【感想・ネタバレ】UFO大通りのレビュー

あらすじ

ドラマ原作「傘を折る女」収録! 名探偵・御手洗潔の「遠隔推理」と追いつめられた女の行動の対比が見事な傑作中編! 異様な姿で死んでいる男が鎌倉の自宅で発見された。白いシーツを体にぐるぐる巻き、ヘルメットとゴム手袋という重装備。この男の近所に住む老女は、戦争をしている宇宙人たちを見たという。これはUFOがからんだ殺人なのか? 表題作「UFO大通り」もあわせた迫力の中編集。

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ネタバレ

久々の御手洗シリーズ。2編ともにアナフィラキシーショックをトリックに使った斬新な切り口がとてもおもしろかった。

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2015年03月31日

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田荘司で次に読むのは順番で行くと「帝都衛星軌道」だけどなかったのでこちらにした。最近刊行の御手洗物にしては珍しく御手洗がまだ石岡と横浜で共同生活をしていた頃の事件です。表題作のほうは現場まで行っていますが「傘を折る女」の方は石岡からの伝聞と刑事との電話のやりとりのみで真相を暴きます。はっきり言ってすごいです。こういうミステリーを島田荘司には求めているんだけどね。これで長編だったらもっといいんだけどね。

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2012年06月24日

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 鎌倉で男が異様な格好で殺された事件と近所に住む老婆の「UFOが行き交うのを聞いた。」という奇妙な証言が鍵となる『UFO大通り』と、「雨の日に傘を折る女がいた。」というエピソードから論理的にその背後にある真相を暴く『傘を折る女』の二編が収録されていて、どちらも突拍子もない下りから鮮やかに謎を解明していく御手洗潔が凄すぎた。個人的に『UFO大通り』に出てくるべらんめえ口調の刑事のキャラが良かった。

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2025年01月11日

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ネタバレ

宇宙人だったりの超常現象が出てくるミステリを違和感なく落とし込むのは難しく見える。Aが理由で宇宙人だと勘違いしてました!ってのはなんか興醒めだし
本作はそこを上手いことやりくりしてて、なかな面白かった
強いて言えば、最後の突入シーンであの脳筋刑事さんを活躍させて欲しかったかなあ
ただ馬鹿で前時代的なだけで、憎めないキャラにして欲しかった

後半はストーリーがあちこちに飛んでいって、書きながらプロットを考えたのかなあと感じた

血って洗えば完璧に落ちるもの?
傘でぶん殴ってきた女がハムスターのアナフィラキシーショックで死ぬ話はもう少しなんかやりようなかったのかな、、、
描写が重々しくて、読んでいて疲れた
最期の法律知識を使って言い逃れようとするシーンがお気に入り

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2024年05月19日

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中編2本からなら一冊。
いつものとおり、些細なことから御手洗潔が事件の全貌を見抜き、事件を解決していきます。
2本とも事件解決に必要な部分が同じところがあるので、敢えて揃えたのかな?と思われます。

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2023年01月30日

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銀色に塗られた顔、目張りした部屋、シーツを被り死んだ謎の男、雨の日に傘を折る女、奇妙な事件から鮮やかに真相(トリック自体は言われてみればなんでもない)を掴んでみせるところが安定の島田荘司。はやく結末を知りたいとページをめくる手が止まらない。1981年とか1994年とか回顧する形式である必要はあるのかな。(トリックが現代科学ならすぐバレるからという理由とか?)

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2022年12月31日

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ネタバレ

やっぱり島田荘司は読みやすいーっ!!
(毎回言ってる気がする)
やっぱり現代の科学捜査ならすぐ解決されちゃいそうだけど(笑)。
どっちもアナフィラキシー落ちってあえて揃えたんだろうか?
割と御手洗くんは動き回って解決する印象だったけど、傘を折る女では安楽椅子探偵に徹していて珍しいなぁ。

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2022年09月18日

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ネタバレ

短編でこのクオリティ!
どちらもアナフィラキシーショックを題材にしたミステリ。おばあちゃんが見間違えた宇宙戦争が、まさか蜂の駆除だったとは笑
しかも、ミステリとしてもかなりよく出来ている。
2作目の傘を折る女も非常によくできたサスペンス。部屋に2体の死体が出てきた時はびっくりした。また、女が傘を折っていたという目撃者の証言から、ここまで話が膨らむなんてすごい。
最近は御手洗さんが日本を去った後の話ばかり読んでたから、石岡くんとテレビ見たり散歩してる2人がとても懐かしかった。

