【感想・ネタバレ】幻肢のレビュー

あらすじ

島田荘司作品中、初めて映画化された青春ミステリーの傑作!
病院で目覚めた医大生・糸永遥は自分の名前さえ思い出せず、思い出せたのは恋人の雅人の名前だけ。交通事故を起こして大怪我をし、ERに運び込まれた遥は、一過性全健忘によりほとんどの記憶を失ったのだった。
治療の結果、徐々に記憶は回復していくが、事故当時の状況だけがどうしても思い出せない。車に同乗していたはずの雅人の安否もわからず、不安と焦燥で遥はうつ病を発症し自殺未遂を起こす。うつ病の治療のためTMS(経頭蓋磁気刺激法)を受けるが、治療直後から雅人の幻を見るようになる。幻の恋人とデートを重ねる遥は、やがてTMSなしではいられなくなっていく……。
男女のナイーヴな恋愛感情が織りなすミステリー。小説版は映画版とは男女の役どころが入れ替わっている。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

島田荘司さんの作品は好きだが、珍しくミステリー感がない作品だと感じた。
医学の知識がさほどない私だが、難解で読むのに時間が掛かるという訳でもなくページを捲る手が非常に進んだ。
どうやら映画化されている作品らしいので、そちらも是非鑑賞したい。

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2021年10月21日

Posted by ブクログ

島田さんの推理小説以外はあまり読まないけど、これはテーマに興味があって読んだ。切り口が面白いし、わけのわからない不安定さが、作者さんさすがだと思った。

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2020年09月18日

Posted by ブクログ

医大生である遥はどうやら事故を起こしたらしい
しかしその時の記憶がない
退院後、彼が死んだことを知る
脳への電気刺激で少しずつ記憶を取り戻すが
なかなか事故の記憶が戻らない
電気刺激により彼の幻?を見るようになり・・・
最終的に記憶は戻るが・・・
ストーリーの展開はなんか無難な感じが
してしまいまし

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2020年06月17日

Posted by ブクログ

鬱病の最新治療法TMSが起こした悲劇と奇跡。島田荘司ミステリー初の映画化作品。
事故や病気で手足を失った患者が、存在しない手足を依然としてそこに在るように感じる現象を幻肢というらしい。同じように、家族や恋人も自らの分身のような存在であれば、この奇跡も分からなくもない。ただ、本作の登場人物にそこまでの想いが感じとれないのが残念である。

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2017年10月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

評価が低い理由が分かった

個人的に登場女性陣などイライラしぱなし
最後に反省させるための芝居でしたああ
なんじゃそりゃ!

面白は面白いけど主人公も周囲も
こういう人が医者?そして医者の卵・・・
主人公がファントムとして見る彼の方がカッコイイ
出てきた本物の方がどうしようもなくダメ臭がする

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2017年09月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ラマチャンドランの『脳の中の幽霊』が好きなので面白かった。ドッペルケンガーのくだりが思わせぶりな割に空ぶったとこは拍子抜けでしたが・・・
主人公は酷いけど周りは天使やんと思ってたけど、よく考えたら個人的な恨み(ではなくなったけど)でこんな事やっちゃうような医大生のほうがメンヘラより嫌だ・・・

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2017年09月19日

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