島田荘司のレビュー一覧

  • 漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件

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    大逆転裁判からの流れで読んでみた
    おかげでキャラのイメージが大逆転裁判の彼らになってしまったけども。

    話はロンドンで起きた事件をホームズと漱石が解くのを、ワトスン先生と漱石視点交互で見ていく形式。
    一つのシーンを両側から見るというより、シーンAをワトスン先生で見て、続くシーンBを漱石視点で・・・と進んでいく。

    これの組み合わせがうまく、読者は一つの物語を楽しみながら、それぞれのキャラの主観というか、自分にちょっと都合良いように盛っているのが分かって面白い。
    また、両サイドの距離が徐々に近づいていくのもなんかぐっとくる。
    小学生とかにも読んでもらいたいという気持ちからか、文章も小難しくなく、

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    2017年05月27日
  • 星籠の海(下)

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    数々の難事件が続出する瀬戸内の港町・鞆。名探偵御手洗潔が驚愕の真相を炙り出す。
    御手洗シリーズはこうでなきゃ満足できない。小さな辻褄の矛盾は気にならないというか、気にしてはいけない。壮大なスケール感が波のように押し寄せる。村上水軍の秘密兵器が五百年の時空を超えて奇跡を起こすなんてストーリーは、島田荘司さんにしか書けません。

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    2017年05月08日
  • 星籠の海(上)

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    瀬戸内の小島に死体が次々と流れ着くという怪事件の相談を受けた御手洗と石岡。事件の鍵は港町・鞆にあると見抜き、早速現場へ向かう。伝説の名探偵が複雑に絡み合う難事件に挑む長編ミステリー。
    冒頭から見事な推理力を発揮する御手洗と、相変わらずの石岡。30年以上彼らの活躍に接していると、お約束のような言動が微笑ましくなる。奇怪な事件に新興宗教、そして都会で挫折した青年に突発性白血病の少年。こんなに散らかして片付け出来るのか心配になるが、下巻で島田御大の力を見せてもらいましょう。

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    2017年05月06日
  • 魔神の遊戯

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    ひとつの事件に対して並行するふたつの記述、となれば大抵そこには叙述トリックが仕掛けられているもので、しかも随所に違和感を覚えながら読み進めたのであるが、しかし容易には見破れない仕掛けがやはり潜んでいた。
    とはいえ構造自体は単純なもので、ミステリは兎角どの視点から事件を描くのかという作者の企みと、それから既存のトリックの組み合わせによって、如何様にも変貌しうるものだと感じる。

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    2017年05月02日
  • 星籠の海(下)

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    様々な人間模様が描かれていて たが、少し描かれ過ぎだった様に思う。千早と茂の東京のシーンは特に必要なかったのではないか。しかし、瀬戸内海、村上水軍を背景とした展開は興味をそそられ読書が進んだ気がする。もう少し御手洗がどう推理していくかを描けると良かったのではないか。

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    2017年04月30日
  • 水晶のピラミッド

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    本格推理小説の代表作家。ただトリックが大掛かりすぎて、実際には無理だろうというものが多い。でも面白いよ。

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    2017年04月26日
  • 写楽 閉じた国の幻(下)

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    写楽とは誰だったのか?を追い求め、やがて大胆な説にたどり着く。
    説は非常におもしろい。過去にこのような説があったのかどうかはわからないが、色々なピースがよくもうまくはまっていったなと感心する。と言うか、実在の資料でさらにこの話で取り上げられている日付などは本当のことなのか、よくわからない。けど、本当ではあってほしいと思うぐらい。
    しかし主人公は病弱すぎる。すぐ倒れる。それらの原因がたび重なる不幸なのだが、それらは必要だったのか?不幸じゃないとたどり着けない説だったのか?
    話は現代と写楽が登場する時代の江戸と交互に展開する。江戸のほうは現代の不幸な感じとは違いテンポが良く、登場人物たちが生き生き

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    2017年04月19日
  • 写楽 閉じた国の幻(下)

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    ネタバレ

    多分外人なんだろうなーと思わせる個所はあったので、正体には然程驚かなかったものの、こういう解釈を持ってくるのが凄いなぁと。
    実際のところどんな風に落としているのかな??
    美術史研究の面白さを見つけられた本だった。
    正直ラストはもうちょっと食い込んで欲しかったけど。

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    2017年03月11日
  • 眩暈

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    中々の混乱から始まるが、ラストにすべての複線を回収するとこが島田壮司らしくていい。
    結構無理やり感はあるが。
    もっと言えば『占星術~』もっと強調してくれても良かったかなぁ??