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2021年02月14日

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ネタバレ

面白かった。
鮎川哲也先生への献辞があるのは、鎌倉が舞台だからかな。
御手洗と石岡くんの大立ち回りって珍しい。私が今まで読んだものだと「舞踏病」くらいのような気がする。
小学生のガールフレンドがいるのかとからかったり、女の子とお茶をしたり、お互いの浪費癖についてお婆ちゃんに言いつけあったり、2人が楽しそうで良かった。やたら抜け道に詳しい御手洗もすごいな。自分では知らなかったらそんなに覚えられないと思うんだけど…。
江ノ電と北朝鮮の下りも面白かった。なんというか、作家の先生って本当にいろんなことに精通しているんだなぁと…。

鎌倉を走り回る「UFO大通り」とは対照的な安楽椅子探偵もの「傘を折る女」、これすごいと思った。倒叙ものだけどただの倒叙じゃ済まさないのがさすが島田御大。御手洗の推理すごい。ラジオなんか直接自分が聴いたのですらないんだから…。石岡くんがすっかり感服しちゃうわけだよね。

登場する刑事の性格が二作品でまた全然違うのも面白い。猪神刑事が免許持ってなくて「は?」ってなる御手洗には笑っちゃった。最後、微妙な友情が芽生えかけてるような、そうでもないような。

色々対照的でありながら、肝となるトリックに一部共通するところもあって、面白い短編(中編?)集だった。トリックそれ自体は、今はまあ珍しくもないかなあ…ってなっちゃって、リアルタイムで読むよろこびがないのが寂しいところ。
でもハムスターのアレルギーは知らなかったけど。御手洗はアレルギーの事アレジーっていうの、これ英語だとアレジーって発音するのかしら。

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2020年07月31日

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「UFO大通り」と「傘を折る女」の2編。読み終わると題材が共通しているということに気づけるところが面白い。

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2015年03月05日

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ネタバレ

なんともオカルト臭ただよう珍事件がシリーズ初期っぽくて好き。あともう痴呆症で何言ってるかわからないおばあちゃんが真実を見ていたんだぜっていうのがなんか好き。

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2014年11月25日

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ネタバレ

御手洗&石岡君コンビ5本目。中篇2作。
【UFO大通り】…自宅の前をUFOが良く通る。早朝近所の山で宇宙人が戦争し得ていた、と話すおばあちゃんの話と、白いシーツにくるまってヘルメット手袋マフラーという完全装備のまま密室で死んでいた男の謎。
【傘を折る女】…不思議な話というラジオの投稿番組で聴いた深夜にわざわざ雨の中走ってくる車に、自分が持っている赤い傘を轢かせて折る女がいた、という話の謎。バスジャック事件との絡み。

比較的最近の話なので文体が若干読みやすくなっていてありがたい。
2つの中篇のネタが同じって言うのが少し残念。UFOのネタバレもあっさりしすぎていて残念。

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2014年08月25日

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中編なので以前レビューしたネジ式ザゼツキーや他の長編ほどではないがなかなかパンチのある謎がやはりのっけから登場し、我らがミタライ先生が物の見事に解決してくれる。物事の関連性をここまで見事に見付け出すことができる冷静で理知的そして天才的な閃きを併せ持つような脳みそが私にあったらなあ!傘を折る女に関してはかなりはんにに同情するけど。ああいう女のせいで人生狂わされたら私だって悪魔に魅入られるかもしれないや。傘で殴る程度ですまない話だし!

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2013年02月12日

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最近「傘を折る女」がモーニングでコミカライズされましたが、内容をほとんど忘れていたので文庫版で再読。去年の11月に読んだものをここまですっぱり忘れてしまえるのものかというくらい忘れてました。
やはり馬車道時代はいいなぁ。御手洗も石岡君も生き生きしている。わたしは「傘を折る女」より「UFO大通り」の方が好きなんですが。軍隊気質な猪神刑事のキャラもいいし、その猪神刑事をおちょくって楽しむ御手洗とはらはらする石岡君が面白い。御手洗のペースに巻き込まれて意味不明な啖呵切ったり最終的には涙目になってる猪神刑事が可哀想で好きです。
漫画にするなら「UFO大通り」の方が向いてたんじゃないかなと思いました。というか何故数ある御手洗短編の中で「傘を折る女」を選んだんだろう…?

