失、自分が誰かわからないというのは、ホラーでもある。そんな主人公が出会った彼女は不思議な存在。今が幸せなら自分が誰かはわからなくてもいいと思ったが、それでも謎は解ける。トリックはちょっとご都合的。そういう意味ではファンタジーかな。

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    2026年01月12日
  • 改訂完全版 異邦の騎士

    ネタバレ 購入済み

    島田荘司、真のデビュー作!!

    御手洗潔シリーズが大好きで、ずっと読み続けています。
    「異邦の騎士」はシリーズ長編としては3番目ですが、時系列的にはそれより前のお話し。
    実際の執筆も最初に書かれたので、文章も若々しく感じますね。
    何度か読み返してますけど「主人公、石岡君だったの!!!」っていう驚きが味わえるのは初見だけなのが残念(笑)

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    2019年11月14日
  • 奇想、天を動かす~吉敷竹史シリーズ11~

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    名ミステリとして挙げられていたので。
    北海道を走る夜行列車の中、踊るピエロが自殺して、その死体が消えた。同時刻に飛び込み自殺があり、またその死体が消えた。そして起こる爆発と、列車を見下ろす白い巨人。50年後の浅草の12円の殺人との、繋がりは。
    ずっと読み進めていてもおどろおどろしく謎だらけで、繋がりがさっぱり分からなかったのが、過去をたどっていくと老人の刑務所の悲惨さや悲しい過去がわかっていく。
    最後に真相が見えたときは、なるほどなーと思った。

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    2019年10月06日
  • 奇想、天を動かす~吉敷竹史シリーズ11~

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    ネタバレ

    奇想、天を動かす。
    現在、島田荘司氏を語る時、「冒頭における幻想的な謎と最後におけるそれらの論理的解決。それが本格だ」という持論を証明すべく書かれたのが本書であり、そのタイトルがその意欲を物語っていると評される。
    しかし、自分には今回最も苦慮したのがタイトルではないかと思えるのだ。
    今回はとても痛い。老人が余りに痛いのだ。救われないのだ。
    最後に故郷に妻がいるという衝撃は悠久の心痛を想起させる。
    テクニックと云えばそれまでだが、やはり最後は微笑みたい。

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    2019年09月19日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    トリックの種明かしがを先に決まっていて、そこからミステリー小説を作るというう逆転の発想の短編小説。どの小説も、オリジナリティがあって読みごたえがあった。

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    2019年09月12日
  • 展望塔の殺人~吉敷竹史シリーズ7~

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    ネタバレ

    そんなに上手くことが進むかなと思ってしまう事件たち。携帯なら着信拒否すればいいけれど、「都市の声」の公衆電話は防ぎようがない。ただしこれも見つからずに上手くやれるかなと疑問が残る。吉敷が出てくるとちゃんと着地してくれそうで安心して読める。「緑色の死」に出てくる日本語のせいで上下関係が生まれ、ひいては軍国主義にまで至ってしまったという考え方にはなるほどと思えた。

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    2019年07月19日
  • 眩暈

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    『ネジ式ザゼツキー』を高校生のときに読んで、その時の感動をもう一度味わいたいと思い読んでみたのですが…
    少し期待外れでした。というのも、謎の提示から1回目の解答までがすごく短く、もっと焦らして欲しいと思います。
    謎の手記の書き手を探しに行くのですが、彼らのやっていることがとしても非現実的でちょっと引き気味な姿勢で読んでしまいました。それでもやはり、島田荘司らしい大胆なトリックは好きですね。御手洗の変人キャラも今回かなり濃く描かれていて素敵です。

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    2019年07月14日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

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    2019.6.23.密室ミステリーの使い古されたトリック…窓やドアの内側のつまみ(クレセントやサムターン)に紐を巻きつけて、外から引っ張り、締めて密室をつくりだすというもの、を最初から使うと宣言して書かれたミステリー集。似鳥鶏、友井羊、彩瀬まる、芦沢央、島田荘司による。ミステリー集のコンセプトが面白いなと思った。

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    2019年06月26日
  • リベルタスの寓話

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     昨年6月、「クロアチア人の手」だけ先に読む。
     1年後の今月10日、化学療法センターでの点滴中「リベルタスの寓話」前編を読む。敬遠していた理由は、島田ミステリ特有の「しまだ世界昔ばなし」が入っていたから。
     「水晶のピラミッド」など、長々とした古代の悲恋ばなしが、現代の謎解きと特に関係ないのだから、読み手は徒労感を覚えてしまう。
     難癖をつけたが、自動人形にまつわる奇跡譚は感動的だった。
     翌11日、同・後編を読む。なるほど! クイーンのあれのバリエーションか。

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    2019年06月12日