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    2017年02月21日
  • 切り裂きジャック・百年の孤独

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    「切り裂きジャック・百年の孤独」を読んで、どんな事件だったのか知ることができた。
    事件が起きたのは1888年のロンドン。
    娼婦ばかりが狙われ、わずか3ヶ月弱の間に猟奇的に殺害された。
    犯人は捕まらず、いまも事件は解決に至っていない。
    視点をまったく変えた新しい謎解きはおもしろかった。
    意外な犯人像を島田さんは小説という形で読者に提示してくれた。
    先入観が捜査の方向性を狂わせ、間違った思い込みが事件をますます複雑にしてしまった。
    科学捜査などまったくない時代、状況だけで犯人にたどり着くことは難しかったのだろう。
    ミステリー小説として、とても読み応えのある作品だった。

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    2017年02月21日
  • 秋好英明事件

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    すべてが環境のせいだとは思わない。
    島田さんの取材が正しいとするならば、英明が一人とはいえ殺人を犯している。
    でも、正しい裁きを受ける権利は守られなくてはならない・・・と思う。
    誰しも自分が一番かわいいのかもしれない。
    極限の状況に立てば、もしかしたら他人よりも自分を守ることに精いっぱいになってしまうのかも。
    でも、富江の行動はホラー小説以上の怖さがある。
    そもそもの原因となった川本家の人たちの非常識さは、誰が糾弾してくれるのか。
    ひとり貧乏くじを引いたような英明に、公正な裁判を・・・と願いたくなる。
    無視された数々の証拠。なされなかった空白の時間の検証。消えてしまった記録。無視された英明の供

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    2017年02月21日
  • 写楽 閉じた国の幻(下)

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    下巻も佐藤さんの欝々した状態と長々した説明に苦戦を強いられる。
    しかし。蔦重がお上や千両役者達に対する鬱憤や怒りを、命がけで写楽を世に出すエネルギーにしたように、現在編のなかなかなストレスがあるからこそ、江戸編の蔦重達の心意気の清々しさや夜の歌舞伎場面の艶やかさが、よりイキイキと感じられるのかも。
    とにかく読み終わったーーーって、開・放・感!!

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    2017年01月23日
  • 星籠の海(上)

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    御手洗潔シリーズは、いつも序盤もしくは中盤がだらけてしまいスピードが落ちるのですが、今回の作品はスラスラと読みやすかったです。
    ただそのまま統○協会ですね。
    発表時に大丈夫だったのか、気になりました。
    下巻もさくさく読みたいところ。

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    2016年12月29日
  • 御手洗潔@星籠の海(2)

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    映画も見たし原作も読んだ。
    原作が正直いちばん広がりはあるし読み応えはある。
    映画はひたすら玉木宏と情景(ロケ地)を愛でていたい。
    コミック版はよくまとまっているし、映画ほど内容を限定させていない…ように思える。けれど、いちばん小さく収まりすぎている感じはないでもない。
    御手洗シリーズには他コミカライズ(ミタライ)もあるので、御手洗をコミックで読みたい方はまずはそちらからかな、とは思いました。

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    2016年12月14日
  • アルカトラズ幻想(上)

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    猟奇的殺人を追う刑事、途中で恐竜や宇宙を題材に、学生がかいた重力論文がそのまま載っている。それによりその犯罪の真実が明らかになる。

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    2016年11月25日
  • 切り裂きジャック・百年の孤独

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    島田荘司二冊目。期待してたのは『暗闇坂の人喰いの木』の方だったけどこっちの方が個人的に好きだった。

    内容はとってもグロいので注意。

    かつてのベルリンの様子などが描写から知れて勉強になった。

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    2016年10月14日
  • 島田荘司のミステリー教室

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    技術的な観点から、新人は未熟だからこれはまだ避けるべきというのは望ましくないというスタンスなので作家の腕で片づける場合がちらほら。
    まあ完全に決めてしまったら創作にならないのでしょうがない。
    タイムテーブル(事件の日時)は必須というのは参考になった。
    アイデアはアンテナ立ててかき集める。捨てるアイデアが大量に出るというのは意外だった。
    長く書き続けるならストックを用意するべき。
    アイデアを確保する時間を用意するべきというのは勇気づけられた。
    ミステリー史は興味深かった。

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    2016年10月06日
  • 写楽 閉じた国の幻(下)

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    ネタバレ

    このミスベスト10、2011年版2位。作者もあとがきで書いてるとおり、現代編は全然中途半端だし、途中退屈な部分が続き全体のバランスも悪く小説としてはダメなんだけど、作者が長年あたためてた、写楽が誰かについての新説にはとても説得力があるし、仮説にもとづいた江戸編は小説としてもしっかり書き込まれてて、無茶苦茶面白い。後半はなんだかすごく泣きました。ただ、前半は現代編の方がやや面白いが写楽の説明が長く、江戸編は時代の背景説明に終始ばかりでしんどかった。この本が出た1年ぐらいあとに、NHKのドキュメントで長年謎であった写楽が誰だか分かったって言いきってる番組があって、それ観た記憶があったから、こっちの

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    2016年09月01日
  • 御手洗潔のダンス

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    相変わらず御手洗さんはすぐに事件を解決してしまうので警察いらずですね。
    題名通り2人でダンス始めたところはなかなか印象的です。石岡さんの心配具合も板についてきているような気もします。

    最後のおまけの部分で御手洗さんの普段とか色々石岡さんが書いていましたが、ほんとに石岡さんがいなかったときはどうやって暮らしていたのだろうというそっちの謎が深まるばかりです。

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    2016年07月16日
  • 写楽 閉じた国の幻(下)

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    上巻を読み終わって、ちょっとどうしようかという気持ちだったけど、
    下巻は楽しく読めた。

    上巻に比べて、江戸編のボリュームが多く、
    この江戸編がものすごく面白く、よく出来ていて
    島田作品特有の作中作の面白さは健在だった。

    江戸編だけで良かったんじゃないかと思わざるをえない。

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    2016年07月05日