あらすじ
本格ミステリの金字塔『占星術殺人事件』での登場以来、難事件をいくつも解決し、相棒・石岡(いしおか)和己(かずみ)とともに、愛されてきた名探偵・御(み)手(た)洗(らい)潔(きよし)。その選りすぐりの短編集。御手洗の人間的魅力に溢れた「数字錠」、「SIVAD SELIM」、シリーズ屈指の怪事件「山高帽のイカロス」他、全5篇を収録。監修・解説/千街晶之。
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Posted by ブクログ
これまで割りと数多くの探偵ものを読んできたけれども、今昔問わずででも御手洗潔が一番好きだ。聡明な謎解きと石岡君に対するツンデレ。また石岡君のもどかしさにもムズムズしながらも惹き付けられる。
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一時期ハマって御手洗潔シリーズを読んでいた。この短編集は数年前に購入して積読していたがようやく読めた。先日テレビでジョンレノンのイマジンについて見たばかりだったので、「SIVAD SELIM」は興味深かった。御手洗の都合を考えない石岡にちょっとイライラしたのは私だけ?笑でも、自分がコンサートで挨拶することになってあがり症なのになんとか責任を果たそうとするところや高校生たちの取り組みに素直に関心できるところはいいと思う。金田一少年の事件簿が「占星術殺人事件」のトリックをパクったと最近SNSでまた話題にされていたのもタイムリーだった。けっこう忘れているのでまた読み直そうかな。
Posted by ブクログ
どの話も既読だが「数字錠」のためだけに買った
装丁が違うのも集めたくなる
やはり、何度読んでも泣ける
東京タワーで涙するシーンに
彼の純粋一途さに
Posted by ブクログ
『山高帽のイカロス』は別の短編集でも読んだがやはりインパクトが強い。『ギリシアの犬』の暗号はなるほどと思わされた。
こうやって短編集で読むと改めて御手洗潔は変人性と人情味でシャーロック・ホームズの系譜だと認識される。
Posted by ブクログ
既読は前半の「数字錠」「ギリシャの犬」「山高帽のイカロス」、未読は後半の「IgE」「SIVAD SELIM」。
やはり「数字錠」は好き。謎解きというよりは御手洗の人間らしい一面が見られる。センチメンタルな余韻が良い。
「ギリシャの犬」の冒険のような捕物劇、「山高帽のイカロス」のキテレツな事件の様相も好き。
「IgE」も「ギリシャの犬」チックなのだけど、御手洗の傲慢さと石岡の振り回され振りが酷い。最後の「SIVAD SELIM」に至ってはやり過ぎ感が半端なくて嵌まれなかった。
やはりこのシリーズは初期から中期までが好きだな。
ちなみにP131『婦人』が『婦入』となっている。つまらない間違いだがガッカリする。