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Posted by ブクログ 2015年04月30日
”ロシア幽霊軍艦事件―名探偵 御手洗潔―”島田荘司著 新潮文庫nex(2015/01発売)
(イラスト:toi8 2001/10発売 原書房、2004/01発売 講談社ノベルス、2004/10発売 角川文庫もあり)
・・・箱根、富士屋ホテルに飾られていた一枚の写真。そこには1919年夏に突如芦ノ湖...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年11月08日
大正時代の日本、箱根芦ノ湖に突如現れ、一夜にして姿を消した巨大軍艦の謎に御手洗潔が挑む。相変わらずスケールが大きくて夢のあるミステリだなあ。ロマノフ王朝最後の皇女、アナスタシアの生存説も、ロマンがある。
自らをアナスタシアだと主張した「アナ」という女性が実在したことは知らなくて、読み終わるまで...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月15日
かつて箱根の富士屋ホテルに信じがたい写真が飾られていた。そこには芦ノ湖に浮かぶロシアの軍艦が写っていた。四方を山に囲まれた湖に巨大な軍艦が浮かんでいるのということも謎だか、その軍艦は突如として出現し、一夜にして消滅したという。果たしてそのトリックとは…
御手洗潔シリーズを読んだこともなければ著者のフ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年02月12日
ロシア最後のプリンセス、アナスタシア。
自分はアナスタシアだと名乗る一人の女性の物語。
日本の芦ノ湖に現れ一夜で消えてしまったロシアの軍艦の写真。
レオナのもとに届いた手紙と、この写真から
御手洗が自称アナスタシアの女性の謎を解き明かしていく。
殺人とかあるわけではなく、歴史ミステリーって感じ
...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月10日
幽霊船とロシア皇女の話がどう繋がるのか気になって、早くページを捲りたいとワクワクしたのは初めてかもしれない。
好奇心に急かされながら読み進めていった。
随分変わった名前だったから、その名前には何かしらの意味合いはあるだろうと思っていたけれど、まさかそのような意図があったのだとは思わなかった。
読みな...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月11日
『アナスタシアは少なくとも2人の男性に愛されていた、そこにロシア皇女としての力と気品を感じるのである。』ロマノフ王朝最後の皇女アナスタシアの数奇な人生を余すところなく描写した。ロシア帝国のボルシェビキは皇帝ニコライ二世の目前で皇女達を凌辱した上で殺害した。この遺恨を胸に生き延びたアナスタシア。彼女が...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年11月24日
これはまた大作だ。
導入部に石岡先生が語るとおり、奇抜なトリックや奇怪な館や凄惨な殺人事件に巻き込まれるわけでなく、なのにこれまでの作品に優るとも劣らない大きな謎と壮大なストーリーが秀逸な異色作。石岡先生曰く、御手洗探偵の学者としての一面を垣間見たというけれど、こちらとしては著者の知性と問題意識、学...続きを読む
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