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2015年03月28日

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御手洗シリーズ。
久々の石岡コンビでの話。二人の掛け合いが久々に見られて良かった。

表題作は、スタンダードなストーリー構成。もう一作は、犯人の心情描写も入っていて、このシリーズには珍しい構成。

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2012年09月16日

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久々に読んだ御手洗潔シリーズ。
やはり、面白かったです。
読みながら、何度心の中で、「流石です!」や「待ってました!」と呟いた事か。

表題作の『UFO大通り』と『傘を折る女』の二編が収録されていて、どちらも、何と言うか、事件の真相そのものは、割と地味です。
ただ、どちらも、状況の訳のわからなさは、かなりのもの。
それを、あっと言う間に解決してしまう御手洗さんの推理力は、読んでいて気持ち良かったです。

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2012年06月05日

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ネタバレ

久しぶりに御手洗さんが出てくるのを読んだので面白かったです。
2つの事件が載っているのですが、どっちもアナフィラキシー・ショックが出てきたので、あまり現実感はありませんでした。
島田荘司作品は謎が途方もなくて、しっかり解決もしてくれるので面白いです。

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2012年03月23日

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「UFO大通り」と「傘を折る女」の2作品を収めた中篇集。
老女が偶然見た宇宙戦争、ラジオの放送に寄せられたら傘を車に折らせる女の話。奇妙な出来事を名探偵御手洗が奇想を動かして、見事な推理により事件を解決する。
いずれもアレルギーを題材にしているところが島田荘司氏らしい。

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2011年11月27日

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表題作は、導入とUFOがどう絡んでくるのか全然想像つかなかったな。
この威張ってる刑事はホントに嫌いだったw
なかなか登場人物嫌いにならないけど、これは相当アレなキャラだったね…。
傘を折る女の御手洗の推理思考が見れる面白い感じの内容。
そして被害者にイライラしながら読んだw
ここまで不快感を与えてくれる描写がすごいわ。

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2019年05月29日

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御手洗ものとしては、たいしたことないのかなあ。
しかしやっぱり面白いから、さすがの御手洗もの。

島田荘司という人は、物語をあり得ない方向にぶん投げてしまう。
読み手は、どうするんだよと呆れるわけだが、異世界に飛ばされた謎は、きれいな弧を描き、無事に現実へと戻ってくる。
そんなブーメランの名手なのだ
その技法に、見事なトリックが組み合わさった時、占星術、斜め屋敷、奇想天動などという傑作が生まれるのだ。
この作品のように、トリックとしては無理を感じるものでは、その技法のみで読者を引き込む力が一層際立ってくる。

本格であり、社会派であり、ロマンチシズム溢れる御手洗ものは特に、このブーメランの技法により、これでもかと心地よく翻弄されるのだ。
まだまだ数十年数百年、永遠に続いてほしいし、読み続けたいと願ってしまうシリーズなのだ。

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2022年04月02日

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御手洗シリーズ二本所収した中編集。UFOが目撃された近所で宇宙服と見紛う姿で死んでいた男。雨の中ずぶ濡れになりながら車道で傘を轢かせていた女。引き込まれる発端から斜め上いく解決まで、わくわく止まらず一気読み。ただただ愉快なお話でした。

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2020年09月07日

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御手洗シリーズの中編二作収録。御手洗シリーズによくある突飛な事件から意外な犯人が導かれるというものだが、中編という事もありそこまで大掛かりな事態にはならずに犯人にまで辿りつく。それにしてもどの話を読んでも御手洗の思考は突飛だなぁ。表題作でもある「UFO大通り」の方は犯人もそこに至るまでの過程もさっぱりわからなかった。

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2020年05月20日

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御手洗潔シリーズ。
「UFO大通り」「傘を折る女」の中編2作。

2作とも、御手洗がちょっとした取っ掛かりから事件の大筋を推理出来てしまうのは流石としか言いようがないものであったが、事件状況そのものが普通でないというか、強引に作り出してきたなぁという印象。まぁ、普通でないヘンテコな現象を現実のものとして論理的に説明されるのが、このシリーズの面白いところなのだけれど。
あと、これはわざとなのだろうか、両方とも被害者の死因が同じときた。この2作だけじゃなくて、他の作品でもあったような。御手洗の専門分野と重なるからなのだろうが、島田センセー自身がお得意なのかな。

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2015年11月13日

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やっぱりミタライものは面白い!サクっと名探偵の頭の回転を見せ付けられます。島田荘司の作品は、普通じゃあり得ないような現象も論理的に説明できて実際起こり得ることなんだと、なるほどと思うことが多い。

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2015年11月05日

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ネタバレ

御手洗シリーズ。「UFO大通り」と「傘を折る女」の中編2作収録。
どちらも強引なところが多々ありますが、これはこれで楽しかったです。

【UFO大通り】密室で異様な姿のまま見つかった男の死体、近所の老女からは戦争する宇宙人を見たというまさかの目撃情報。乱暴な刑事も登場して、かなり派手な事件となっています。
異様な事ばかりで何が何だか、いきなり思わぬ犯人登場で驚きましたが、真相はなかなかおもしろかったです。
いろいろと無理矢理な部分もありますが、派手で軽快で、謎解きというよりはエンターテイメント寄りだったので楽しく読めました。


【傘を折る女】ラジオで聞いたちょっとした謎から、御手洗が安楽椅子探偵よろしく犯罪事件を暴きます。
御手洗の謎解きと犯人の描写が交互に描かれているのですが、御手洗の推理と矛盾する展開が犯人側にあったり、逆に犯人の行動と矛盾する結果が御手洗側から出てきたりと、先の読めない上手い展開でおもしろかったです。
こちらの作品もやはりいろいろと無理がありますが、「UFO大通り」を経てからの今作の真相には思わずニヤリとしました。


ネタバレ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・













アナフィラキシーショックは知っていましたが、蜂だけだと思っていたのでハムスターというのは意外でした。
有名な蜂を真相としたUFO大通りで油断させておいて、まさか次も同じくアナフィラキシーショックを使うとはしてやられた感があり、とても楽しかったです。

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2015年08月21日

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ネタバレ

縁あって久しぶりにしまだそーじ作品を読んだんですが、正直きつかった(汗)
社会に対する怒りとかも分かるんだけど、そこを踏まえて一段上まで行って欲しかったつーか。いや、今でもこういうタイプの人がいっぱいいることは分かってるんだけど、思考レベルにおいてはすでに考慮された前提だと思うのよねん・・・。
とりあえず傘を折る女は、バス会社の運転手、女のことばらしたらアカンやろ、とそこを一番に思うっす。怒りを感じてたなら、それこそ被害者家族にばらすよりも週刊誌に売れよ・・・。
そして事件を隠蔽しようとしてそこまでがんばって画策するのも納得いかんつーか・・・。まあ、テンパってたから冷静な判断できなかったのヨ、と言われたらそこまでなんだけど、何をどう隠蔽しようが被害者に恨みを持つ人物、て線で捜査の対象になるやろがwww
そんなこんなで、占星術の頃から力技トリックやなwwwてのはおなじみなんだけど、それならそれでトリックに重点置いといてくれたら流せるんだけど、社会への怒りもすごくぶつけてくるからバランス悪いなーという印象。そっちを書きたいんだったら犯人の心情とかももうちょっと納得できるものにして欲しかった。

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2014年09月20日

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『傘を折る女』がドラマになるという噂(あくまでも噂)があったので久しぶりの島田荘司。
どうドラマにするんだろう?ちょっと楽しみ。
御手洗さんが玉木さんで石岡さんが堂本さんって噂なんですけど。

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2014年08月21日

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「傘を折る女」の心理描写がとにかく秀逸。
序盤でどういう展開になるのか何となく分かってしまった気になったけど、中盤以降の予想外な謎の出現と話の展開には、最後までワクワクドキドキさせられっぱなしでした。

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2011年10月07日

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流石大御所、とんでもない風呂敷広げても、しっかり畳んでしまう天晴れな手腕を見せ付けてくれました。

御手洗&石岡コンビも、相変わらずの絶妙なホームズ&ワトソンぶり。
思わせぶりな探偵とちょっとお馬鹿な助手って嫌みにならずに書ききるのは難しいんだな、と最近は辟易する小説ばかり読んでたので、久しぶりの安定感のある2人に大満足(*^v^*)

しかし、御手洗の神がかった推理力…本家もビックリな突飛さは健在ですが、全体的にスケールがこぢんまりとした印象は拭えません。中編だから?

表題作よりも「傘を折る女」の方が、読者にも割と親切で興味深い謎かけだったように思います。「傘を折る」っていう行為から、殺人事件にまで推理が発展するのは、作り込みすぎでしょ!と突っ込みつつも、読んでて唸らされる論理展開。

これこれ…古臭いと言われようが、私はこういう本格推理小説が好きなのよ…うん。
大満足(*^o^*)←二回目

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2011年06月04日

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ネタバレ

2010/10/16 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2021/9/26〜9/28

御手洗シリーズの中編2作、「UFO大通り」と「傘を折る女」。それぞれ、家の前をUFOや宇宙人が通った、という老女、雨の中、車にワザと傘を踏ませて折り曲げていた謎の女 という、目撃談をもとに、御手洗が事件を嗅ぎつけ、解決する、という展開。2話とも、良くも悪くも、御手洗シリーズだなぁ、という印象。

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2021年09月29日

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